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選択肢が無限にあるLGBTQ+と「白って200色あんねん」の共通点

一ノ瀬スイです。
今回は↓の記事の続きを書いてみようと思います。

選択肢が無限にあって正解がないLGBTQ+の世界を見て、アンミカさんの名言(迷言?)の「白って200色あんねん」を思い出しました。

(白は200色どころかもっとたくさんあるだろ、というツッコミはご愛敬)


性自認・性指向って200種類あんねん

LGBTQ+も白と同じで選択肢が200色あるんだなと気づきました。

一般に知られているのはゲイ・レズビアン・バイセクシャル・トランスジェンダーの4種類なんだけど、実はそれ以外にも星の数ほど分類があるんですよね…。

  • アロマンティック/アセクシャル

  • デミロマンティック/デミセクシャル

  • リスロマンティック/リスセクシャル

  • クワロマンティック/クワセクシャル

  • Xジェンダー中性/両性/無性/不定性


もはや200種類ではおさまりきらないくらい種類があるのに、その中から自分に合った性自認や性指向を見つけ出すのはムリじゃない…?

「私は○○です!」と胸を張って言えるものに出会えたということは、地中の奥深くに潜んでいる金脈を掘り当てるくらいレアなこと。

広辞苑ばりに分厚い辞書を隅から隅まで眺めないとわからないから、無理に「私は○○!」と決めなくていいよねと思えてきます。


部分的にでも当てはまればOK?

私は今アロマンティックアセクシャルかどうかを考えてる最中です。

もし私が将来的に誰かに恋をしたとしても、今の私が「恋せぬふたり」の主人公に共感する気持ちは嘘じゃないんですよね。

※恋せぬふたり…アロマアセクの主人公を題材にしたドラマ


完全に当てはまらなくても、部分的に当てはまることがあればそれを参考にしてもいいのかなあと思い始めています。


というのも、私は昔1回彼氏がいたっきりずっと恋愛できないままでして。

喋ってて楽しい男の子とかはいたし、周りからも「スイちゃんと○○くんいい感じじゃない?」と言われたこともあります。

でも私はその人と付き合った後の未来が想像できませんでした。デートしたり毎日連絡取り合ったり…というのがどうも苦手で。


それと、学生時代の友達に「スイずっと彼氏いないの?」と言われたことで「彼氏作らない私っておかしいのかな…」と考えるようにもなりました。

悩んだ結果なんとか頑張って彼氏っぽいのを作ろうとしたけど、気持ちが前に向かなくて自然消滅しちゃったこともあります。


自分には忍耐が足りないから恋愛できない、と考えてたときに「恋せぬふたり」を見て、「恋しない人がいてもいい、アロマンティックという立派な名前がついてるから大丈夫」と思えたんです。

彼氏作りたいと思わない自分はおかしくないし、無理に頑張って彼氏作らなくていいんだとホッとしました。


もし将来誰かに恋をしたとしても、今の私は間違いなく「アロマンティックアセクシャル」という存在と「恋せぬふたり」のおかげで自分を肯定することができました。


…なんかタイトルと違う着地になっちゃったな。えーと、「性自認・性指向って200種類あんねん」って話でしたね。

自分に完全に当てはまるものを探すのは難しいけれど、部分一致するものが見つかっただけでも自分の心持ちが変わって生きやすくなったよ!というお話でした。

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