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【素人が深掘り】コモリシャツ。シャツのデザインや生地のこだわりも徹底調査

ブランドの名前が入ったコモリシャツ。
毎シーズン立ち上がりのタイミングで発売される、コモリを代表するアイテムの1つですね。
今回はこちらのコモリシャツを深掘りしていきたいと思います!

ドレスシャツとカジュアルシャツの要素が混ざったデザイン

以前どこかのお店のインスタグラムでコモリシャツはドレスシャツがベースになっているという記載があり「そうなのか!」と信じておりました。

ですが本当にそうなのか良い機会なので勉強と思い自分でも調べてみました。
ドレスシャツの代表的な仕様として下記があげられるようです。

  • ホワイトやブルーなどのシンプルなカラー

  • 無地、またはストライプ柄

  • コットン、ツイル、オックスフォードなどの生地

  • 着丈長め

  • 台襟が高い

  • 裏前たて

ということなのですがコモリシャツはほぼ当てはまっていますよね。
唯一台襟は高くないのでそこだけ違うという形かと思います。
また上記以外にもコモリシャツはゆったりとしたサイズ感なので、そこもカジュアルな印象を強調しています。

以上から確かにコモリシャツはドレスシャツがベースに作られていることが分かります。

ドレスシャツだけどカジュアルな要素が絶妙に入っている非常に色気のあるシャツだなと個人的には思っています。
また後述する生地感も相まって本当に良い雰囲気のシャツになっていますよ。

こだわりのコットン100%ブロード生地を使用

https://cotyle.com/?pid=163023521

生地に関してまずは僕の個人的な感想から。
こちらはコットン100%のツヤ感の強い綺麗なブロード素材になっており、生地自体は薄く落ち感があります。

また初めからややシワっぽさもあり、洗いざらしでもシワが気になることなくラフに着れる生地です。

上品さとラフさがうまく混ざったような印象ですね。
ここらへんのバランスは本当に上手なブランドだと思っています。

とあるショップさんの商品説明にはこうあります。

140番手の細番手の双糸を旧式のシャトル織機でゆっくりと織り、仕上げ工程を極力省くことで上質な風合いでありながら、不規則な表情を持った趣あるオリジナル生地を使用。

https://cotyle.com/?pid=163023521

分からないから・・・全然分からないから!!
ということでしっかり調べてみました。

140番手の双糸とは

まず140番手の意味ですが、端的にお伝えすると数字が大きければ大きいほど細くて良い糸が使用されていることになります。
細い糸を使用すれば使用するほど、しなやかでツヤ感が強い生地ができあがるとのことです。
ここはウールのsuper00sの考え方と同じですね。

また一般的にブロードのドレスシャツに使われる糸は80~100番手が多いようで120番手を超えると高級シャツの部類に入っていくそう。
なのでコモリシャツはかなり良い糸を使っているということになりますね。

次に双糸なのですが、シャツ生地に使われる糸には単糸と双糸の2種類があるそうです。

  • 単糸・・・名前の通り1本の糸

  • 双糸・・・単糸を2本撚り合わせて(ねじって1本の糸にする)作った糸

双糸にすることのメリットは耐久性が上がるという点。

コモリシャツは140番手の非常に細い糸を使っているため単糸だと耐久性が低いんでしょうね。そのため双糸を使っているものと思われます。

旧式のシャトル織機でゆっくり織るとは

でたよ・・・他のブランドでも頻出するこの旧式のシャトル織機(しょっき)でゆっくりと織るというフレーズ。
全く分からないのでこちらも調べてみました。

まず織機についてですが、糸を生地にする機械のことだそうです。

https://1-huis.com/enshu02/

そして今現在織機には大きく分けて2種類があり下記の特徴になっています。

  • シャトルレス織機:現代の織機。コンピューター制御により生産効率が高い。生地の表面が均一でツルツルとした仕上がりになる。

  • 旧式のシャトル織機:シャトルレス織機の10~20分の1程度という低速でしか生地を作ることができず、職人の手作業が必須。しかしゆっくりと時間をかけて織ることで凹凸感のあるあたたかみのある風合いの生地が仕上がる。

ということで旧式のシャトル織機はかなり効率が悪いようですね。。
ただそれにしか出せない風合いがあるとのこと。
だからこそこだわりのブランドは旧式のシャトル織機を使いたがるのでしょうね。

コモリシャツは糸の番手と旧式のシャトル織機使用というだけでもかなり拘りをもって作られていることが分かりますね。
金額だけ見るとかなり高いシャツですがなんだか納得。

仕上げ工程を極力省くことで上質な風合いでありながら、不規則な表情を持った趣あるオリジナル生地を使用とは

これに関しては調べても分からない部分が多く…調べてみると大きく3つの加工があるそうです。

  • 風合い調整:生地を柔らかくしたり、逆に張りを出す

  • 生地ゆがみ調整:形状安定性を高めたり防縮加工をする

  • 生地表面調整:光沢感を出したり起毛させたりする

いずれも生地の風合いや安定性を高める加工ですが、コモリシャツはこれを可能な限り省いているということですね。

https://cotyle.com/?pid=163023521

僕自身コモリシャツを所有していましたが確かに生地は少しだけざらついたような味わい深い表情をしていました。
これは仕上げ加工を飛ばしているからこそなのでしょうね。
ここらへんはデニム5Pパンツの生機デニム生地を使っているところと通ずる部分かなと。

前にYoutubeでキレイなだけの印象のシャツと説明したことあったのですが全然違いましたね。。ちゃんとコモリらしい一癖が入っていました。
いやほんとお恥ずかしい。。

少し長くなりましたが商品説明からコモリシャツの生地の深掘りでした。

程よくゆったりとしたコモリらしいシルエット

こちらに関しては手前味噌ですが僕が前作りました動画をよければご覧ください。

シルエットに関しては身幅と袖幅がゆったり取ってあり程よくゆったりとした大人が着れるサイズ感になっています。
1枚でもインナーとしても着やすいバランスかなと思います。

僕は基本的に1枚で着用しインナーに少し首が開いた白Tを入れていました。

シルエットに関してはちょっとこれ以上僕の知識では書けないですね(汗)
ということで以上になります!

24SSからサイズ5までの展開に!?

これまでコモリシャツはサイズ4までの展開でしたが・・・なんと24SSからサイズ5まで展開されています。
ちなみにコモリシャツだけでなく同タイミングで販売されたデニムコモリシャツもサイズ5までの展開。

ちょっとびっくりしたのですが既存のサイズについても調整が入っているのでしょうか?
それとも既存のサイズ感は変わらず単純にサイズ5が追加されただけなのか。。気になる。

※こちらに関しては試着でき次第着用感を追記したいと思います。

ちなみにサイズ4のコモリシャツを試着したことがあるのですが普段サイズ3を着用している僕だと全然着れるサイズ感でした。
コモリシャツは生地が薄めで落ち感があるので1~2サイズ上げても問題ないかなと。
なのでサイズ5の展開も理解はできます。(でもそこまで大きいサイズ求められてるのでしょうか?)

余談ですが今期は他のアイテムもより大きいサイズ展開があるかもしれないですね。

おわりに

ということでコモリシャツの深掘りでした。
コモリシャツとブランド名が入っている通りこだわりの詰まったアイテムでしたね。

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