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【ライブレポ】ばってん少女隊ureshiinoツアー x Daoko(w/GuruConnect)@Zepp羽田〜「9周年で会おうな!」と、瀬田さくらは言った〜

 本日は、Zepp Haneda(TOKYO)で行われた「ばってん少女隊2024 春が来てureshiinoツアー 〜さがしものがみつかるZepp〜」にて、ばってん少女隊 x Daoko(w/GuruConnect)(対バン公演)を観てきました。


 いよいよばってん少女隊春ツアーファイナル、東京です!
 対バン相手はDaoko(w/GuruConnect) さん、春ツアーの対バン相手の中で、なんというか、最もジャンルの異なる相手。
 5年前にZeppを廻った田舎娘4thツアー時なら、ありえなかった組み合わせのアーティストさんです。
 会場のZepp Haneda(TOKYO) は、全国のZeppの中でも最大キャパ。
 これも5年前ならありえなかった (そもそもZepp Haneda(TOKYO) が存在してなかったのですが) 、グループ史を更新するライブ、最高のライブになるに違いない! と、ワクワクしながら会場へ向かうのでありました。

Zepp Haneda(TOKYO)最寄駅;天空橋
"羽田空港手前の謎の街"©モヤさま



■<第一部>ばってん少女隊×Daoko(w/GuruConnect)

概要 (セットリスト)

14:05開始 約2時間
観客約1,100人
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セットリスト
◾️Daoko(w/GuruConnect)
1. 御伽の街
2. MAD
3. spoopy
4. ぼく(Re-Arrange)
5. groggy ghost
6. Affordance
MC DJはGuruConnectさん (←拍手喝采)、隊員さんから人気過ぎワロタ
7. 天使がいたよ
8. ステップアップLOVE
9. Cinderella step
10. 打上花火
11. BANG!
12. ぼくらのネットワーク
13. (ニューアルバム収録の新曲? GuruConnectさんとの共作)

◾️ばってん少女隊
1. 和・華・蘭/DJ:GuruConnectさんコラボ
2. あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜/以下、DJ:PARKGOLFさんコラボ
3. 御祭sawagi
4. さがしもの
5. 禊 the MUSIC
6. OiSa
7. OiSa PARKGOLF REMIX (Short)
MC 自己紹介、今日はDaoko(w/GuruConnect)さんPARKGOLFさんとのライブです!
8. ureshiino
9. わたし、恋始めたってよ!
10. ヒナタベル
11. BAIKA
12. YOIMIYA
13. 水星/Daokoさんコラボ
MC ばってん少女隊 x Daoko(w/GuruConnect)さん x PARKGOLFさんコラボトーク
→新出し情報:4.24「でんでらりゅーば!」MV公開されます
14. でんでらりゅーば!/全員
最後の挨拶
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●会場の様子

 感染症拡大防止対策は、確認した限り、特にありませんでした。

 1階はイスがズラッと並んで約600席。その後ろに段差があって立ち見エリアが中央PAを挟んで、200人ほど入れるくらいだったでしょうか。
 さらに2階も固定座席が約350席。

 サウンドチェックが間際までかかった関係で、お客さんが入り終わると、開演時間はもうすぐそこ。スキマ時間的な合間に各種ライブが始まる準備を整えつつ。。。
 さぁ開演のお時間です♪


●Daoko(w/GuruConnect) (前半)/サビ→サビ→サビ

 暗転したステージ、まず目に飛び込んできたのは、スクリーン大画面に映し出された1曲目「御伽の街」のモノクロ映像。
 照明が当たる先、DJブースにGuruConnectさん、ステージにDaokoさん、そしてステージ奥スクリーンの映像。春ツアー、これまでの会場では行われなかった "視覚的演出" の解放とともに本日のライブ、スタートです。

1. 御伽の街
2. MAD
3. spoopy
4. ぼく(Re-Arrange)

Daoko「改めまして、隊員の皆さん、Daokoです!」
会場「(拍手)」
Daoko「今日は皆さんと仲良くなりたいと思います。よろしくお願いします!」

 お客さんの多くが "推し色" のペンライトを装備した本日の会場。おそらくDaokoさんにとっては、普段のライブと雰囲気が違ったと思いますが。。。
 4曲目「ぼく(Re-Arrange) 」冒頭で発された、本日初めての "歌詞以外の言葉" は、Dokoさんから隊員さん (ばってん少女隊ファンの総称) へ向けた "一緒に音楽を楽しみましょう" というメッセージでした。


 さて、Daokoさん、私は本日が初見で、少し予習をしただけの人間ですが。。。
 披露された楽曲の数々は、「Aメロ→Bメロ→サビ」で構成された、いわゆる "うたもの" 的な法則に従ったものというより、完成されたビートトラックを土台に「サビA→サビB→サビC」と、ずっと気持ちの良いリズムにノッて、踊れるダンスミュージックが続いていくような世界観。

 ここにステージ奥のスクリーンに描かれるMV等を駆使した映像 (どの曲もめちゃくちゃカッコよかった!) が見事に調和して、目でも耳でも、そしてお腹にズンズン響くビート音からも、全身で音楽を楽しめる、会場全体で "縦ノリ" する素晴らしい音楽空間が繰り広げられました♪

5. groggy ghost
6. Affordance
MC 今日のDJはGuruConnectさん (←拍手喝采) 、隊員さんから人気過ぎワロタ
7. 天使がいたよ
8. ステップアップLOVE
9. Cinderella step
10. 打上花火


●Daoko(w/GuruConnect) (後半)/BANG!〜令和のCOOL〜

 私的ハイライトは、1番聴きたかった「BANG!」。今までずっと耳で聴いていて、本日スクリーンに流れたMVが初見でしたが、このMVを観て、さらに「BANG!」が好きになりました。
 かじった知識を書くと、Daokoさんはお父さんの影響で椎名林檎さんの曲を聴きながら育ち、「理想の女性」と語るほどだそうで。

 MVに映るDaokoさんの姿は、まさに椎名林檎さんを彷彿とさせるものでした。
 影響を受けた引用元を隠さずに、初見の人間にも分かるほどハッキリと理想の女性像を演じること。むしろ「私はこういうものが好きだ」と正面から歌うスタイルこそが、"令和のCOOL" なのだと実感するような、最高の「BANG!」でした。


Daoko「隊員の皆さん、今日は本当にありがとうございました。この後もばっしょーさんのライブ、楽しみですね。。。しゃべってて震え声になっちゃう (笑) 。
 え〜今日は、ばっしょーさんとコラボ。。。」
会場「 (ぉおお〜!?) 」
Daoko「間違えた! コラボじゃなくて、対バンさせてもらって嬉しいです (笑) 。今日はGuruConnectさんと一緒にお送りさせてもらってますけど、ソロのDaokoとして活動してまして、来月、4年ぶりにニューアルバムをリリースさせていただきます!」
会場「 (大拍手) 」
Daoko「最後にGuruConnectさんと作らせていただいた曲で終わりたいと思います。今日は最後までありがとうございました!」


●ばってん少女隊ステージ (序盤) /長崎を "つなぐ" GuruConnect MIX〜

Daoko「ありがとうございました! またどこかでお会いできたら嬉しいです」
 そんな言葉を残して、ステージを去って行くDaokoさん
 。。。しかし、音楽は途切れない!

 DJブースのGuruConnectさんによって、ロケット発射時のような効果音、"和風ビート" が奏でられ。。。始まったのは「和・華・蘭」のイントロでした。
 作詞作曲をDaokoさんGuruConnectさんによって手がけられたこの曲。Daokoさんステージから続けて聴くと、また違った色合いで迫ってきます。
 構成が「サビA→サビB→サビC」。
 ずっとサビが続くような、美しい旋律とビートの連続。
 "国境の街" 長崎県をモチーフとした異国情緒たっぷりの楽曲の源流には、直前のDaoko(w/GuruConnect)さんステージで体験した、あの構成にあったことが感じられる「和・華・蘭」でした。


 1曲目の終わりとともに、GuruConnectさんは手を振りながら去って行き、DJブースに現れた "次なるDJ" へバトンタッチ♪
 2曲目「あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜」が始まり、それまで暗がりだった照明がパッと明るくなって、目に飛び込んできたのは、ばってん少女隊6人の笑顔、そしてノリノリのPARKGOLFさんの笑顔!
 後のMCで「ばってん界隈で1番カワイイのはPARKGOLFさん」とメンバーからも評される、"俺たちのPARKGOLFさん" 登場です♪

 いつもの6馬力が、PARKGOLFさんのMIXが加わることによって、何倍にも増幅され、曲が進めば進むほど、より踊れて、より抑揚のある空間になって行きます♪

3. 御祭sawagi
4. さがしもの
5. 禊 the MUSIC
6. OiSa
7. OiSa PARKGOLF REMIX (Short)


●ばってん少女隊ステージ (中盤) /"えぶりでぇ通りもん"と、PARKGOLFは言った

□MC
上田
春が来てureshiinoツアーへようこそ! 私たち」
6人「ばってん少女隊ぃいいいい。。。」
会場「だぁー!!!!!!!」
上田「さぁツアーファイナル、我らがPARKGOLFさんでーす!」
春乃PARKGOLFさん、今回のツアーで結構な数の『通りもん』(※) を食べたそうで (笑) 」

(※) 2019年に「最も売れている製菓あんこ饅頭ブランド」として、ギネス認定された、キング・オブ・福岡お土産

PARK「大阪公演 (4.14@Zepp Namba(OSAKA) ) で32個入りをいただいたんです。封を開けたら16個入ってたので、16個も詰まってるんだ。。。と思ったら2段目の箱がもう1つあって、全部で32個でした (笑) 。毎日1個、『通りもん』を食べています」
上田「それでもまだ半分以上残ってるとか」
PARK「これからも毎日思い出しますね」
希山「無くなったらすぐ送るので!」
春乃「今度はしょっぱい味のものの方が良いですか?」
瀬田「めんべい (※) とかが良いですかね!」

(※) 通りもんに続いてギネス認定を狙っている (という公式ポストはこちら) 、定番・オブ・福岡お土産

 そんな福岡お土産トークに、毎年何度も福岡遠征をする隊員さん (含:わたくし) の、「福岡お土産で、『通りもん』→『めんべい』のパターン、分かる〜」と、共感のうなずきもありながら。。。
 最強布陣:PARKGOLFさん x ばってん少女隊のステージは快調に進んでいくのでありました♪

8. ureshiino
9. わたし、恋始めたってよ!
10. ヒナタベル
11. BAIKA
12. YOIMIYA


●ばってん少女隊ステージ (終盤)/コラボ曲「水星」〜君を連れて行くよ〜

希山「ここで、最高のライブをしてくださったDaokoさんと1曲歌わせていただきたいと思います!」
会場「 (ぉおおお!) 」

 呼び込まれて再び登場したDaokoさんをセンターに、7人それぞれにスポットライトが当てられ、幻想的なイントロで「水星」が。

 印象的だったのが、きいなちゃん (春乃きいな)
 特に「会社で接待 狭い世界」という歌詞の部分。
 今から約9年前のグループ結成当初、”みんな子どもだったけど、きいなだけは最初から大人の女性だった (by上田さん) ” と、いつだったかのインタビューでコメントされたことがあるほど、一般常識を備えた "一般人適正" の高いきいなちゃんの歌う、「会社で接待 狭い世界」。
 ”あったかもしれない一般人だった世界線” で表現される歌詞が、彼女の "日常性" にマッチしていて、とても心に残りました。

 一方で、紅白出場歌手でもあるDaokoさんと、我らがばってん少女隊が同じステージで共演している “ハレの舞台” 。
 この景色こそが、「もっと輝くところに君を連れて行くよ」ということなのだと実感する、そんなシーンでした。


□MC
上田
「歌わせていただきました『水星』、編曲がPARKGOLFさんということで、皆さん、いかがでしたか?」
会場「(大拍手!)」
上田「改めまして、Daokoさん、今日はありがとうございました!
 そして、『和・華・蘭』『でんでらりゅーば!』を作っていただき、ありがとうございます。私たちの歌、完成を聴いたときの感想はいかがでしたか?」
Daoko「"たっとひ" でした!。ライブ映像も観せていただいてありがとうございます」

14. でんでらりゅーば!/全員

上田「最後まで盛り上げてくださり、本当にありがとうございました。それでは以上、私たち」
6人「ばってん少女隊ぃいいいい。。。」
会場「だぁー!!!!!!!」
上田「そして、改めてDaoko(w/GuruConnect)さんPARKGOLFさんへ、大きな拍手を!」
会場「 (大拍手!) 」
上田「第二部もよろしくお願います!」


■<第二部>ワンマンライブ

概要 (セットリスト)

18:00開始 約1時間40分
観客約1,100人
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セットリスト
0. SE
1. ureshiino
2. ヒナタベル
3. 崇シ増シ×××物語
4. さがしもの
MC 自己紹介、幅広いセトリ用意しています!
5. でんでらりゅーば!
6. 和・華・蘭
7. BAIKA
MC 瀬田「もっとイケますか〜?」以下、DJ:PARKGOLFさんコラボ
8. あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜
9. 禊 the MUSIC
10. OiSa
11. OiSa PARKGOLF REMIX (Short)
12. bye bye bye
13. 虹ノ湊
14. 御祭sawagi/ASOBOiSMさんコラボ
MC ASOBOiSM「仲間に入れてくれてありがとう!」、ASOBOiSMさんPARKGOLFさん退場
15. MEGRRY GO ROUND
16. フレッ!フレッ!フレンズ
17. おっしょい!
18. 夢のスコール

もう一献 (アンコール)
1. ureshiino/撮影可
告知:新出し情報:秋ツアーやります! (詳細はこちら)
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●序盤:「ureshiino」で始まる物語

 ライブ会場での、ガッツリ演出が入った「ureshiino」。
 皆さん、ご覧になりましたか???

 ツアー初日のZepp Fukuoka (2024年 3.28) のレポ書いたとき (←最後の◾️雑感:6人の「ureshiino」必見!) 、「これ、ライブハウスで観た方が良い。絶対。」と言ってた意味、分かりましたよね???

  "照明" を使った、6人の "メンバーカラー" を "スポットライト" で浴びせる演出が、マジでカッコ良かったですよね!

 "照明" と "最高の音楽" 。
 初日からライブを重ねるごとに進化していき、本日、ここに大型スクリーンでLyric映像が加わったことで、1つの頂点に達した瞬間を観ることができたような、最高のライブ<第二部>の始まりでした♪


●中盤:9周年へ向かう物語

8. あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜
9. 禊 the MUSIC
10. OiSa
11. OiSa PARKGOLF REMIX (Short)
12. bye bye bye
13. 虹ノ湊
14. 御祭sawagi/ASOBOiSMさんコラボ

 中盤、DJにPARKGOLFさんを迎えて「最高の音楽」が連打されるブロック。ツアーを通して固定された盤石のセトリでした。
 ノンストップで繰り広げられる心地よいMIXに合わせて体を揺らすだけでブチ上がれる幸せなブロックですが、セトリを観ると、しっかりと "物語" があることが分かります。


 要点の「OiSa」以降を書いていきます。
 コロナ禍で生まれた奇跡の名曲「OiSa」に続く「bye bye bye」。
 コロナ禍以降に隊員になった方向けに説明すると、かつて、ばってん少女隊のライブは、当時の最年少メンバー:星野蒼良さんが「ばいばいば〜い!」と会場へ向け、大きな声で挨拶して終わるのがお約束でした。
「bye bye bye」は、そこに着想を得た楽曲で、トレーラー映像でも、ラストシーン (2:40〜) が、星野蒼良さんの "バイバイ" で終わる構成になっています。

 この曲を聴くと、「かつてのばってん少女隊」に思いを馳せてしまう隊員さんは、今でも少なくないと思います。
 ただ、この曲のメッセージは「勝手にさみしいイメージつけないでね」。
 春を歌った曲ですが、春を "別れの季節" とするのではなく「また会えたらねって意味にしちゃおう」と、前を向く曲です。

 たしかに、数年前、ばってん少女隊には別れの春がありました。

 それでも諦めなかったばってん少女隊が、様々な "出会い" を通して、PARKGOLFさんを迎え、5年ぶりのZeppツアーを廻っています。

 続くのは、夏を歌った「虹ノ湊」。
 本日、ばってん少女隊が何度も口にした、9周年記念ライブ (2024年 6.23@福岡市民会館) の季節です。
 グループが続く限り、この季節が "周年ライブ" を行う節目の季節であることは「続いてくはず これからもあぁずっと」。

 そして、このブロック、最後を締めるのは「御祭sawagi」。
 このブロックが、9周年記念ライブ:満員のお祭り騒ぎへの "招待状" になっている。ばってん少女隊という物語を、「夢見ていたいんだ」「高鳴っていたいんだ」「海の向こうまで」、そんな想いを体感するブロックだったのだと思います。


●終盤:「さがしもの」→「夢のスコール」

 春ツアー、これまでの会場では「さがしもの」が本編ラストの曲となっていましたが、ファイナルの本日、最後に用意された曲は「夢のスコール」でした。

 1stアルバム「ますとばい」収録、児玉雨子さん作詞のナンバー。
 描かれる情景は、"突然の夕立の中、走り続ける二人" の姿で、「青春」がテーマであることは分かりますが、なぜ二人は走っているのか。
 どんな感情なのか。
 歌詞をパッと読んだだけでは、分かりにくい仕上がりになっています。

 なんというか、青春って難しいものなんだね。
 と、曖昧な言葉で "分かったつもり" になってみることもできますが、歌詞を読んでじっくり考察してみると。。。

 スコール (夕立ち) は、様々な感情の比喩になっていて、「嬉しい」とか「悲しい」とか「悔しい」などなど、大人になってしまうと、ざっくり流してしまえる "ズルさ" をまだ知らない10代の頃に、そういう感情が夕立のように幾重にも降ってきたら。。。


 話が飛躍するかもしれませんが、
 アイドルとしてステージに立ち、数えきれない視線の中で過ごしている彼女たちには、一般人の我々では分からないような、多くの "悩み" の種となる感情が、日々降り注いでいるのだと思います。

 そんな感情のスコールが降り注いできたら。。。もう "走る" しかないのではないか。
 そんな風に、このZeppツアーも駆け抜けてきたのだと思います。
 正直、「お客さんの数がさみしい」と思う場面もあったでしょう。
 それでも駆け抜けてきた。

 秋ツアーも発表されました。ファイナルはZepp Fukuoka (10.13) 。再び、「福岡でのキャパ:2,000人」への挑戦です。

 それでも "走る" ことがばってん少女隊の「決断」です。

 本日のライブでは、最後にメンバーからまとまった挨拶はありませんでしたが、ファイナルのセトリに込められた「夢のスコール」から、そんなメッセージを感じました。


上田「春が来てureshiinoツアーファイナル、皆さん本当にありがとうございました! ワンマンライブということで、普段あまりやらない曲も披露しましたが、楽しんでいただけましたか? 秋の予定も決まりましたし、今後も楽しいライブを作っていけたらと思います」
希山「9周年! 絶対満員にしようね!」
上田「そうだね! それでは、第二部ゲスト:PARKGOLFさん、ASOBOiSMさんへ大きな拍手を!」
会場「(パチパチパチパチ!)」
上田「そして。。。一緒に盛り上げてくださった会場の皆さんにも拍手を贈りたいと思います。ありがとうございました! 今後も、私たちばってん少女隊を、よろしくお願いします。それでは以上、私たち」
6人「ばってん少女隊ぃいいいい。。。」
会場「だぁー!!!!!!!」

(手を振り去って行きながら。。。)
希山「9周年で会いましょう!」
りるあ「みんな大スキー❤️」
瀬田「9周年で会おうな!」
「絶対9周年、満員にするぞー!」
春乃「飛行機乗ってくるんだよ〜!」


■雑感:強く強く立ち並ぶのさ

 今回のツアーは、3月の頭にりるあちゃんが足を骨折してしまい、しばらくの間、活動をお休みすることが発表された中で迎えたツアーでした。
 ツアー初日、開演まで "復帰できるかどうか" ハッキリとした発表が無かったのは、本当に難しい判断をしなければならなかったからだと想像しますが、ureshiinoツアー初日のステージに、弾ける笑顔のりるあちゃんが立っていました。

 ただ、Zepp Nagoyaレポでも書いていますがりるあちゃんだけ "足下" が違いました。
 他メンバーがヒールのあるブーツを履いている中、真っ白な "スニーカー" でステージに立っていました。


●「さがしもの」は、りるあちゃんだった

 このツアーのハイライトの1つが「さがしもの」。
 冒頭と最後、りるあちゃんを真ん中に囲んで5人がグルグル🌀回る、復帰直後のりるあちゃんを気遣って始まったスタイルと思いますが。。。
 真ん中で「えへへ♪」と笑うりるあちゃんを、笑顔の5人がグルグル🌀回る姿の多幸感。

「"ばってん少女隊を推すこと" とは、りるあちゃんを愛でるグループを観守ることである」
 そう言い切ってしまいたくなるほど、最高の「さがしもの〜ureshiinoツアーver.〜」が生まれました。


●お立ち台のじゅもん

 一方で、先日のZepp Namba(OSAKA)まで、りるあちゃんだけお立ち台に上がらないようにしていました。Zepp Nagoyaも上がってなかったし、たしか、初日のZepp Fukuokaも上がってなかったはずです。
 足の怪我の影響から、お立ち台に上がることを自制していたのでしょう(もし万が一、高い場所から落ちてしまうことがあったら絶対いけないし)。

 で、お立ち台に上がらない代わりに、りるあちゃんは少し遠慮がちに (私にはそう観えました) 、お立ち台に、ちょこんと座る場面がありました。

 ところが。。。
 ツアー後半の大阪公演から、お立ち台に座ることに対して、むしろ堂々と、私はこういうスタイルだから! と、"お姫様が座ってる" という表現がふさわしいほど、"絵になる座り" になってしました。

 「りるあは、お立ち台座りのじゅもんを覚えた! (ドラクエの「テテテテ♪ テッテッテ〜♪」というBGM) 」
 みたいな、りるあちゃんに、また新たな魔法が加わった瞬間であります。


 んで、本日。
 序盤で "お立ち台座り" を何度か披露しましたが。。。

「御祭sawagi」でゲストとして登場されたASOBOiSMさんの "本物のラップ" にテンションが上がったのか、大サビへのBメロ「もっとみたい〜」で、とうとうりるあちゃんがお立ち台へ上がりました。
 逆サイドのお立ち台に立っていたきいなちゃんが踏んでいたステップをりるあちゃんは踏まず、極力 "無理しないようにしていること" がうかがえましたが、やはりこの人には、華やかなお立ち台での立ち姿が似合う。
「危ないから、無茶しないで」という気持ちもありましたが、そこから見る景色が "りるあちゃんの見たい景色" だったのなら、ラストチャンスで無事に立てたことが、"たっとひ" ©Daokoさん

 ツアーも終わったし、一旦ゆっくり静養してくださいね。


●強く強く立ち並ぶのさ

 もしかすると、5人でのツアーになるかもしれなかった春ツアー。
 新曲「ureshiino」に加えて、Zepp Nagoya以降、対バン相手の曲もカバーし、対バン相手のファンを認めさせるほどのパフォーマンスしたりるあちゃんを始めとするばってん少女隊
 我々の見えないところで、どれだけの努力をしたのか。
 全公演、本当に素晴らしいパフォーマンスを観ることができました。

 3月末からほぼ毎週あった、Zeppツアー。
 わたくし、5年ぶりにツアー全通しました。

 たった4か所で「全通」なんて言うと笑われるかもしれませんが、すごく大変でした。
 金銭面から時間のやりくり、そして、なんといっても心底痛感したのが体力面のキツさ。ツアー終盤、おっさん普通に体調悪くなりましたもん。

 これを当たり前のようにやっている、現場常連の方々マジですごいと思いましたし、何より、毎回ライブで “出し切り” ながら完走しているばってん少女隊のすごさを改めて思い知りました。

 この花は、必ず咲くはずです。

 ますますばってん少女隊のことが好きになった、春ツアーでした。
 メンバーを支えてくださったスタッフの方々含めた関係者の皆様に感謝申し上げたいです。
 本当にありがとうございました。


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