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【ライブレポ】ばってん少女隊@宗像フェス2022 THINK ECO KITAKYU〜「宗像フェスのステージに立つことができて嬉しいです」と、希山愛は言った〜

 本日は、北九州 グリーンパークにて行われた、宗像フェス2022  THINK ECO KITAKYUにて、ばってん少女隊のライブを観てきました。

 会場のグリーンパークは、北九州市の郊外にある大型公園で、野外ステージあり、各種遊具あり、ポニーに乗馬できたり動物と触れあえる場所もありと、とってもピースな場所です。

※左下:久留米市イメージキャラクター「くるっぱ」と、宗像市の三女神の一人「ララ姫」

 久しぶりの、"夏" の野外フェス。本日の北九州市の最高気温は、27度。

 「宗像フェス」なのに、北九州市でやるんかい! というツッコミは、一旦置いておいて。。。
 2017年に宗像フェスが開催されたとき、ばってん少女隊はオープニングアクトとして出演しました。
 私も観に行きました。ファン歴:半年ちょっとくらいでしたねぇ (遠い目) 。たしか15分くらいのステージでしたが、宗像市にあるグローバルアリーナ (今日の会場と同じような大自然の中にある野外ステージ) で、「ますとばい!」の間奏のシャウト、「いぇえええええ」が、宗像の山奥にこだまするように響いたのを覚えています。
 (そのときのレポはこちら

 あれから5年。あの2017年以来、再び宗像フェスのステージにばってん少女隊が帰ってきました! 
 そして、私も帰ってきました (笑)! 
 今日はどんなステージが観られるのか、福岡に前日入りして、会場へのシャトルバスに乗り込んで、楽しみに会場へ向かうのでありました。


■ライブレポ

概要 (セットリスト)

10:45開始 約25分
観客約1,000人
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セットリスト
1.OiSa
2.YOIMIYA
MC 自己紹介、次は新曲やります
3.#虹ノ湊
4.おっしょい!
5.FREEな波に乗って
6.OiSa
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●サウンドチェック (公開リハーサル)

 登場予定10:45のおよそ10分前、6周年衣装のばってん少女隊がステージに登場しました。

上田ばってん少女隊です。サウンドチェックお願いします」
春乃「よろしくお願いします」

 おお、公開リハーサルだ!
 と、思った瞬間、流れたイントロは「ジャン!ジャン!ジャン!」
 今日はよく晴れていて、直射日光ガンガンな状況で、「暑いね〜」なんて声が色んなところから聞こえていたのですが、「ジャン!ジャン!ジャン!」が始まると、イイ感じにさわやかな風が吹いてきました♪

 大自然の野外ステージに響く「笑顔がE!素晴らしE!」
 ナイスタイミングな気持ちいい風にノッて聴く「ジャン!ジャン!ジャン!」は、めっちゃくちゃE!

 隊員さんならご存知の通り、「ジャン!ジャン!ジャン!」は、これまで何度もライブハウスを盛り上げてきたアゲ曲ですが、こうやって "野外フェスで大空に向かって歌うスタイル" で聴くのが、実は1番正しい聴き方だったのではないか、と思うほど素晴らしい「ジャン!ジャン!ジャン!」でした。

 そして、リハーサル2曲目に披露されたのが。。。
 新曲「虹ノ湊」(読み方は「こうのみなと」)!

 始まりは、6人横一列になるフォーメーションで、この陣形になったとき、観客からワァー!と、歓声があがりました。

 おお! 噂の新曲か!

 九州7ツアーで初披露され、参戦された隊員さんのツイートなどSNSで大絶賛の新曲ですが、私は今日、初めて聴きました。
 。。。実はわたくし、初見だとピンと来ないことが多いのですが、この曲はイントロで鳥肌がたちました。
「#虹ノ湊」すごくイイ!

「OiSa」→「わたし、恋始めたってよ!」→「YOIMIYA」と続くデジタル路線を引き継ぎながらも、これまでになかった、なんというか、曲の「色」がよりカラフルになった感じの、素晴らしいダンスチューンでした。

上田「それでは、この後の本番もお願いします。以上、ばってん少女隊でした〜」

 ステージから観客へ手を振りながら去っていく6人の背中。

「かわいかった〜」
「めっちゃイイ!」
「野外やばい!」

 開放感あふれる青空の下、お客さんたちからあがる絶賛の声を聞きながら、「今日、来て良かった。。。」という感情で頭の中がいっぱいになったのでありました。

 ばかやろう、まだ始まってもいないよ©︎キッズ・リターン


●本編:序盤

 定刻となり、まずは宗像フェス2022を2日間にわたってMCを務める立山律子さん、そして本日のアシスタント:杠葉あずささんが登場。
立山「ようこそ、みなさま、宗像フェス THINK ECO KITAKYUへ。本日、司会進行を務めさせていただきます立山律子です、よろしくお願いします。そして、今年もあの男が帰ってきました!」
松隈「どうもー! サウンドプロデューサーの松隈ケンタです。」

 呼び込まれて登場したのは、これまでばってん少女隊に何曲も楽曲提供をしてくださっている松隈ケンタさん
立山「一昨年は中止、去年はオンラインでの開催で、お客さんを呼んだ有人でのライブは3年ぶりですね」
松隈「本当に、最高ですね!」
立山「今日は、天気もいいのでみなさん水分補給をしっかりしてくださいね」
松隈「お酒は、飲みすぎないようにね (笑) 」

 この後、杠葉あずささんによるばってん少女隊のプロフィール紹介があり、立山律子さんの呼び込みで、いよいよ宗像フェス2022、本編スタートです!

 ステージ両サイドのスクリーンに宗像フェス2022、本日の出演者の映像が流れ、最後に映し出された画面は「Are you ready?」

 ばってん少女隊6人が「OiSa」を歌い始め、宗像フェス2022本編がスタートしました! 曲調や歌詞はどちらかといえば内向的ですが、風に吹かれながらクールな表情で歌う「OiSa」も趣きがあります。

 続いて2曲目は「YOIMIYA」。
 冒頭とラストシーンで、6人が輪になって座るフォーメーションは、配信ライブで「上から」見下ろすカメラアングルになることが多く、有観客ライブが難しい「配信時代」に最適化された楽曲だと思っていました。
 ライブハウスだと「横から」の視点なので、輪になって座るフォーメーションが観えにくく、「上から」「横から」を適宜切り替えて観せることができる「配信」の利点をいかした曲ということですね。
 が、しかし、今日野外で聴いて、「配信に最適化」されただけではない、この曲のポテンシャルを体感しました。トランス曲らしいズンズンしたリズム、ベースが地面を通して響いてきて、体が自然と踊りたくなってしまう感じ。野外の解放感にぴったりです。
 家のスピーカーで、どれだけ音量を大きくしても、この感覚は味わえません。野外フェスで、生の音圧が地響きのように伝わってくる「YOIMIYA」の迫力に、どんどん気持ちが高まり、神秘的な曲の世界観も相まって、この会場に集まった全員でなにか「祈り」をささげているような時間でした。


●本編:中盤

MCとなり、いつもの自己紹介。
上田「宗像フェス THINK ECO KITAKYU にお越しのみなさま、こんにちは! 私たちは、ばってん少女隊ぃいいいいい。。。」
全員「だーーー!」
希山「私たちは宗像市観光大使を務めさせていただいています。今日は、宗像フェスのステージに立つことができて、とても嬉しいです!」
上田「次にやる曲は新曲なんですが、作ってくださったのは、宗像市出身のRin音さん、そして振付は今日行われるキッズダンスコンテストで審査員を務められるjaponicacocoroyenさんに付けていただきました! それでは聴いてください、#虹ノ湊」

 楽曲の制作者について解禁となりました。タイトルが宗像市にある「神湊 (こうのみなと) 」と同じ読み方だったり、歌詞に「国道3号線 (北九州から鹿児島まで続き、宗像市と福岡市をつなぐ国道でもある) 」が出てきたりと、色々と「宗像」に縁のある楽曲だぞ。。。と隊員 (ばってん少女隊ファンの総称) 間でザワザワしていた新曲でしたが、宗像市出身のRin音さんであることが分かりました。

 新たなキラーチューンになることが期待される新曲が始まると、またナイスタイミングで心地よい風が!
 今日のセトリ:1曲目「OiSa」、2曲目「YOIMIYA」と「無表情で歌う曲」が続いていたのですが、この曲の表情は「笑顔」です。
 初めて「笑顔」でパフォーマンスするばってん少女隊に、さわやかな風が吹き、大自然も今日のステージを演出してくれるような多幸感の中、「#虹ノ湊」は披露されたのでありました。

●本編:終盤

 さぁ、ここからは一気にアゲ曲のたたみかけ。
 4曲目「おっしょい!」5曲目「FREEな波に乗って」

「おっしょい!」では、りるあちゃんが最高の口上を披露♪
りるあ「みなさん! (サビの) おっしょい! のとき、一緒にジャンプしますよ! 準備していてください!」

 この口上で、「よっしゃ飛ぶぞー!!」と会場中の隊員さんが腹を決めた最高の流れの中、サビの「おっしょい!」で会場一斉にジャンプ!
 その光景を見て、嬉しそうにぷく顔をした瞬間のりるあちゃんが、スクリーンにナイスタイミングで映っていました (カメラマンさん、ええ仕事) !

「FREEな波に乗って」では、サビで会場全体で腕を上げてウェーブ♪
 まさに「夏フェス」の光景でした。
 この後、MCとしてステージに出てきた松隈ケンタさんが「この曲は去年提供させてもらった曲なんですけど、やっぱりね、まだまだ夏フェスはできなかったじゃないですか。だから、今日、"夏フェス" で披露してくれたんで。。。サイコーでした!」と、嬉しいコメントをしてくださいました。
 本当に、ステージの向こうに広がる青空を通して、潮の香りが感じられるような、素晴らしい「FREEな波に乗って」でした。

 最後に、遅れてくるお客さんのためか、本日2回目の「OiSa」を披露して、ばってん少女隊のステージは終了。

上田「それでは、以上私たち、ばってん少女隊でしたー! この後も宗像フェス楽しんでいってください!」


●EVOLOVE キッズダンスコンテスト

 本日はサンシャインステージにて、「EVOLOVE キッズダンスコンテスト」が開催されました。
 事前に行われた予選を勝ち抜いた小学生キッズダンサー15組によるステージで、審査員には、我らがばってん少女隊から、希山愛さん蒼井りるあさんが参加します (このほか、SHOHEYさん、cocoroyenさん、rioparasiteさん) 。

 メインステージで出演者が切り替わる際のリハーサル時間にこのコンテストが行われ、3組ずつパフォーマンスを披露していきましたが、さすが予選を勝ち抜いたダンサーたち、みんなガチ勢揃い!
 楽曲も、ビヨンセの曲を使うグループから「銀河鉄道999 (EXILE ver.) を使うグループまで様々。

 隊員的においしい場面をピックアップすると、「ダンスを始めたきっかけ」について司会の方から審査員全員へ質問があり、2人は以下のように答えていました。
希山「小学校の文化祭でダンスをしていて、私も踊りたい! と思ったからです」
蒼井「幼稚園のお遊戯会でダンスをしたときに楽しくて、ママにダンスしたい! と言ったのと、テレビのアイドルにも憧れたことがきっかけです」

 全15組が終了し、審査員として感想を求められると。。。
希山「お昼から、みんなのパフォーマンスを見てパワーをもらったし、自分ももっとがんばりたいと思いました。そして、ダンスって素敵だな、とも感じました」
蒼井「ダンスって、見てても、踊っても楽しくて、"ダンスの力" ってすごいな、と思いました」

 この後、久留米市の南筑高校ダンス部によるパフォーマンス、15組の中から1位〜5位までの結果発表を経て、最後の最後に、サンシャインステージにいる全員 (観客含む) でばってん少女隊の「でぃすたんす」を踊り、このステージはフィナーレとなりました。

 フィナーレ後も、キッズダンサーたちとばってん少女隊メンバーが交流する姿があり、隊員たちは邪魔にならない程度に距離を置いてその光景を眺めつつ、会場を後にしたり、メインステージに向かうのでありました。
 みなさん、素晴らしいパフォーマンスありがとうございました。

■雑感:「宗像フェス」という名称について

 宗像フェス2022実行委員長である浜田修一さんが「FMばってん放送局」の6月2日放送回にて、次のようなエピソードを話してくれました。

 そもそも、宗像フェスのはじまりは、宗像最大のお祭りである、みあれ祭の前夜祭として、2012年に「みあれ祭前夜祭花火大会」を行ったことにあり、はじめは素人が歌っていたが、翌年からアーティストを呼んで花火の演出とともに楽しむ音楽フェスになっていった。

 つづけて浜田さんは、ここまでフェスが大きく成長した理由について質問されると、

「フェス開催の大変さ」について知らなかったから、できた。いま知ってたら、やらないですよ (笑) 。

と、自嘲気味にコメントされていました。

 なんというか、「大型フェスを運営する」って、本当に大変なんだと思います。というのも、私が参戦した2017年を最後に「宗像フェス」は、宗像市では開催されていません。

 そして、今回の会場となった北九州市のHPには「響灘緑地グリーンパークで「THINK ECO KITAKYU」(旧・宗像フェス)が開催されます!!」
とあり、「宗像フェス」という名前は「旧タイトル」ということになっています。
つまり、「宗像フェス」という言葉は、今後使われなくなるかもしれない。
 まぁ今日も普通に「宗像フェス」という言葉は使われていたので、素人の考えすぎかもしれませんが、物事は何でも時間が経てば変わっていくもので、「宗像フェス」も一つの節目を迎えているのかもしれません。

 私自身は、ばってん少女隊を通して「宗像市」を知り、何度か宗像観光させていただき、「宗像フェス2017」にも行ったわけで、今回の記事では、地の文で基本的に「宗像フェス2022」と記載させていただきました。
 (今後の名称について、運営方針に異を唱えるとか、そういう意味ではなく、あくまで私個人の思い出は「宗像フェス」として、2022までつながっているため) 


 その一方で、今回のフェスでは、「新たな参加者」と出会うこともできました。「久留米市」の南筑高校のみなさんです。
 昨日の夜、YouTubeぐーぐうCHに新作動画がアップされ、宗像フェス2022を盛り上げるべく、ばってん少女隊と福岡の高校生 (久留米市の南筑高校と、宗像市の東海大学附属福岡高校) とで、海岸清掃などを通して環境保護活動を行う企画をしていたことが明かされました。

 今日の会場でも、動画に登場された両校の学生さんたちがゴミの分別の案内をしていたり、ペットボトルキャップを使ったモザイクアートなどの展示ブースを行ったりと、様々な場所で活躍されていました。
 (実は、ばってん少女隊がライブをやっているとき、動画に登場された高校生のみなさんがやってきていて、彼ら、彼女らにとって「ばってん少女隊のライブ」は、おそらく初見だったと思うのですが、色んな曲で隊員さんと同じように腕を上げたり、振りコピしながら楽しんでいる姿が見え、おじさんは、とてもほっこりしたのでありました)

 宗像市から生まれた音楽フェスが、北九州市、そして久留米市と、垣根を越えた連携で、イベントの成功へに向け、協力するのは素晴らしいことだと思います。

 そして、その連携の際に、それぞれをつなげる「関節」のような役割を果たす存在としてばってん少女隊が活躍することができれば、隊員として、とても嬉しいです。

 10年前に「打ち上がる花火、誰と一緒に見るのかな?」と思った宗像市の方々が「この花火と、あのアーティストがコラボしたらすごく良いイベントになるんじゃない?」と、年毎にイベントを大きくしていった音楽フェスが、また新しい参加者たちによって、その理念とともに続いています。

 また来年も、最高の「宗像フェス」を観たいと思います。そのときには「#虹ノ湊」が「OiSa」以上にバズっててほしいなぁ。
 。。。まだ1日目が終わったばかりで、もう来年の話をしてしまうのは、おじさんの悪い癖ですね。
 明日2日目は、我らがばってん少女隊上田理子さんがMCを務めるので、がんばっていただきたいと思います (祈願:商売繁盛) が、レポについては、ひとまずこの辺でおしまいです。
 すごく楽しかった宗像フェス2022、1日目、本当にありがとうございました。



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