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【ライブレポ】ばってん少女隊 x フィロソフィーのダンス@福岡〜「新しいダンスを」と、柳美舞は言った〜

 本日は、福岡・UNITEDLABで行われた、unshrink in 福岡にて、ばってん少女隊フィロソフィーのダンスのライブを観て来ました。

 やってきました、ばってん少女隊 x フィロソフィーのダンスのツーマンライブ。
 昨年4月、ばってん少女隊主催ライブ「春の入隊式」でも行われた組み合わせのツーマンライブ (2022年4.29@大阪・梅田クラブクワトロ/ライブレポはこちら) 。
 本当に最高のライブだったので、今回のライブ開催発表後、速攻でチケット申し込みました。

 東京から飛行機で、かっ飛んで来ました、平日の福岡!
 仕事? 休み取りましたよ!
 さぁ、ライブだ!ライブ!

 ちなみに、ライブタイトル「unshrink」は、フィロソフィーのダンスさんが定期的に主催しているライブで、今回は地元のばってん少女隊がゲスト、という立ち位置となります。


■ライブレポ

概要 (セットリスト)

19:00開始 約1時間48分
観客約600人
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セットリスト
ばってん少女隊
1. さがしもの
2. おっしょい!
 MC 自己紹介、今日は平日のライブです
3. OiSa
4. 御祭sawagi
5. YOIMIYA
6. 和・華・蘭
 MC ラストブロック、カバー曲やります!
7. ダンス・ファウンダー (カバー)
8. スウィンギタイ
9. ハカタダンスホールベイベー
10. 虹ノ湊
 最後に告知

フィロソフィーのダンス
SE-Brand New Dance
1. Gimme Five!
2. ダンス・ファウンダー
3. アイドル・フィロソフィー
 MC 自己紹介、1年ぶりの福岡です!
4. 熱風は流転する
5. ポジ子とネガ乃
6. シスター
 MC 1年前にできなかったカバーやります!
7. おっしょい!(カバー)
8. ロック★with you
9. シュークリーム・ファンク
10. ライブ・ライフ
 最後に、ばってん少女隊 x フィロソフィーのダンス コラボトーク
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●会場の様子

 感染症拡大防止対策は、マスク着用以外ありませんでした (立ち位置を示す目印・来場前の各自検温・入場時消毒、全てなし、声出しOK) 。

 ちなみに、入場直後「ばってん少女隊 or フィロソフィーのダンスどちらを観に来たか」質問されるシステムで、スタッフさんのカウンターがチラッと見えたのですが、私が入場した時点で、のカウントは大体「80:40」。すなわち、2:1で、ばってん少女隊を観に来た人が多い感じでした。

ドリンクチケット(¥600)は、外にある自販機で予め買ってから会場に入るスタイルでした。


●ばってん少女隊ステージ (前半)/初速からアクセル全開「さがしもの」「おっしょい!」

 定刻、暗転したステージにばってん少女隊6人が輪になって始めたのは「さがしもの」(ライブ映像はこちら) 。
 いきなり楽しいやつです!
 メンバー曰く「めちゃくちゃ体力を使う曲なので、1日に3回までが限界」という体力消耗MAXな曲。
 でも、初見さんもすぐにノレちゃう、最高のアゲ曲を1曲目に持ってきて、いきなりアクセル全開。

 続く2曲目は「おっしょい!」(MVはこちら) 。
りるあ口上「 (直前のもーん! を超高音ボイスで歌い上げてから) 皆さん! 最後まで楽しんでいきましょう! いっぱいいっぱい声出してねー!」
 からの「せーの! (ばってん!) 」も、タイミングばっちりに決まり、6人の勢いはノンストップで駆け抜けて行きました。


上田「皆さん、こんばんは! 私たち。。。」
6人「ばってん少女隊ぃいいい。。。
会場全体「だぁーーー!!!」

 一人ずつ名前のみの自己紹介を行なって。。。

上田unshrink in 福岡、呼んでいただきフィロソフィーのダンスさん、ありがとうございます! え〜、去年の『春の入隊式』でご一緒してから1年が経つわけですけど、愛ちゃん、去年のこと、何か覚えてる?」
希山「うん! あの。。。去年の話じゃないんやけど良い?」
上田「えっ (笑) 、『うん!』って言ったのに、違う話 (笑) ?」
希山「今日、フィロソフィーのダンスさんの楽屋で、すごい楽しそうに笑う方がいて」
春乃「そうね、特徴的だったね」
上田「は〜い (笑) 、そう、楽屋でね、フィロソフィーのダンスさんの声が聞こえて来ましたね〜」

 そんな感じで、楽屋での様子についてのトークを挟みつつ、次のブロックでは、ばってん少女隊の世界観たっぷりのステージを披露。

3. OiSa
4. 御祭sawagi
5. YOIMIYA
6. 和・華・蘭 

上田「4曲続けて、聴いていただきました!」
春乃「今日、ばってん少女隊を初めて観るという方、いますかね〜?」
上田「じゃ、りるあちゃん! お客さんに聞いてみて!」
りるあ「 (指名されて、満面の笑顔で一歩前へ。) はい! ばってん少女隊、初めて観るという方〜???」
観客「 (チラホラ手が上がる) 」
上田「今日は平日ですけど、お仕事休んできました?」
観客「 (何人かが) は〜い!」
上田「お〜、じゃ、仕事してきた人〜?」
観客「 (何人かが) は〜い!」
瀬田「今日は "華金" ですからね」
春乃「高校生の美舞ちゃんりるあちゃんは、"華金" ていう言葉、まだ分からなくて大丈夫よ (笑) 」

 そうです。今日は「平日のライブ」ということで、ライブ中も、入口の扉を開けて、おそらく仕事帰りにやって来たと思われるスーツ姿の方々が入ってくる姿を何度か見かけました。

 また、今日のライブの特徴の1つは、ワンドリンクオーダーの中に、普通に「アルコール類の飲み物」があったことです。ソフトドリンクに並んで、しれっと缶ビール等が置いてありました。
 ばってん少女隊の単独ライブでは飲酒厳禁ですが、主催がフィロソフィーのダンスさんならではの光景です。

 瀬田さんの "華金" という言葉に反応したのか、客席で缶ビールのフタを「プシュッ」と開ける音も聞こえてきて、なんだかとっても良い塩梅 ♪ 。

上田「次がラストのブロックなんですけど。。。」
観客「えぇええええ (もっとやってほしい〜) 」
上田「最後まで、盛り上がって、いけますかぁー!?」
観客「イェ〜イ!」
上田「盛り上げたところで、私は1回お水飲みま〜す (笑) 」
観客「 (笑) 」

 MC担当上田さんの手のひらの上で転がされながら、最後のブロックへ。
 ここまでも素晴らしいライブを展開してきましたが、この直後、「最高のパフォーマンス」を魅せてくれたのが、まだ "華金" を知らなくても良い最年少メンバー:柳美舞さんでした。


●ばってん少女隊ステージ (後半)/カバー曲「ダンス・ファウンダー」

 ラストブロックは、フィロソフィーのダンスさんの代表曲「ダンス・ファウンダー」(MVはこちら) のカバーでスタート。

 この曲での、柳美舞さんの歌唱が。。。めちゃくちゃ良かった。

 バラードなど、静かな曲で歌唱力を感じさせることはできても、「ダンス・ファウンダー」のような「速い曲」で歌唱力を魅せることは、とても難しいことです。
 特にフィロソフィーのダンスさんには日向ハルさんという "歌の超人" (←全力で褒めてます) がいて、声量、発声の仕方、曲の感情にあわせた歌声の使い分け、どれを取っても素晴らしいと思います。
 で、今日は、日向ハルさんの歌割を、柳美舞さんが歌うことが多かったと思うのですが、Aメロの「何千回流れてもずっと」を歌い出したとき、一人だけマイクのボリューム設定が違うんじゃないかっていうくらい、すごい声量だったんですよ!

 現時点では、ばってん少女隊の「歌」について、パワフルな曲を歌う際には上田理子さんが柱になっていると思うのですが、今日の柳美舞さんはすごかった!
 柳美舞さんに歌割が来るのが楽しみで仕方なかったです。
 落ちサビ、最後に魅せた柳美舞さんのシャウト「新しいダンスを。。。Yeah〜!」、ばってん少女隊に新しい歴史の1ページが開かれたことを感じさせる、素晴らしい歌唱でした。

7. ダンス・ファウンダー (カバー)
8. スウィンギタイ
9. ハカタダンスホールベイベー
10. 虹ノ湊

 最高の流れで、全10曲を披露し、お時間いっぱい。

上田「"初めまして " の方も、踊ってくれてるの見えてました!」
瀬田「とっても嬉しかったです!」
 この後、夏に予定されているライブの告知を行い。。。
上田「この後は、フィロソフィーのダンスさんのライブです! 私たちも楽しみたいと思います ♪ 。それでは、以上、私たち。。。」
6人「ばってん少女隊ぃいいい。。。
会場全体「だぁーーー!!!」


●フィロソフィーのダンスステージ (前半)/あえて "ダンス" しない

 SE「Brand New Dance」が流れる中、フィロソフィーのダンス5人が音楽にあわせて一人ずつ名前を紹介しながら登場。
奥津フィロソフィーのダンスです! 自由に踊っていこうね!」
日向「一緒に最高の夜にしましょう! よろしく!」
 1曲目に披露されたのは「Gimme Five!」(ライブ映像はこちら) 。
 2曲目は、つい先ほどばってん少女隊がカバーしたばかりの「ダンス・ファウンダー」。
日向「福岡の皆さん、お久しぶりです! みんなで。。。踊れ〜!!!」

 登場から、自然と体を揺らして踊りたくなる音楽とともに、威勢の良い最高の煽りが入り、会場は大盛り上がり ♪ 。
 3曲目「アイドル・フィロソフィー」(ライブ映像はこちら) では、5人で拳を上げ「アイドルとしての哲学」を勇ましく歌いあげ、最初のブロック終了、MCへ。

奥津「ありがとうございます! 私たち。。。」
5人「フィロソフィーのダンスです! よろしくお願いします!」
奥津「福岡は。。。1年ぶり? ばっしょーちゃんに会えるのを楽しみに来ました。今日は、皆さんと一緒に、最高のライブをしていきたいと思います!  それでは。。。かっこいい音楽が。。。ドン!」

4. 熱風は流転する
5. ポジ子とネガ乃
6. シスター

 ここから、中盤ブロック3曲では、さらに「最高のライブ」が繰り広げられました。
 まず、「熱風は流転する」(MVはこちら) では、落ちサビ「もう…油断してたでしょ?」を「もう…油断しとうもん?」と、ご当地方言ver.で披露。
 続くのは「ポジ子とネガ乃」。

 昨年11月に新メンバーとしてフィロソフィーのダンスに加入した、木葭ののさん香山ななこさんの2人が、向かいあって両手をあわせるシーンで始まり、再び2人が両手をあわせる姿を、エンディングでは先輩メンバー3人が後方から見守る。
 グループとしての "物語" を感じさせる、素晴らしいパフォーマンスでしたが。。。本日、圧巻のパフォーマンスが、直後の「シスター」(ライブ映像はこちら) でした。

 奥津マリリさんの甘く優しい歌声が、会場内に響き渡った瞬間、鳥肌が立ちました。

 今までずっと「踊れ」「踊れ」と煽ってきたフィロソフィーのダンスが、この曲では、ステージ中央に5人で集まり、ほぼダンスしない。
 体を揺らす程度で、あえてダンスを省略して「歌」で魅せる、引き算の演出。
 煽りもダンスも無く、「歌」だけで、こんなにすごいパフォーマンスができるアイドルがいるんだな。。。と圧倒されるステージで、会場は静かに「シスター」に耳を傾け、「最高のライブ」を堪能したのでありました。


●フィロソフィーのダンスステージ (後半)/最後にコラボトーク!

奥津「どうですか? 楽しんでますか? ちなみに、1年前の大阪でのばっしょーちゃんとのツーマンライブ、来てた人〜?」
観客「 (けっこう手が上がる) 」
奥津「いるね〜」
日向「じゃ、福岡の人〜?」
観客「 (わりと手が上がる) 」
日向「福岡じゃないけど九州の人〜?」
観客「 (同じくわりと手が上がる) 」
日向「お〜、私たち知名度あるんだね!」
佐藤「違うかもよ。今日はツーマンライブなんだから」
奥津ばっしょーちゃんの、おうちだからね、ココは」

 最後の奥津マリリさんのコメントが、"良い女感" あふれ過ぎる。。。なんて思っていると。。。

奥津「前回の大阪でのライブでは、ばっしょーちゃんフィロのスの曲『ダンス・ファウンダー』をカバーしてくれたんだけど、オレらはカバーできなくて。去年できなかった約束を果たしに来ました!」
佐藤「あんなにステキに『ダンス・ファウンダー』カバーしてくれたから、お返しします」
奥津「皆さん、一緒に声出してくれますか? 何の曲やると思う? ねぇ何の曲やると思う?」
 と、言いながら、ばってん少女隊ファンにはおなじみのフォーメーションへ。

7. おっしょい!(カバー)
8. ロック★with you
9. シュークリーム・ファンク
10. ライブ・ライフ

 ここからラストまで「最高のライブ」は、最高潮まで熱量を上げて行きました。

「おっしょい!」は、後のMCで上田さんから「『おっしょい!』って、歌の上手い人がやるとこうなるんだなって。ハルさんがビブラード効かせて歌ってたところとか、すごかったです」と、コメントされるように、実力者たちが歌う、素晴らしい「おっしょい!」でした。

 また、「シュークリーム・ファンク」(MVはこちら) では、音源にないSEが冒頭に入り、この音楽にノッて奥津マリリさんからの煽りが連続パンチ!
奥津「盛り上がってきました、福岡〜!」
観客「イェーイ!」
奥津「足らない足らない! イケるか〜?」
観客「イェーイ!」
奥津「足らない足らない足らない! もっともっとイケるか〜!? シュークリーム・ファ〜ンク!!!」

 そして本日、最後の曲となった「ライブ・ライフ」では、ダンス中に隙あらばメンバーにボティタッチしまくる (奥津さんハルさんが主犯でした)  "最高でしかない瞬間" で会場中を多幸感に包み、「音楽を楽しむって、こういうことだ」という姿を魅せて、フィロソフィーのダンスのステージは、全て終了となりました。


奥津「初めての方も、一緒に踊ってくれてありがとう! それでは、本日のゲスト、ばってん少女隊の皆さんにも登場していただきましょう」
上田「あらためまして、unshrink in 福岡、私たちを呼んでくださってありがとうございました! 『おっしょい!』もすごいパフォーマンスでカバーしていただいて、上手い人がやるとこうなるんだなって、勉強になりました」
日向「でも、実はリハのとき、途中の『おいさー!』ってしゃがみこんで "綱引き" ポーズするところで、足がつっちゃって (苦笑) 」
上田「ああ〜 (笑) 、でも、実はこちらも。。。」
希山「『ダンス・ファウンダー』で、腰つっちゃいました」
奥津「カバー曲って、普段使わない筋肉を使うからね〜 (笑) 。」
希山「あと、ハルさん、髪型をおそろいにしてくださって!」
日向「後でツーショット撮ろうね ♪ 」
奥津「 (!) ズルいでござる。。。」
観客「 (笑) 」

上田「あと、楽屋から聞こえてきた楽しそうな笑い声は誰だったんでしたっけ?」
日向「 (渋そうな表情で手を上げて) 失礼しました〜」
観客「 (笑) 」
奥津「言い残したことは、もうありませんか?」
上田「あの〜、またツーマンライブお願いします!」
奥津「 (感動で涙を流す表情しながら) ぜひ!」
上田「今度は、コラボステージもやりたいです」
奥津「東京にも来てね。おいで、オレんち!」
観客「 (笑) 」

 最後に「次回」を期待させる約束を交わして、最高のツーマンライブは幕を閉じたのでありました。


■雑感

 さてさて、今回のライブタイトル「unshrink」とは、直訳すると「ひるまない」「縮こまらない」。
 ざっと調べると、フィロソフィーのダンスさん、これまでに3回「unshrink」というタイトルでライブをしていて、全て他事務所 (ハロプロディアステージ) との “他流試合” といったラインナップでした。

■過去に行われた「unshrink
No./ツーマン相手
①/BEYOOOOONDS(2021年 9.14@Zepp DiverCityTOKYO)
②/でんぱ組.inc(2022年 4.24@Zepp DiverCityTOKYO)
③/OCHA NORMA(2023年 3.23@恵比寿LIQUID ROOM)

 “他流試合” ということを加味し、あらためて「unshrink (=縮こまらない) 」を意訳すると「たのもー!」という、道場破り的な意味になるのかな。。。事前にそんなことを考えながら、本日のライブを迎えました。

 そして、その4回目の相手に、我らがばってん少女隊が指名されたわけですが。。。
 他事務所のアイドルとライブをやるからと言って、道場破り (=相手を打ち負かす) と解釈するのは、違ったな、というのが、今日のライブを観た素直な感想です。

 少し話がズレるかもしれませんが、ほぼ「歌」のみで魅せた圧巻の「シスター」は、かつてばってん少女隊が、カルッツ川崎でのライブや、田舎娘4thツアーで、ダンスを省略して「コトバテニス」を歌っていた、あの姿を思い出させるものでもありました (カルッツ川崎のライブレポはこちら) 。

 フィロソフィーのダンスさんとのツーマンライブを通して、ばってん少女隊は、また新たな魅せ方やヒントをもらっただろうし。。。

 今日のライブは、潰しあう場所などではなく、お互いのグループにとって、そのパフォーマンスを高めあうライブであったのだ。
 バチバチの真剣勝負、ガチンコでぶつかりあって、その上で「また次回、もっと最高のライブをしましょう!」
 そんなメッセージを交換しあったライブだったのだ、そんなふうに感じました。


 。。。とりあえず、今日のところは愛ちゃんのブログ読んで寝まーす。


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