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【ライブレポ】ばってん少女隊@BATTEN 音楽の日 隊員と作るリクエストライブ〜「これを超えていかなきゃ」と、上田理子は言った〜

 本日は、Zepp DiverCity Tokyoで行われた「BATTEN 音楽の日〜隊員と作るリクエストライブ〜」in 東京にて、ばってん少女隊のライブを観て来ました。

 今日のライブは、5/13〜5/31にかけて、ばってん少女隊の曲の中 (※) からリクエストを募り (第3希望まで選択可) 、それを参考にセトリを組んでライブを行うというものです。
 しかも、生バンド&DJセット有りで、こんな豪華な編成、次はいつ観られるか分からない、ばってん少女隊の「最高の音楽」が、一つの結実を魅せるライブです。

 はたしてどんなライブになるか。「楽しみだぁー!!」とワクワクでお台場へ向かうのでありました。

(※) リクエスト対象曲は、2023年5.13時点でばってん少女隊の楽曲として音源化されているものからInst曲、remix曲、および以下を除いたもの。
「のびしろ行進曲」「Going My Way」「ススメ!MIGHTY GIRL」「FORCES」



■ライブレポ

概要 (セットリスト)

17:00開始 約2時間
観客約1,500人、有料配信あり
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セットリスト
【生バンド編成】
0. Overture (バンドメンバーによるソロ演奏有り)
1. 夢のキャンバス
2. すぺしゃるでい
3. びびび美少女
4. でぃすたんす
5. MEGRRY GO ROUND
 MC 自己紹介
6. 乙女ノ手札
7. BDM
8. 和・華・蘭
9. Bright & Breezy
 MC リクエスト結果発表

10位:すぺしゃるでい
9位:乙女ノ手札
8位:ますとばい!
7位:おっしょい!
6位:さがしもの
----ここまで福岡公演 (8.12@Zepp Fukuoka) で発表済
5位:夢のキャンバス
4位:BDM
3位:コトバテニス
2位:びびび美少女
1位:無敵のビーナス

10. Dancer in the night
11. コトバテニス
12. 無敵のビーナス
【DJセット】以下、13〜20まで曲間無しでつなぐMIX ver.
13. YOIMIYA
14. 虹ノ湊
15. あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜
16. さがしもの
17. 御祭sawagi
18. BAIKA
19. OiSa
20. OiSa PARKGOLF REMIX (Short.ver)
【生バンド&DJ】
21. 禊 the MUSIC

◼️もう一献 (アンコール)
【生バンド編成】
1. ありがとーと
 MC 告知:秋の入隊式チケット発売中です
【生バンド&DJ】
2. ますとばい!
3. おっしょい!

◾️本日の共演者
DJ:PARKGOLF
【バンドメンバー】
ギター:佐藤裕晃
ドラム:海老原諒
ベース:堀井慶一
サックス&フルート:寺地美穂
キーボード&バンドマスター:吹野クワガタ

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●会場の様子:

 Zepp DiverCity Tokyoは、お台場のショッピングモールの地下にあるライブハウスで、キャパ約2,100人 ( スタンディング時で1階のみの場合。今日は関係者席で入れなかった2階も含めると約2,500人 ) 。

 感染症対策は、私の確認した限り、特にありませんでした。

 なんというか「またココに帰って来れたんだなぁ」という感じです。
 というのも、私が観たばってん少女隊のライブの中で、ベストバウトだと思っているのが、田舎娘4thツアーファイナル (2019年 3.30、そのときのレポはこちら) 。
 あのときの会場が、ココ、Zepp DiverCity Tokyoでした。

 そして、「あの日」も、生バンドとの共演ライブでした。
 スカロックバンド:MAYSON's PARTYさん、そして、演出家の本間律子さんとのコラボで行われた、「あの日」のライブはばってん少女隊の「最高の音楽」が達した一つの到達点でした。

 ただ、「あの日」は、会場の後ろ三分の一ほどを潰してました。要するにお客さんが少なかった。悲しいことです。
 でも、ライブは本当に最高でした。


 生バンドでのライブは、一言で言えば、音に宿る「生命力」が違います。
 その「生命力」が、「最高の音楽」を作り上げます。


 ばってん少女隊が、Zepp DiverCity Tokyoでライブを行うのは「あの日」以来、約4年半ぶり。

 今日は、お客さんでいっぱいでした。
 どのくらい「いっぱい」だったかと言うと。。。

 いつも、私は会場の「最後方」あたりでライブを観ます。
 ですが、今日は「あの日」と同じ位置で観たくて、3段あるフロアの「2段目の最前 (=フロアの真ん中あたり) 」で観ていました。
 つまり、4年半前は、そこが「最後方」だったんですよ。

 しかし、今日はその位置よりも後ろに、お客さんがズラ〜っと (たぶん700〜800人くらい) いました。
 本当に、本当に多くの方々が、ばってん少女隊の、生命力に満ちた「最高の音楽」を観に集まったのであります!


●序盤:「音圧」がフロアを通して伝わる "幕開け"

 定刻を少し過ぎた頃、暗がりのステージにバンドメンバーが現れ、各自の楽器を装備し始めました。
 この光景に、会場から自然と拍手が湧き上がります。

 バンドメンバーによるソロ (サックス→ベース→ドラム→キーボード→ギター) 有りのOvertureが演奏され、その終わりにばってん少女隊6人が登場。
 すぐに、観客に「背中」を向けて右手の拳を突き上げるフォーメーションへ。

 Overtureのキーのまま、流れるように始まった1曲目は「夢のキャンバス (音源はこちら) 」でした。
 ばってん少女隊が結成された2015年、最初のオリジナル曲だった3曲の中の1つで (※) 、後のMCで「サブスクに解禁されていないのに、長年歌い続け、リクエスト第5位に入った」ことが明かされる曲で、今日のライブは幕開けとなりました。

(※) ちなみに、この曲の歴史については、下の記事でまとめてるので、未読の方は良かったら読んでみてね↓
ばってん少女隊「夢のキャンバス」は、いつからアンセムになったのか

 最初のサビ前、「そこのけそこのけ私が通る!」という、りるあちゃん (蒼井りるあ) の高音ボイスに、生バンドの演奏の音が重なる瞬間、特に「ドスン!」と、お腹に響くバスドラムの音圧がフロアを通して伝わる快感。
 フロアを通じて、"音"が、楽しく走り回っているのを感じました。

 続く2曲目は「すぺしゃるでい」 (MVはこちら) 。
 リクエスト第10位。
ばってん少女隊が、1stアルバムを出すまでの期間、音楽の軸としていた「スカコア」を基調としながらも、カワイイ要素が各所に詰まった良曲です。
 力強くスカのリズムを刻むギターのカッティングを聴いていると、自然と体を揺らして踊りたくなる感覚に、会場は大盛り上がり♪

 この後も、リクエストで上位に入った曲を中心に、アゲ曲から、しっとりと聴かせる曲まで、「生命力」でみなぎる生バンドの演奏が、ばってん少女隊の曲を彩っていきました。
 言わば、ばってん少女隊の楽曲に、次々と「命」が吹き込まれていく瞬間を体感できる、素晴らしいライブ空間の連続です!

3. びびび美少女
4. でぃすたんす
5. MEGRRY GO ROUND
 MC 自己紹介
6. 乙女ノ手札
7. BDM
8. 和・華・蘭
9. Bright & Breezy


●中盤①:リクエスト結果発表!

上田「今日のライブは "隊員と作るリクエストライブ" ということで、5月に投票していただいたんですけど、投票した人〜?」
会場「 はい! (ほとんどのお客さんが手を挙げる) 」
上田「は〜い (笑) 、投票期間の時点では、"一部、生バンドとの共演有り" と告知していたので、生バンドとの相性を考えながら投票されたかと思います。10位から6位までは福岡公演 (8.12@Zepp Fukuoka) で発表済みですが。。。
 いよいよ5位から、発表していきましょう!」

会場「ぅおおお〜! (待ってました〜♪) 」
上田「それでは、ドラムロールをお願いしてもよろしいですか?」
海老原「 (合点承知! 的な感じ) 」
希山「では、第10位!」
上田「違います!」
会場「 (笑) 」
愛ちゃん (希山愛) がボケて、上田さん (上田理子) がツッコむ。
 お約束的な流れでひと笑いあって。。。

希山「第5位。。。(ドラムロールを聴いて) 『夢のキャンバス』!」
上田「サブスク解禁してないんですけど、(長年歌い続けてきた) この曲が5位は嬉しいですね」

春乃「そして、第4位は。。。『BDM』!」(MVはこちら)
上田「この曲は "生バンド" ということを意識して、というのが大きいんでしょうね」
瀬田「ガチロックな曲です♪」

りるあ「第3位は。。。『コトバテニス』!」(ライブ映像はこちら)
会場「おおお〜!」
上田「バンドセットで、アゲ曲に人気が集まるかと思いきや、(しっとり聴かせる系の) この曲が3位です!」
希山「びっくりしたよね」
上田「この曲が上位、嬉しいですね」

「第2位。。。『びびび美少女』!」
上田「3曲目に歌わせていただきました。そして。。。」

瀬田「第1位。。。『無敵のビーナス』!」(MVはこちら)
上田「ということで、面白いのが、トータルの得票数は、実は『びびび美少女』の方が多かったんですけど、第一希望に入れた方が多く、ポイント差で『無敵のビーナス』が第1位となりました!
 え〜、投票期間中は、"一部バンドセット" ということだったんですが、DJセット有りだったら、どんな結果になるか。いつかやってみたいですね」

 そんなわけで、まとめると、下の結果となりました。

10位:すぺしゃるでい
9位:乙女ノ手札
8位:ますとばい!
7位:おっしょい!
6位:さがしもの
5位:夢のキャンバス
4位:BDM
3位:コトバテニス
2位:びびび美少女
1位:無敵のビーナス

 そうです。↑「OiSa」(MVはこちら) が入ってません!
 2021年3月31日から約半年間、有線J-POPランキングで、継続的にTOP10入りした、ばってん少女隊の代表曲「OiSa」がまさかのランク外という結果になりました。
 投票のとき「きっと、みんなが入れるだろう」と、あえて敬遠された感じもしますが、スカコア、ファンク、そして「OiSa」など、尖った曲の多いばってん少女隊の中で、「無敵のビーナス」が1位になったのは面白い結果です。

「無敵のビーナス」は、言ってしまえば、特別な仕掛けの無い、王道のアイドルソングです。それも、昔ながらの王道アイドルソング。

 しかし、ばってん少女隊の、良い意味で "アイドルらしさ" を避けているかのような楽曲群の中で、セトリにポンと「無敵のビーナス」があると、スッと入ってくる、とても聴きやすい曲であることは確かです。
 そんなストレートな聴きやすさが、今回の結果につながった、ということでしょうか。


●中盤②:最年少の歌声「ここから始まる」

 そして、今日のライブ、生バンド編成の最後に、第1位の曲が披露されることとなりました。

 2番サビが終わってからの間奏で、上田さんによる呼びかけから、バンドメンバーの皆さんを一人ずつ紹介する場面があり。。。
上田「さぁ私たちは、福岡から、これからも、とっても楽しくて素敵な楽曲を、お届けしていきたいと思っています!」
 と、地元・福岡を拠点として活動を続けていくことへの "覚悟" を込めた言葉が力強く述べられた後、この曲の最大の聴かせどころである、"落ちサビ" へ突入です。

 特に「Say hello to me, ここから始まる」と歌い上げるパート。
 バンドの演奏が最高潮に達し、その歌声が、発声が、正しくキレイに響かなければならない場面で、今日最高の歌声を聴かせてくれたのが、最年少:柳美舞さんでした。
「ここから、始まる」と歌い上げた、あの場面、プロの生バンドによる演奏に引けを取らない、若干16歳の歌声に鳥肌がたった、素晴らしい場面でした。


●中盤③:「"音"が、楽しくフロアを走り回っている姿」が「観えた」、DJセット

 ここまでのバンド編成は、4年半前を知っている隊員さんなら「期待通り、最高!」だったのではないでしょうか。
 その期待を、良い意味で大きく裏切って、今日のライブの "ギア" を、さらにグンっと上げたのが、「無敵のビーナス」の後の、DJセットでした。


 大成功に終わった「無敵のビーナス」。
 直後に場内が暗くなり、ただ一人スポットライトの当たったキーボード&バンドマスター:吹野クワガタさんによる、美しい「無敵のビーナス」のソロ演奏に、会場中が耳を澄ませて聴き入っていると。。。

 いつの間にか、ステージ中央にDJブースが設置されていて、そこには、DJを務めるPARKGOLFさんの姿が!

ドゥン! ドゥン! ドゥン! ドゥン!

 そして、会場に4つ打ちの重低音が響き「YOIMIYA」が始まりました!

 生ドラムとは、また違う感覚で、お腹にズンズンと響く重低音。
 さらに、曲の随所でスクラッチなど、効果的なDJ技がタイミング良く入ってきます。
 そして、楽しそうにDJブースで踊るPARKGOLFさんの周りを、美しく舞うばってん少女隊

 ばってん少女隊の楽曲に、また新たな形で「命」が吹き込まれた瞬間です!
 レポの序盤で、「フロアを通して、"音"が、楽しく走り回っているのを感じた」と書きましたが、 このときの衝撃を言葉にするならば、まるで「"音"が、楽しくフロア中を走り回っている姿」が「観えた」ようでした。

 音楽 (耳で聴くもの) が、視覚的に「観えた」と感じてしまうほど、素晴らしいDJセット。

 曲と曲をつなぐ、PARKGOLFさんの手のひらの上でアウトロとイントロがキレイに結ばれる「最高の音楽」の連続でした。

13. YOIMIYA
14. 虹ノ湊
15. あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜
16. さがしもの
17. 御祭sawagi
18. BAIKA
19. OiSa
20. OiSa PARKGOLF REMIX (Short.ver)

 なぜこんなにも、DJセットが「最高」だったか。
 誤解を恐れずに書くと、PARKGOLFさんの「参加度」が高かったからだと思います。PARKGOLFさんはDJセットで披露された内の3曲 (15、17、18) の作曲者。「俺の作った曲を聴いてくれ〜♪」とばかりにステージに立っていたし、DJをやりながら、一緒に「歌って」いました。
 生バンドの皆さんの「参加度」が低かったわけではないですが、ばってん少女隊メンバーが、ガチ恋勢が絶対嫉妬するレベルで、バンドメンバーに何度も近寄って行ったのは、「同じチーム」になることの大切さを、4年半前の経験から、知っていたから。
 4年半前、自分たちを「ばっそんずしょーてぃー」(ばってん少女隊と、当時の共演バンド:MAYSON's PARTYを掛け合わせたグループ名) と呼んだほど、「同じチーム」になることが「最高の音楽」の作り方だと、知っていたから。

 DJセットになってから、6+1ではなく、「7人」になっていたからこそ、次のような名場面が繰り広げられる、「最高の音楽」でした。

・メンバー6人とPARKGOLFさんで、曲中に "じゃんけん" で戯れる♪
(14. 虹ノ湊、MVはこちら) 。

・サビで「あんたがたどこさ」を、会場全体で大合唱!
(15. あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜、MVはこちら)

・Sのポーズを作る箇所で一人ずつ『B』『A』『T』『T』『E』『N』を作り、「まだまだ盛り上がっていきましょう!」と煽る春乃さん (春乃きいな)
(16. さがしもの、ライブ映像はこちら)

・イヤモニを外して、お客さんのコールを直接聴こうとする上田さん
(17. 御祭sawagi、MVはこちら)

 などなど、書ききれないほどの名場面が、このライブの「成功」を物語っていました。

 そして、DJセットは、全て昨年リリースの「九祭」以降の楽曲たち。
 かつての生バンド路線で作られてきた楽曲とは違うテイストの、OiSa路線 (コロナ禍で、観客からのコールが無くても盛り上がれるよう狙いを定めた、視覚的で美しい楽曲群) の曲たちが、PARKGOLFさんのDJプレイによって、フロア中を楽しく駆け回りました♪


●終盤①:アイドルは歌い踊るよMUSIC

 本編最後、バンドメンバーも再登場し、披露された曲は「禊 the MUSIC」(音源はこちら) でした。
 会場のボルテージも最高潮に達し、メンバーのテンションもMAX。

 普段は、音源のメロディを崩して歌うことなどめったに無い春乃さんが、サビ前「Are you ready?」を、ほとんど叫び声のようにブチ上げるほど、聴いていると、ワクワクして、リズムに合わせて自然と体を揺らして踊りたくなる、「音楽」の根本的な魅力に満ちた空間が、そこにありました。

 ばってん少女隊も、バンドメンバーの皆さんも、そして、PARKGOLFさんも、みんながノリノリでアイドルソングを歌い踊ったところで、本編はお時間いっぱい。
 客席に向かって「ありがとう!」と口々に感謝の気持ちを伝えながら、ステージは一旦お開きです。


●終盤②:「このライブを超えていかなきゃ」と、上田理子は言った

 間髪入れずに起こった「アンコール!」の大合唱。
 このとき、舞台袖では、ばってん少女隊と共演者の皆さんとの間で「こんなに大きいアンコールの声援があるんだ!」という会話がなされた (直後の春乃さんのMCより) ほど、会場中のお客さんたちによる「もっと観たい!」と、アンコールを求める大合唱が起こりました。

 数分後、バンドメンバーの皆さんと、ばってん少女隊が登場し、披露されたアンコールは、MCを挟んで3曲。

◼️もう一献 (アンコール)
1. ありがとーと
 MC 告知:秋の入隊式チケット発売中です
2. ますとばい!
3. おっしょい!

 途中、「ますとばい!」に入る前に、本来行うはずだった "PARKGOLFさんの呼び込み" を飛ばしてしまう、という場面もありながら。。。
 (そういえば、本編で最初のMCの後、「乙女の手札」のフォーメーションに入ったところで、「待って〜 (汗) 」と、一度ステージから舞台袖にはけていた愛ちゃんが、あわてて戻ってくる、という「一人足りないゾゥ」な場面もありましたが。。。)

 そんなちょっとしたミス、かめへんかめへん。
 ライブが「最高」だったらオールオッケー、無問題! と感じるほど、本当に素晴らしいライブを観ることができました。


 一方で、MC中に上田さんがさらっと放った言葉が印象的でした。
上田「ヤバいよ。これから、このライブを超えていかなきゃいけないんだから」
 今日のライブに慢心すること無く、さらに「その先」を見据える姿勢。
 これからも、ばってん少女隊の「最高」は、さらに更新されていきそうです。

 最後の最後、アンコールをやり切り、ばってん少女隊と、バンドメンバーの皆さん、そしてPARKGOLFさんの12人で、横一列。
6人「ばってん少女隊ぃいいい。。。」
会場「だぁー!!!」
 からの、12人で、手をつないで生声での「ありがとうございましたーーーー!!!」
 会場は割れんばかりの拍手で、12人を御見送りするのでありました。


■雑感

●プロとしての至上命題と重圧

 帰り道、「生バンドってこんなにすごいんだな」とか「メンバーの二人は、まだ高校生らしいよ」と、ばってん少女隊の生バンドを初めて体験したと思われる方々の楽しそうな感想があちこちから聞こえてきました。
 隊員と作るリクエストライブによって、新たな隊員さんが生まれていくようで、ばってん少女隊のすごさを、あらためて感じました。


 先週から、ばってん少女隊は「関東攻め」の日程で、連日のようにライブを行い、「チケットまだ間に合うので、是非ライブへ来て下さい」と、呼びかけていました。
 さらに、ライブの無い日もオンライン特典会や、個人でSHOWROOM配信も行って。

 このレポの最初の、■会場の様子でチラッと書きましたが、4年半前、Zepp DiverCity Tokyoでライブをしたときは、悲しいことにお客さんの数は少なかったです。
 ただ、何度も書きますが、「あの日」のライブは本当に素晴らしかったんですよ。
 しかし、どれだけ素晴らしいパフォーマンスを重ねても、「隊員の外」へ届いていかない、広がらないもどかしさを、あのとき感じていたのは、私だけではなかったと思います。

 そして、彼女たちが感じる責任の比重。
「日曜日のライブ楽しみ♪」と簡単に言ってしまう私たちに比べて、彼女たちは、どんなに重圧を感じて今日を迎えていたのか。

 身もふたもない言い方をすると、結局「世の中」は、売れてるものしか視界に入ってないし、売れてるものしか評価しません。
 ファンがどれだけ「最高だった!」と絶賛しても、「チケット売れなかったんでしょ」で片付けられます。
 プロとしてやっている以上、「売れる」ことは、至上命題。

 表には出さないように努めているけれど、ばってん少女隊は、常にプレッシャーと隣り合わせだと思います。

 そんなプレッシャーと戦いながら、「あの日」の後も、ばってん少女隊はステージに立ち続け、アイドルを続けて、今日を迎えました。
 4年半、メンバーの脱退・卒業・加入など様々なことを乗り越えて。


 そして、今日。
 生バンド&DJセット、そして隊員さんたちの「願い」がこもったリクエストに、ばってん少女隊は、最高の形で応えてくれました。

 当初、"一部、生バンド" だった予定が、PARKGOLFさんの参加もあって、全てのステージが "特別なもの" に変わったのは、「最高」を目指して努力を惜しまない誠実な若者の姿が、多くの大人たちを動かしたからでしょう。


 今日のライブ、集客も含めて、強くなったばってん少女隊の頼もしい姿がありました。
 かつての生バンド路線の楽曲と、BATTEN Recordsの楽曲が融合した、「最高のライブ」でした。


●完走した、物語の続き

 最後に少し話はズレますが。。。「4年半前の物語」には、まだ続きがあり、あのMAYSON's PARTYさんとの対バンが、来月開催予定 (9.2@NAGOYA CLUB QUATTRO) です。
 しかも、先着販売・・・・のチケットが、販売開始から一週間以上経った現時点で、まだ残っています!

 名古屋がばってん少女隊の "ホーム" ではないことを承知の上で書きますが。。。
 これが売れ残るのは、ダメ。ゼッタイ。これは「干してはいけない現場」です。「行けるけど買ってないぷー」という、そこのあなた、早よ買えっ!
(チケットのリンクはこちら )

 今日のように満員の観客で、ばってん少女隊MAYSON's PARTYさんとの対バンを迎えましょう!


 あらためて、本日のライブ、最高でした。
 本当に楽しかったです。
ばってん少女隊が魅せてくれる景色、これからもずっと、お供させていただきたい。
 そう強く思った、素晴らしいライブでした。
 どうもありがとうございました。



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