ASPICEのアセスメントをやってみた

今日ASPICEのアセスメントを試してみました。やっぱり実際にやると不明点がたくさん出てきますね。わかったポイント、わからんポイントを書きます。

テストツールの開発はエンジニアリングプロセスに入るのか

ASPICEは特定のプロダクトを開発するプロジェクトに対してアセスメントをします。そのため、SYS.xやSWE.yはプロダクトそのものの開発やテストについてのプロセスになります。よって、テストのための環境構築などはそれらに含まれないことになりそうです。

テスト用のシステムであっても無理やりASPICEの各プロセスを適用することはできそうではありますが。

ISO26262ではテストツールもある条件を満たすと、26262の規定に従った品質保証が必要になるので、ASPICEとは考え方が違うといえそうです。

SUP.1品質保証におけるプロセスはASPICEでOKか

品質保証の支援プロセスの中でプロセスを定義して、それに従ってプロジェクトを運営しているかをアセスメント、定期的にチェックするというプラクティスがあります。このプロセスは、「ASPICEそのまま」で許されるのでしょうか。

僕の解釈だと、Noだと思っています。ASPICEは具体的なプロセスについては何も言っていない、というのがASPICEとしての主張だからです。ASPICEもプロセスの枠を決めるものとしては使えますが、実体を決めないと品質保証で言っている「プロセス」にはならないと考えます。


あと5回ぐらいやらないとちゃんとできるようにならない気がします。

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