テストタイプあるある

こちらに引き続き、テストタイプの経験論を書きます。

・「機能テスト」もなるべく避ける

機能テストというテストタイプはほとんどのプロジェクトで使っているのではないか、というぐらい頻出しますが、それ以上詳細化されていない場合も注意が必要です。テストタイプは階層化されうるので、上位のテストタイプが機能テスト、なのであれば特に問題ないですが、最下層のテストタイプが機能テストだと、多分大きすぎます。何らかのテスト目的で分類することを考えるとよいと思います。

・「意地悪テスト」はテストタイプではない

僕がお仕事をしている業界だとよく意地悪テストというテストタイプが使われます。ここにはいろいろなテストが含まれることがあって、ある種残飯処理場みたいになっています。テストフェーズ的な意味も含まれてしまっているのかな、と思います。

・テストタイプのビューは明確に決めておく

前回の話にビューの話を出しましたが、テストタイプは特定のビューでテストを分類したもの、です。つまり、ビューが決まれば、どんな種類のテストタイプが必要か、というのはおのずと決まります。

例1:リグレッションテスト/開発フェーズA納入向けテストなどは「テストサイクルビュー」

例2:セキュリティテスト/パフォーマンステスト/機能性テストなどは「品質特性ビュー」

例3:要件シングルカバレッジテスト/有則要件条件組み合わせテストなどは「規制・標準ビュー」

メジャーどころではこれぐらいでしょうか。ビューの中で注意が必要なのが、テストタイプに直接紐づくようなビューばかりではないということです。例えば、テストの自動化に向いたビューの場合は、テストタイプでの分類ではなく自動テストか手動テストかの分類になります。


こんなところでしょうか。ビューの種類についてもそのうち書いた方がよさそうですね。

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