見出し画像

HIPs株式会社と熊谷のヘルスケア革命

HIPs株式会社は、ヘルスケア業界で身体の中で一番大きい筋肉である「大殿筋」のような存在を目指し、多様な専門家が知識と技術を結集させることで新たな上昇気流を生み出している企業です。

今回は、TPL認定セラピストであるの熊谷篤仁さんにインタビューしました。熊谷さんは、異国での学びと国内外の経験を活かし、患者さんの本質的な健康の改善を行っています。

HIPsが、どのようにしてヘルスケア業界に「上昇気流を生み出しているのか」、それを解説していきましょう。

熊谷篤仁


TPL認定セラピスト。フィリピン・アメリカ・オーストラリアの三カ国で留学を経験。 その後、整体師を目指し整体院に弟子入りしながら学校に通い、人体について学ぶ。 当時、全国で最大規模の大手接骨院で入社半年で院長に就任し、翌年退社。 現在は、頭痛やアトピーなどの原因不明といわれる疾患に対応できるアプローチを研究している。


熊谷:基本的には誰の言うことも聞かない人間でした。自由な環境を求めて、海外で2年間インターナショナルビジネスの勉強をしました。

そこでものが栄えるとサービスが栄えるということを学びました。サービスについて考えるとヘルスケア業界が思い浮かびました。

誰にもできないカッコよさを追い求めていたんです。そのときに、親父たちの整体、フィリピンの現状などが結びついて整体師になりたいと思いました。

僕の行動原理は誰かを喜ばせることです。

その中で、これから世界全体が、高齢化していく中で不調で悩む人間は増えていきます。特に東南アジアの国々が直面する健康課題を解決をおこなっていきたいと考えました。


どんな患者さんを見たいのか

児玉:30代の患者さんが主ですが、その理由は何ですか。

熊谷:1つ目は患者さん視点です。30代前半から半ばまでは腰痛を通り越して頭痛がおおいんですよ。仕事や恋愛面、キャリアなどの精神的なストレスが大きくなる時期で頭痛も増える。

頭痛で悩む人の多くは、痛みどめを服用しており長期間服用で効きも悪くなってしまいます。大事な時に、痛みどめがきかなかったりします。

もう一つは、セラピスト視点です。
悩みを持っている人の周りには同じ悩みを持った人が多いです。

僕が大切にしていることは、一人を治してその人から紹介がでることで、より多くの人をしっかりと治していく連鎖を作ることです。

紹介の連鎖をつなげていくことがセラピストとしての喜びだからです。

これが一つのロジックです。

しかし、整体は仕事として見えないものなんですよ。どう信頼を作っていくのか非常に難しい。

整体をすることはそんなに回数がない。広告を出して、本当のことを言っているとしてもなかなか信じてくれない。

児玉:信頼を勝ち取るにはどうすればいいですか。

熊谷:患者さんと一緒に、「なぜ症状を改善したいのか、患者さんの目指す身体の理想を考えていくこと」です。一人一人理想が違います。

肩こりを改善することを理想とする方もいれば、仕事のパフォーマンスを高めることを目指す人もいます。美しい体を目指す人もいます。

理想が違うので、施術の中で何をすべきかが変わります。本当に患者さんの身体と健康に向き合い、患者さんに諦めた理想の身体を提案することで信頼が生まれます。


ベストソリューション

熊谷:10年間頭痛に悩んでる人がいまして、紹介のやり方も特殊で一回会う前にミーティングをしたんです。

児玉:トラウマがあるからですか。

熊谷:ええ。施術中には話し切れないから個別で相談のため時間をつくりました。この方は集中して仕事ができず、いろいろな整体院に通い続けたけど解決できませんでした。

そのため頭痛を和らげるため、痛み止めやコーヒーで緩和していました。しかし、施術するとけっこう早い段階で改善できました。

原因は頭ではなく足でした。スポーツで怪我をしてしまって、左右バランスが乱れた。そして、頭部で左右バランスを支えて頭痛が起こるようでした。

大事なことは、原因と解決策があっているかどうかなんです。さらに、施術はコンセプトがすごく重要です。

「今の体をよくする」か、「理想の体を目指す」のか。

児玉:結果だけ患者さんに伝えることは不十分でしょうか。

熊谷:異なる施術の仕方があるのは知っておいてほしいですね。僕は根本的に治すほうが良いかなと思っています。

クライアントは何かしら悩んでいるから行動しているんですね。クライアントの悩みとセラピストや整体師が結びつくことで信頼が生まれるのではないでしょうか。

児玉:患者さんの主訴だけでなく、当たり前すぎて気づいていない悩みにも答えることが大切と。

熊谷:本当に大事ですね。例えば、頭痛で悩んで整体を受けに来る人は足が太くて悩んでいることがおおい。

頭痛と足、どちらを治したいか聞いたとき足痩せがしたいという人がおおいです。本当の悩みはどっちなのか考えることはありますね。

だから、頭痛はもちろん、その人が悩んでいることをしっかりとヒアリングしますね。そして頭痛だけでなく、足が痩せるように骨盤の調整ができるプラン設計を行なっています。

そうすることで、その人がなりたい理想の身体への施術計画を提案しています。また当たり前すぎて誰にも話さない悩みもあるはずです。

足が太い人はそれをアイデンティティと感じている。僕もアトピーがあることがアイデンティティと思っていました。「治るはずがない!」と無意識だけどあったんです。

頭痛の患者さんも同じで、治すということに不安を覚える方がおおいこと、その気持ちが理解できることが強みです。

児玉:アトピーをアイデンティティと考えられていたんですよね。すごい前向きというか。

熊谷:今治ったからかもしれませんね。子どものころはアトピーと言われるたびに怒っていました。(笑)


HIPs技術とほかの整体の違い

児玉:ほかの整体との違いを教えてください。

熊谷:最も違うのはコンセプトです。多くのところは症状、痛みについて治します。これでは対処療法です。HIPsはその人の体の原理原則、これは脳が作り出す内部モデルです。これは根本治療です。

内部モデルとは姿勢の記憶装置であり、姿勢とその人特有の歪みを記憶しています。

この内部モデルを変えることで、姿勢が変わります。姿勢が変わると、症状がなくなります。内部モデルを変えるには、5つの視点から身体にアプローチをします。

内臓・靱帯・関節・自律神経・筋肉、これらを総合的に評価しアプローチすることで内部モデルが変わります。

この内部モデルと実際の体の食い違いを整えます。同じ技術を使ってもコンセプトが違うので治り方が違います。

児玉:再発する恐れがないということですか。

熊谷:そうですね。姿勢の記憶装置を治すことで、姿勢が原因で生まれる痛みは再発しません。


将来の目標

次世代までバトンをつなぐことが僕の目標ですね。

自分の人生が終わってもクライアントを幸せにし続ける仕組み、それにかかわる労力をつくりたいです。

児玉:自分の代わりを作るということですか。

熊谷:そうではなくて、ウェルネスエンジニアとクライアントをつなぐ環境を作りたい。

僕が死んだ後も誰かを幸せにできるって最高じゃないですか。

それをやりたいです。


■ HIPs株式会社 (HIPs Inc.)
“医療・健康予防の専門職に革新的リソースを供給し、「健康」というキーワードで世界を1つにする”HIPs(ヒップス)はHealth&care Innovation Partnersの略称であり、ヘルスケア業界のヒト・モノ・カネ・チエ、スキルの流動性を高め、病気で苦しまない世界を目指します。
またそのために、医療健康の世界に新たなエコシステムを実現し、リスクマネーを投下できるファンド運用、医療健康従事者(ヒト)の流動性の向上、再現性の追求(データによるサジェスト)を実施します。医療健康業界における様々な状況で立ち塞がる 法人 & 個人 の課題やイノベーションを“まるで身体を支える大臀筋(ヒップ)“のように 医療健康スポーツにまつわる専門家の集合知によって支援する「ヘルスケア領域専門プラットフォーム」です。コーポレートサイト
https://hipsx.co.jp

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?