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仕事のこと

何をしてるかは詳しく言えないが、仕事が割といいペースで入っている。

とてもありがたいことで、中には指名で仕事をくれる人もいてそのたびに元気が出る。仕事柄、かなり元気がいるのでとてもありがたい。

無理やり変な老人が真珠のネックレスの重さを自慢してきたり、文字通りの老害が働いているような職場で働いているよりもよっぽど健康的で文化的だと思う。前前職では色んな謎の体制があったけど、一番不可解だったのは年2回ある宝石を売るイベントで売った宝石の合計から2%がボーナスとして支給されるというボーナスの決まりだった。当然売れない人はボーナス無しだ。2%なので100万売ると2万円のボーナスとなる。ちなみに宝石は平均すると20万円くらいの値段なので100万売るのは太客を何人か抱えていないといけないことになる。

この宝石を売るイベントが年間の中で最も重要な稼ぎどきで、ほとんどの売り上げはここで稼いでいる。先程の真珠自慢の老人は太客を何人も抱えているし、自分自身でも毎回毎回たくさん買っている。

狂った市場があるもんだ、と僕は初めから何も関わらないようにしていた。呼ぶ客もいないし、いたとしても買わせるために骨を折る気になれなかった。イベント中に駆り出されても何もすることはないので裏でコーヒーを飲んだり蕎麦を食べたりVAPEを吸ったりしながら、たまにお客さんにコーヒーを出して適当に時間を潰していた。会社的にはそんなことはないだろうけど僕には全く無駄な時間だった。経営者にガソリンをかけて火をつけたいといつも考えていた。

最近はよく眠れている。

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