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「マスク」ビジネス

1.浜口ウレタン(株)(浜松市西区)

2020/04/13(月)には、ウレタン成型加工の専門メーカーである浜口ウレタン(株)を紹介しました。

自動車の座席にあるヘッドレストやアームレストなどを製造していますが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、約10年前に撤退したマスク事業に再参入します。新型マスクはウレタン素材で洗って繰り返し使え、抗菌効果があるとされる竹炭を活用したマスクなど2種類5月から発売予定、とのことです(同社プレスリリースを参照)。

なお同社は、撤退前にウレタン素材とセットで売っていた医療用の「サージカルマスク」4万枚を浜松市に寄付した、とのことです。撤退後に売れずに残ったために保管していたもので、市の感染予防策に役立ててもらうことを願っています。

2.主力事業の傍らでマスク生産を手掛ける会社

昨今の深刻なマスク不足への対応として「家電メーカーのシャープがマスクを生産する」というニュースは大きく報じられました。今回紹介した浜口ウレタン(株)のように、主力事業の傍らでマスク生産を手掛ける会社は、けっこうあります。

これまでもご紹介した【すごい会社】のなかですと、ダチョウ由来の抗体を配合した化粧品などを製造する一方でインフルエンザ予防の効果が見込めるマスクを生産するオーストリッチファーマ(株)(2015/02/13)や、金網や航空機エンジンのフィルターなど業務用・医療用のメッシュ加工製品の開発および生産を手掛ける傍らで病院などで使われる高機能マスク「N99」を生産する(株)くればぁ(2018/04/04)などがあります。

どの会社も独自技術や得意分野をしっかりと持っていて、それを活かした多角化展開戦略の一環として、特徴あるマスク生産を新たな展開しています。今後、どんな会社がマスク生産に参入してくるのか、期待しつつ注目していきたいと思います。

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3.今週の【すごい会社】

この会社を含め、今週は以下の【すごい会社】をご紹介しました。

★No.2001☆浜口ウレタン(株)(浜松市西区)。自動車向けなどのウレタン製造を手掛ける。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、マスク事業に再参入する。約10年前に撤退したが、新型マスクを開発し販売する。
★No.2002☆弁護士ドットコム(株)(東京都港区)。法律書籍・雑誌のネット閲覧サービスを開始。中央経済社や有斐閣など法律系出版社12社が参画しており、専門的な書籍や雑誌を電子化してウェブ上で提供する。
★No.2003☆(株)マルゼン(栃木県宇都宮市)。新型コロナウイルスの感染拡大で注文が殺到している布製の抗ウイルスマスク「ピアレスガード」を増産する。感染収束のめどが立たないなか、高まる需要に対応する。
★No.2004☆栄研化学(株)(東京都台東区)。新型コロナウイルスの診断補助に使える検査試薬キットを発売。3月18日に研究用として先行販売したが、体外診断用医薬品として厚労省から同31日に承認された。
★No.2005☆サラヤ(株)(大阪市東住吉区)。ロングセラー商品「ヤシノミ洗剤」のイメージが強いが、消毒液の国内大手でもある。「手洗いナンバーワン企業」を目標に掲げ、手指洗浄の大切さを世界で啓発する。

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