カニカマ物語② 誕生編「かにあし」
杉野芳人さんの「カニセンサー」が働き、開発は人工クラゲから人工カニへと一気に舵を切りました。じゃあ、人工クラゲはどうなったの?と気になるところですが、日中国交正常化に伴い中国からの輸入が再開されたので、需要は次第になくなっていきました。もし人工クラゲが完成していたら、すぐに売れなくなっていたかもしれません。そして、現在カニカマは世の中になかったかもしれません。
カニカマ開発の主なメンバーは、専務の杉野芳人さん(当時42歳)を中心に、天才肌のかまぼこ職人と開拓魂を持った研究者