時代・世代によって違う家具のあり方。
毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。
ウォークインクローゼット。
この収納の登場以来、かなり家具のあり方が
変わったように思っています。
現場で家具の取付をしてきましていちばん衝撃
だったかもしれません。
太平洋戦争が終わって、猛烈に働き始めた日本人は
世界中から「奇跡」と呼ばれる復興を果たします。
その中で、一軒家やマンションという住環境を構えることが
ひとつのステータスとして、目標として、働く日本人。
豊かになりました。
家の中に台所や便所と呼ばれた部屋は
キッチンスペースやトイレ、
その後、システムキッチンやW.C
(ウォータークローゼット)と呼び名が変わり
現代の住宅が存在して、今なお進化し続けています。
30年ほど前、家具屋 杉田が家具屋のお仕事に
入ったばかりの頃は、このような玄関収納のオーダー家具は
たくさん注文がございました。
現在でも、このような玄関収納を好まれる
お客様がいらっしゃいますが、ほとんどがメーカー製
量産型の玄関収納が主流で、現場取付も大工さんが
施工されることが多いです。
住宅も家具屋 杉田が子供の頃や高校生の頃や
オーダーメイド家具屋のお仕事に入りたての頃とは
かなり建て方や作り方が変わってきました。
それに伴って、家具も変わってきたわけです。
いつの頃からかわかりませんが
量産型安価の家具が販売されるようになります。
カラーボックスなどは、その走りだと思います。
ニトリさんやIKEYAさんの台頭。
愛知県では、服部家具さんの消滅。
婚礼家具が嫁入り道具の必需品から消えていきます。
新築の住宅にも、婚礼家具を置くスペースも
なくなります。
そして、ウォークインクローゼットの登場です。
このウォークインクローゼットという考え方は
玄関にまで及びましてシューズクローゼットという
収納を誕生させました。
今後は、デジタルデバイスの普及が一般化され
学校でもプリントの配布がなくなり、教科書も
デジタル化されて、書籍や紙は無くなります。
子供部屋に本棚や書類・ファイルを置く
収納も要らなくなるのもかもしれません。
先の事はわかりませんが、
今より、収納というあり方は、さらに変貌を
遂げるのかも知れません。
それでも、「モノ・mono」が無くなる。
訳ではありませんので、「モノ・mono」を
収納する家具はこれからも必要なのかもしれません。
巾や高さ。長さや奥行き。
家具の話や製作を希望されるお客様との
はじめの一歩で必ず出で来る数字。
この数字がメーカー製量産型の家具屋カラーボックスで
補えるのであるのならば、それをご購入されて
大切にいっしょに暮されれば良いと思います。
お店に行ったのですけど
欲しいサイズがなかった。丁度良いサイズが欲しい。
カラーボックスの柄やお色ではつまらない。
そんな欲求が沸いて来た時
オーダーメイド家具屋をたずねてください。
直線系のセミオーダー型家具はこれからメーカー製が
増えると思います。
それでも、欲しいところに引き出しが無い。
引き出しの数が足らない。
そんな希望も
オーダーメイド家具屋しか実現出来ません。
売っていないもの。自分で考えて設計したモノ。
これらもオーダーメイド家具屋でないと
「カタチ」に出来ません。
まずは、門を叩いてください。
オーダーメイド家具屋の門を。
その時、高額に感じたとしても
何十年といっしょに過ごすうちに
「愛着と満足」がお客様の気持ちに
棲みつくようになる。
おもしろいもの。叶えてみたいな
その希望。
愛知県岡崎市のオーダーメイド家具屋
杉田木工所。
たずねてみてください。
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