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第5回錯覚資産_主題1

フランケンとの対談
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いまだ金時ラジオ 第5回錯覚資産

主題1  3種類の成長ループの要(かなめ)は 錯覚資産である
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

錯覚資産の本を取り上げた理由
エッセンシャル思考からクリックモーメントからの流れ。クリックモーメントで複雑エネルギーとして解説されていた部分を明快に説明している。
ハロー効果 イケメン政治家がたくさんの投票を得る。イケメンという1つのプラスの属性値に引っ張られて他の属性値(仕事ができる)も底上げされてしまう現象。マイナスのハロー効果もある。
これをまず理解しろ、一つ成功すると、ハッタリが効くようになる。という理解でよい。

錯覚資産とは、「他人が自分に対して抱く、自分に都合がいい錯覚」のことだ。なぜ錯覚資産が重要なのかというと、それが、成功と失敗を分ける、極めて大きな要因だからだ。
・錯覚資産(勘違いさせる力)は、3種類の成長ループのすべての要となる
本書の前半には、脳内に無意識に生じる認知バイアスの説明と医学的な根拠が述べられている。
・ハロー効果 イケメン政治家がたくさんの投票を得る。イケメンという1つのプラスの属性値に引っ張られて他の属性値(仕事ができる)も底上げされてしまう現象。マイナスのハロー効果もある。
これをまず理解しろ、一つ成功すると、ハッタリが効くようになる。という理解でよい。

すごくライトな読み口で始まる本なので、最初はメッセージが胡散臭く感じるが、本文の1/3くらいまで来ると、ん、待てよ、何だこれは、という感じに印象が変わる。

この本の構成は大きく分けて、「これを言いたい!というメッセージ」と「なぜそう言えるか?の根拠を解説」の繰り返しからなる。

以下のバイアスの章がその例になる。
・利用可能性ヒューリスティック
脳がすぐに利用できる情報だけを使って答えをだすこと。すぐに思い浮かばない情報は、無視して判断を行ってしまう。
錯覚資産に懐疑的な人間を説得するための説明

・認知的不協和の理論
自分の中で矛盾や葛藤(認知的不協和)があるとき、無意識のうちに事実を捻じ曲げてしまい、その矛盾を解決しようとする。
(例)お金持ちになりたいけどなれない→金持ちは人を騙して金儲けをしている。
現実を変えることで認知的不協和を変えられる場合は、健全な結果になる。しかし、それが困難な場合、無意識は認識や記憶の書き換えによって矛盾を解消する。
・感情ヒューリスティック
好きなものはメリットだらけでリスクがほとんどなく、嫌いなものにはメリットはほどんどなくリスクだらけだと思い込む認知バイアス。
・認知バイアスを引き起こしやすくなる脳の性質
脳は過剰に一貫性を求める(一貫していない状態が不快)。過剰に原因を求める(雨乞いをしたから雨が降った)。過剰に結論を急ぐ。
まとめ
脳にはさまざまなバグがあり、そこで様々な勘違いが生じ続ける。それがプラスあるいはマイナスの錯覚資産を形成する。錯覚資産は、複数の成長ループのかなめになっているからそれを無視してゲームに参加することは不利になってしまう。

錯覚資産を蓄積した状態だと、2回目以降の成功確率がアップする!
実力→成果というルートを否定はしない。ただ、一部なんだ、ということ。それ以外のループがいっぱいある、そして、複利だ、と
ここまでのチャプターは、錯覚資産とそのループがあるよ、と言った。
次は、これを使うということの意味を考えて行く。

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