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第1回「時間を大事にする」という言葉の意味 主題3 死にかけて視界がひらけた

フランケンとの対談
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ともあれ、このイベントで文字通り視界が開けた。

まず、自分は一度死んだ。
その時に感じたことが4つある。
悪いこと2つ
イイこと2つ

1.帰ってこれなかったら、今まで投資だと思っていたものは全て無価値になっていただろう。
2.次に、今まで大事だと思っていた物事のほぼ全ては些事であった。
ほとんどの「やらなきゃいけない仕事」と思っていたものは、自分が死んだらそれまでの仕事で、やんなきゃ誰かがやるだけの仕事。
自分でなければならない、というようなものなんて、ほとんどない。

何らかのポジションや評価などのための仕事っていうのは、他人の価値観のなかで動いている仕事。
このことばっかり考えていたけれど、本当はこの仕事は人生の目的、というほどのものでは無い。

この手の仕事って、死ぬ瞬間に脳をよぎりもしなかった。

ちょっと脱線。
読んでもらいたい本。
七つの習慣。この中で、緊急性の高い、低い、重要性の高い、低い、で4象限に分けて考える話が出てくる。
ネタばれで申し訳ないけど、緊急性が高くて、重要性が高い仕事、1領域のイベントっていうのはなるべく少なくした方がいい。僕らが大事だと思っているのは、だいたいこれだ。
大事なのは2領域、重要性が高い、緊急性が低い、人生を豊かにするものとは、この領域に入ることなんだ、と書かれている。

「今は時間が無くて、できてないけど、毎日やっていれば仕事にからなずプラスになることを思い浮かべてみて」
これが2領域のイベント。

3.また、自分がやりたくて続けてきた事柄については、やりかけのまま終わるにあたっても、なお満足だった。
先ほど、山登りの話をしたけれど、嫌々登るような山っていうのは、登頂しなければまるまる無駄に感じる。

でも、好きで上る山っていうのは、登っている過程が楽しい。
途中で腰を掛けて、ああ、いい景色だな、って思うのが楽しい。

僕たちは、同時にいろんな山を登っている。
どういうつもりで登っている山なのかを、わからなくなることってあるはず。

そんな時に、この山登りそのものが、今楽しいのかどうかっていうのは、判断の材料になる。
4.最後に、僕はウェットな人間関係を馬鹿にしてきたが、
家族や友人との関係はすごく大事なものだった。
これについてはたぶんうまく言葉にできない。
というか、

その代わりと言っちゃなんだけど、もう一つ脱線。知っておいてもらいたいスピーチ
TED
ロバート ウォールディンガー
人生を幸せにするのは何?
というスピーチ。

これはいい。多くは語らない。とにかくいい。
このラジオを止めて、検索して、もうこのラジオに帰ってこなくてもいい程度にはイイ。

まとめると4つ。
1.人生を投資だと思っていると、回収し損ねたら後悔するよ
2.大事な仕事、と思っている物って、意外とどうでもいいものだよ
3.目標を達成できなくても、経過が楽しいような仕事を大事にするといいよ
4.家族や友人との時間を大事にした方がいいよ

割と当たり前だね。
ともあれ、病気をなおしながら、

自分の人生とは何かということを自問した。
「人から求められる正しい生き方」は、空虚な絶望しか生まない。
たぶん、それは自分の価値観から来る生き方じゃないから、最後の最後で自分の価値に変換できない。

再び絶望するのが怖くなった。あれば、だめだ。
あの後悔の中では死ねない。

だから、
自分の人生は、自分自身で肯定しなければならない。

幸い、あの経験で、感じた4つのことのうち、2つが自分を最後に認めてくれるものだということを学んだから。
今の僕の座右の銘は
「時間を無駄にしない」
すごく当たり前だね。

文字づらだけ見ると、
「ライバルは昨日サボらなかった自分」
「時間を浪費しない」
以前のものと変わらないように聞こえるかもしれない。

でも、全然違う。
時間を無駄にしない、というのは
流れている時間というものを、その時その時で、「一番意味のある使い方をする」、という意味。
振り返ったときに、「意味があった」と思えるような使い方をするという意味。

忙しく仕事を詰め込むことじゃない。

このチャプターのキーワード
「時間を大事にする」ということは、振り返ったときに「意味があった」と思えるような使い方をするということ。

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