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変革期(Transitional period)

前回のnoteが自分で読み返しても説教くさかったので、今日は「一人ひとりが主人公」という社是を掲げる以上は、このタイミングで私から必ず仲間に伝えておかねばならないこと/仲間が知っておかないといけないことを改めて真っ直ぐに記しておきます。

まず、株式会社とは何か?というところから。株式会社とは、個人ではその目的を叶えられない大規模なプロジェクトや事業を実現するために、複数の人々(株主)が資金を出し合ってつくる組織です。(従業員持株会の会員となっていただいた方も株主の1人です。)

この組織は法律によって認められた存在であり、個人とは別の「法人」として扱われ、契約を結んだり、資産を持ったりすることができます。株式会社は、出資した資金の範囲内でリスクを負う株主の利益に貢献します。(会社がうまくいかなくても株主は出資した金額以上に損をすることはありません。)

株式会社では、株主によって経営の監督者として取締役が、取締役によって経営の執行者としてマネージャーや社員が信任されます。取締役、マネージャー、社員は一丸となって、株式会社が実現しようとする目的を叶えるために企業価値(事業の成長可能性)を最大化させ、仲間とともに顧客(社会)の進歩発展に貢献します。

興味のある方は以下の本を読んでみてください。

さて、私たちは大きな社会的信用の獲得によって理念の実現につながる事業成長を加速させることを目的として上場を目指しています。

そのためには上場企業に求められる(信用に値する)基準をクリアする社内制度を作り、それを運用する必要があります。これらの経営管理体制を作り上げ、取締役、マネージャー、社員全員が誠実に運用することこそが、事業の安定的、継続的な発展に繋がるのだと考えています。(その結果、社会的な信用がついてくる)

この2年半の間、私たちは東証グロース市場に求められるレベルの事業運営を実現するための組織、経営管理体制の構築に多くの投資をしてきました。そのための費用は、新たな株主の皆様からの出資によって補っていただきました。私たちがプロダクト、セールス、コーポレートの組織づくり、経営管理体制の構築に失敗しても、その出血を止めてもらえる環境がありました。

ここからは、もう傷を負っても魔法の様に出血を止めてもらえる環境はありません。自分たちで失敗から学び、必ず月次の目標を達成して、1. 私たちの生活を支え、より豊かにするための利益を、2. これまで融資や出資によって支えてくださった皆様の期待に応えるための利益を、3. 未来の顧客から求められるサービスを開発するための利益を創り出す必要があります。

一人ひとりが自分たちで成長機会を創り、これまで出来なかったことを出来る様にしていきましょう。出来ない理由を考えている時間はありません。私たちのDNAにあるように、一人ひとりが出来る方法(ネクストアクション)を具体的に考え、具体的に行動しましょう。

来期から、大きく環境が変わることを知っておいてください。全員が「どのようにすれば、自身とチームが持つ理念の実現に対する応答能力を高め、今日という一日の売上・利益を最大化できるか?」をそれぞれで考え、実行しましょう。その環境に適応するために、一人ひとりが考え方、熱意、能力を高めていただけることを心から願っています。

私も全力で自身の葛藤とポテンシャルに向き合い、新たな環境に適応できるように自己変革にチャレンジしています。私たちは、もっともっと成長できます。次のシーズンも全員で日々の仕事を、会社の経営を楽しみましょう!

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