見出し画像

「日傘男子」の夏。

高橋　杉雄

　きっかけは同業者友人のツイートでした。

　読んですぐ、「ファーストペンギンになればいいじゃん」とあおろうかと思ったのだが、思いとどまりました。というのも、この直後に出かけなければならないことを思い出したからです。

　外は灼熱。他人をあおっている場合じゃなくない？？

　他人に「ファーストペンギンになれば」と言うくらいだったら、自分でやればいいじゃん？と。

　というわけで、出かける途中の電車で購入を決断。当たり前だが日傘には何の知識もないので、大庭さんの書き込みにあった「サマーシールド」を手がかりに検索。某家電系通販サイトで購入しました。

　配達は翌日の夕方。なので使い始めたのは7月27日からです。

　使い始めるとビックリ。違う違う。

　頭に日光が当たらない→髪が暑くならない→そもそも顔とか首筋も日陰→体感気温で5度は違う！

　というくらいの違い。使い始めたその日から手放せなくなりました。

　ただ、「ファーストペンギン」云々とは別に、実は購入を数時間ためらいました。その最大の理由は、私が「忘れ物魔」であることです。
　いろんなモノをいろんなところに忘れてきてます。傘はその中でも上位にランクされるモノ。忘れない気がしない。

　ところで、傘を忘れる時って、傘立てに入れて、出たら晴れていたときというのが多いわけです。雨傘は使うと濡れてしまうから、傘立てに入れなきゃいけない。
　ところが日傘は濡れないわけです。なので、屋内に入ったらすぐにバッグに入れてしまえば良い。そう思いが至ったところで購入に踏み切りました。

　というわけでこの夏、出かけるときは常に使ってました。いわゆる「日傘男子」というヤツですけれど、特に奇異な視線で見られることはなかったですね。
　暑さの中、歩いている人は周りの日傘が女性か男性かなんか気にする余裕はない。多少奇妙な目で見られたとしても快適さが圧倒的に勝つ。
　むしろ私の方が、他に男性がいるか見渡しているような感じでしたね。そうすると結構見つかるものです。というわけで、この夏、だいぶ男性の日傘も広がってきたのでしょう。

　ということで、もう少し涼しくなるまで使い続けます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？