わざとだよ

私の恋人は、手の痛いツボを押す等、私が痛がることをすると「ごめん！わざとだよ！」って言ってくる。

「ごめん！」の次には「わざとじゃないよ！」が来るもんだと思っているから、その意外性にウケてしまう。まあかなりの回数言ってきてるのでもはや意外性はないのだが、でも、なんか良い。

あと、クーポンの抜けがけをする。クーポンの抜けがけとは、「ねえスタバ行きたい」と珍しく言うのでついて行ったら、自分だけスタバチケットを所持しているのだ。「スタバチケットをもらったからスタバ行きたい」と言えばいいのに、なぜか支払いの瞬間まで言わないのだ。急にレジでクーポンを出してくる。いやそれ使いたいだけなんかい。私はその行為をクーポンの抜けがけと名付けた。

そのほかにも、ちゃんぽんの野菜増しやドリンクバー無料など、クーポンの種類は豊富である。たいていの場合、私もその利益を享受しているので、文句はないです。ただ、なぜクーポンを使いたいから行こうと言わないのか。
昨日、ふと思ったので聞いてみた。

「僕の行動はルーティン化されている。それに外れた行動はクーポンだと疑え。クリティカルシンキング。今はサーティワンのクーポンあるよ」

とか言ってきて、意味がわからなかった。
クーポンの抜けがけもわざとやってるらしい。

おしまい。