ニューイヤー駅伝!!

こんにちは、GMOペパボ内部監査室の杉野です。

小学生の時に初めて見た箱根駅伝にドはまりして以来駅伝が好きで、ニューイヤー駅伝や箱根駅伝は毎年見ています。

初めて見た箱根駅伝で他を圧倒する早稲田大学の走りに魅了されたのですが、その中でエースとして走りチームを優勝に導いたのが、現GMOアスリーツ監督の花田選手でした。

という思い出もありつつ、駅伝ファンとしてニューイヤー駅伝を初めて観戦する方にも興味を持ってもらえるように、大会の概要、GMOアスリーツ、その他注目選手等について書いていきたいと思います。noteを使って書いていくのが初めてなので、読みづらいと思いますがその点はご容赦ください。

ニューイヤー駅伝とは?

正式名称は、全日本実業団対抗駅伝競走大会と言います。かたいですね。
毎年元旦に行われることから、ニューイヤー駅伝とも呼ばれており、こちらの方が一般的に認知されています。2020年も1月1日(水)に開催されます。

現地観戦する方も移動のバスの中ではテレビで途中経過をみられるようです。現地観戦されない方も、TBS系列で放送予定なので是非TV観戦しましょう!

こちらはTBSのサイト

TVは朝8時30分から始まり、競技開始は9時15分頃の見込みです。

どんな企業が参加するのか?

各地域の予選を通過した計37チームが出場します。

区間エントリーリスト

主要な企業をピックアップすると、
(自動車関連)
トヨタ自動車、Honda、マツダ、SUBARU、トヨタ自動車九州

(車以外のメーカー)
旭化成、コニカミノルタ、カネボウ、

(エネルギー系)
中国電力、中電工、九電工、MHPS、大阪ガス

(その他)
ヤクルト、ひらまつ病院、警視庁

重厚長大なイメージの大企業ばかりですね。
そんな中、病院や警視庁が入っているのは少し意外な感じもしますが。

こんな大企業を向こうに回して、今回初出場するのがGMOインターネットグループです!
いわゆるIT系と呼ばれるような企業は他にありません。

ニューイヤー駅伝はどこを走るのか?

走る場所は、群馬県になります。上州路を駆ける、などとも表現されますが、群馬県庁をスタート・ゴールにして、群馬県の主要な都市の市役所を経由する周回コースになっており、高崎、伊勢崎、太田、桐生の各市役所が区間を繋ぐ中継所になっています。

駅伝コース

ニューイヤー駅伝は全部で7つの区間に分かれています。区間ごとにかなり距離のバラつきがあります。(区間エントリーが出たので、GMOの出場選手を追記。選手名からGMOアスリーツの個別ページにリンク 敬称略 12/30 14:00)

1区 12.3km (倉田 翔平

2区 8.3km (ビクター・コリル・キプキルイ

3区 13.6km (森田 歩希

4区 22.4km (山岸 宏貴

5区 15.8km (渡邉 利典

6区 12.1km (林 奎介

7区 15.5km (下田 裕太

最短の2区と最長の4区では、2.5倍以上の差があります。ニューイヤー駅伝のルールとして、外国籍のランナーは2区のみ走ることが可能となっています。そのため、例年2区のランナーはほとんどの企業が外国籍のランナーを起用しています。

また、最長の4区は各企業のエースランナーが集まるため、MGCに出場していたような有力ランナーが多く走ると考えられます。

GMOアスリーツはどんなチーム?

メンバーの詳細な経歴等はアスリーツのHPを見ていただくのが一番かと思います。
GMOアスリーツHP

GMOアスリーツの花田監督が元々上武大学の駅伝部監督だったのと、アドバイザーに青山学院大学の原監督がいらっしゃるため、上武大学、青山学院大学出身の選手が多いです。

箱根駅伝をそこまで見ない方でも、原監督はテレビでの露出も多くご存知の方も多いのではないでしょうか。

原監督率いる青山学院大学は、ここ数年の学生駅伝界を席巻しており、直近5回の箱根駅伝のうち、優勝4回、2位1回と圧倒的な強さを見せています。表にするとこんな感じ。

青学成績

で、その青山学院大学の選手の中でも主力選手がGMOアスリーツに入り活動を行っています。所属選手の箱根駅伝の成績をまとめると下表のようになります。

青学OB箱根詳細

下田選手の3年連続区間1位をはじめ、4選手が区間1位を獲得しており、すべての選手が箱根駅伝の優勝を経験しています。
一色選手は3年連続で区間3位ですが、箱根駅伝の2区は『花の2区』とも呼ばれ、各校のエースが集まり、ケニア等からの留学生ランナーもエントリーする区間です。
そのため、2区で区間3位ということは、他の区間であれば悠々と区間1位をとれる走力があると言えます。
また、青山学院大学出身で、箱根駅伝には出場していないのが、橋本選手です。
東京五輪代表を決めるMGCでは一時先頭に立ち、最終的には5位入賞をしたのは記憶に新しいところです。
青山学院大学出身の上記6選手以外も、世界選手権に日本代表として男子マラソンに出場した山岸選手、ニューイヤー駅伝の東日本予選で1区4位だった倉田選手、東京大学出身という異色の経歴をもつ近藤選手、ケニア出身のビクター選手(なんと17歳!)と多彩な顔触れです。

2016年に発足したチームであり10名と少数ですが、まさに精鋭が集まったチームであり、古豪のチームと遜色ない戦いができる陣容です!


ライバルチームは?

ニューイヤー駅伝の直近10大会における成績は下表のとおりです。

ニューイヤー成績

ここ3年は旭化成が3連覇しており、トヨタ自動車、コニカミノルタ、日清食品グループといった企業が優勝チームとして名を連ねています。

2020年のニューイヤー駅伝は、旭化成とトヨタ自動車の2強、と表現している記事を多く目にします。そこに、コニカミノルタ、GMOインターネットグループ等がどう立ち向かっていくか?というのが客観的な力関係でしょうか。

注目の選手

GMOアスリーツは、出場する全選手が注目選手なのですが、ニューイヤー駅伝に出場する有力選手は、双子や兄弟の選手が多いので、そこにフォーカスして注目の選手を紹介していきたいと思います。

市田孝、宏(ともに旭化成)

市田兄弟

兄がたかし、弟がひろし です。鹿児島出身で、二人とも鹿児島実業、大東文化大学、旭化成と同じキャリアを歩んでいます。二人ともニューイヤー駅伝では毎年のように活躍しており、兄の孝は直近3年で2回区間1位、弟の宏は直近3年でなんと3回連続区間1位(全て6区)と、旭化成3連覇の中心にいる双子です。今回大会も二人そろっての出場が予想されます。

村山謙太、紘太(ともに旭化成)

村山兄弟

兄がけんた、弟がこうた です。この二人も旭化成です。村山兄弟、市田兄弟が揃って出場したため、昨年は7区間のうち4区間がこの2つの兄弟で占められていました。市田兄弟とは異なり、大学はそれぞれ違う大学(謙太が駒澤、紘太が城西)に進学しましたが、社会人になり再び同じチームになりました。兄謙太は、直近3年で区間1位2回、区間2位1回(全て5区)の成績を残しており、こちらも3連覇の中心メンバーです。弟の紘太はエントリーから外れていたので、今年は双子2組揃い踏みとはなりません。

設楽啓太、悠太(日立物流、Honda)

設楽兄弟

兄がけいた、弟がゆうた です。この二人は大学までは東洋大学で同じでしたが、社会人になって別のチームに進んでいます。知名度的には弟の悠太の方が有名かと思います。2018年の東京マラソンで当時の日本記録を更新し、日本陸連が設定したボーナス1億円を最初に獲得したことで大きく注目されました。先日のMGCにおいても最初からハイペースで後続を突き放し、30km過ぎまで先頭を走っていたのはMGCを観戦した方は、覚えているのではないでしょうか?また、ニューイヤー駅伝にも滅法強く、エース区間の4区を4年連続で走り、区間1位3回、うち2回は区間新記録と、今年もエース区間でのエントリーが予想されます。

服部勇馬、弾馬(トヨタ自動車、トーエネック)

服部兄弟

兄がゆうまで、弟がはずま です。他の兄弟は双子ですが、服部兄弟は双子ではなく年子の兄弟です。兄の勇馬は、先日のMGCで2位に入り東京五輪のマラソン代表に内定しています。ニューイヤー駅伝でも昨年5区で区間1位でした。

社会人チームの趨勢

ニューイヤー駅伝にどんな企業が参加するのか、という部分で少し触れましたが、2020年のニューイヤー駅伝にはGMOインターネットグループ以外にIT系企業は出場していません。

ただ、数年前まではDeNAがヱスビー食品の駅伝部を引き継ぎ出場していました。ただ、2018年10月に駅伝からの撤退を表明しています。

また、ニューイヤー駅伝において直近10年間で優勝2回、3位3回を誇る日清食品グループもDeNAと同様に、2019年1月に駅伝からの撤退を表明しています。

他の社会人スポーツと同様にどちらかと言えば縮小傾向にある中で、GMOアスリーツが新規に社会人チームを創設し、新たにニューイヤー駅伝やオリンピック等に挑んでいくというのはとても意義あることだと思います。

2020年4月入社予定の選手

帝京大学の島貫温太選手が、2020年4月からGMOアスリーツに所属することになりました。新年の箱根駅伝は6区にエントリーされているので、こちらも箱根駅伝見る方は注目してみてください!

GMOアスリーツのツイッター

最後に

ニューイヤー駅伝について色々書いてきましたが、なんだかまとまりがないですね笑

ニューイヤー駅伝の観戦にあたって、少しでも興味をもってもらえたら幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?