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将来の暮らしを真剣に考えてみる ②


県庁所在地大分市の状況

    今日現在の大分市のホームページには、平成28年12月末時点での大分市の状況と、過去の人口統計等に基づく2015年から2024年までの予想が掲載されています。

    それによると
◯増加で推移していた人口の伸びが緩やかになり、今後減少に転ずると予測される。
◯これまでの人口増加は、大分市から県外に転出する人口よりも、県内の他市町村から大分市に転入する人口の方が多かったからで、今後は他市町村の人生減少にともない大分市に転入してくる数が減少し、それによって大分市の人口が減少して行く。
◯大分市郊外部での少子高齢化の進展が顕著で、今後、市内全域において少子高齢化が進む。

大分市の課題

◯少子高齢化の進展・人口減少局面への突入
◯地域コミュニティの弱体化
◯空家増加の懸念
◯日常生活の利便性の低下
◯転入者の減少
                                 

(大分市ホームページより)

未来への希望の為に

    私は、2週間前に本テーマで故郷日田市上津江町の状況を述べましたが、なんと県都大分市も程度の差こそあれ殆ど同じ課題を抱えています。
    
    そうであれば、我が故郷大分県は今後全県的に少子高齢化と人口減少が進んで行く事になります。
    そして、大分市が10年前に出した予想通りに状況が推移しているとすれば、政治も行政も現在までの10年間、有効な対策が打てていないと言えるのではないでしょうか?

   3月4日から開かれている大分市議会に関連して、ある市議が
『市長は就任して、子育て支援・少子化対策として給食費無償化など複数の事業を行っています。
    その予算が必要になり、ほかの事業の縮小や廃止を行う為、以前とかなり予算編成が異なっています。
   しっかりと議案の審議を行なって行きます』
・・・と投稿していました。

今、政治家に求められるもの

    自治体の抱える問題は何年も前から明らかです。
     しかし、政治家は自分に投票してくれる高齢者や地元企業に気に入られるような政策やお金の使い方をしがちです。
    その結果として、人口減少に有効な対策が取られないまま現在まで来ています。

     政治家が、勇気を持って将来に向けた改革を行う為には・・・
◯有権者に対する丁寧な説明
◯政治家自身の誠実でクリーンな政治活動
・・・が必要だと思います。

    それができれば、高齢者をはじめとした現在を生きる方々も、痛みを伴う改革(暮らし)に必ず理解を示して下さると思います。
           
    誰も子供や孫に苦しんでほしいとは思っていないからです。
    誰も自分の故郷がなくなっていいとは思っていないからです。

   また、以前他の市町村の有志の方と話していたら
『大分市が色々変えると、またこっちから大分市に出て行く人間が増えるから困るなあ』
・・・とおっしゃっていました。

    今は、大分県全体が放っていたら沈んでしまう船団のようなものです。
    一つの船が沈まぬ手立てをしようとしている時に、それを困ると言うのは『一緒に沈もう』と言っているようなものです。
    自分の船も沈まぬ努力を必死でやるしかないのです。
    もちろん他の船の様子を見て、真似すべきは真似をして・・・

※これまで述べてきたような事が実際の行動(変化)になる為には、有権者1人1人が、それぞれの市町村の状況をきちんと把握した上で、それを自分事として考え、投票をはじめとした明確な意思表示に繋げる事が不可欠だと思います。

   未来への希望を繋ぐ為には、主権者たる住民自身が変わる必要があるのです!



   

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