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ダイエット ヴィパッサナー

ヴィパッサナーについて

ヴィパッサナーの動画リンク ↓ ↓ ↓
            歩くヴィパッサナー

今回はヴィパッサナーについて、解説させて頂きます。

よく「心と体の統一」とか、「心身一如」と言われますが、実感されている方は少ないと思います。

「心ここにあらず」とも言いますが、どういうことでしょう。

たとえば、宅配の仕事中、体は運転していながら、心は次に配達するお客様への対応だったりします。

たとえば食事中、体はおかずに手を伸ばしつつ、心は友人との約束だったりします。

ヴィパッサナーは、歩きながら背中や足裏、呼吸、肩甲骨、腹と、その都度気付いた感覚を、心の中で実況します。

呼吸に意識が行ったら、「吸う、吸う、吐く、吐く、吐く」、足に意識が移ったら、「抜き足、抜き足、差し足、差し足、忍び足、忍び足」、背中に意識が移ったら、「伸びる、伸びる、縮む、縮む」、この感じるという行為を、習慣にして、脳回路を変換するのです。

思考は感情と連動し、計算して物事を処理しようとします。

意識的、無意識的に、目標目的を設定して、そのゴールを目指して走るのです。

つまり、意識は今歩いている地点ではなく、目的地にあるのです。

闘争です。

苦です。

体内には無数の神経伝達物質が流れ、安らいだり、興奮したり、怒ったりしておりますが、諸行無常の3次元の現象に、諸法無我の心と体が、安定安泰を求めて、それが叶わぬときには、苦の神経伝達物質が流れます。

一切皆苦です。

エゴが目標目指して走る道のりは険しく、厳しく、達成すると、達成感に浸り、過去を振り返り、また次なるゴールを目指して走り出すのです。

認識しているもの以外何もないこの身体や心が認識できるのは、今という瞬間に、ここにある感覚のみです。

それをヴィパッサナーで知るのです。

ゆっくり動きながら、心が認識した感覚を確認するのです。

視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚です。

この五感を感じることは、誰でもできますね。

そして、感じることができれば、「今ここ」の連続です。

人間関係や仕事のトラブルや、親族近所とのお付き合い等々、問題が起きたときに、対処対応している瞬間は問題と向き合い、それ以外は「今ここ」を感じていれば良いのです。

あるがままです。

空を見ているときに、ずっと先には宇宙があると想像するのは勝手ですが、認識しておりません。

ゆっくり流れる雲を見ているときに、地面に這いつくばるクモを認識しておりません。

私が認識しているのは、空と雲です。

他には何も無いのです。

「何言ってるの、後ろには山があって、前には海もあるじゃない」と、いうかもしれません。

しかし、たかだか短い一生の中で、我々が知り得る物事はチリのようなものです。

「感じているもの以外に何かある」と、主張していることがナンセンスです。

「今ここで5感で認識しているもの以外何もない」

それが明白で、人生をシンプルにして、時間や苦を一掃してくれるでしょう。

決めると失敗する
この身体の感覚を客観視することで、心と身体が今ここで行なっていることに気付くようになります。

エゴは損得を計算して、先まわりして、判断します。

たとえば運転中、見通しの良い交差点で、交差する道からも車が走ってきたとします。

交差点を見た瞬間、交差する道を走っている車との距離を計算します。

「行ける」と一瞬で決断します。

こうなると、人間は方向転換が困難になります。

横切る道を走るドライバーも、同様に判断したならば、ぶつかる確率が上昇します。

たかだか、5秒停止することで、どれほどの不利益があるのでしょう?

しかし、エゴにとって、5秒のロスは不利益なのです。

無明です。

脳回路は不器用です。

ヴィパッサナーで、今ここに滞在している人は、こうはなりません。

常に気付いているからです。

柔軟でニュートラルな心持ちは、無明とは無縁です。

仏教では、食欲、性欲、名誉欲、財欲、睡眠欲を5欲と言いますが、この5欲に流されることもありません。

常に気付いているので、食欲に流されて、無闇に食べてしまうことも無いのです。

この気付きの意識を養うのにヴィパッサナーが、有効なのです。

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