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春日未来についての考察

注意:ミリアニ・ゲッサン・Blooming Cloverのネタバレが多分に含まれています
幻想Pの戯言と思いながらお読みください


私の中で春日未来と言うと、おバカで、元気で、仲間思いで、色んな事を引き起こすが謎の無敵感と信頼感があるアイドル
ただ、アイドルマスターのセンターの系譜として強い印象を残すアイドルではなく、少し触れた程度では没個性枠に入ると思う
しかし今回ミリアニを視聴したところ、この印象がかなり変化した
といってもミリアニだけで変化しただけ訳ではなく、ゲッサンミリオンライブやBlooming Clover、今までのゲームでの行動を踏まえた上での変化だ

春日未来の骨子は「即断即決」ではないかと思う
普通ならば問題が発生した場合、それに悩み、問題と直面し、友人から手助けを受けたりしてそこから解決へと動く
未来の場合問題が発生すれば即座に判断し、即座に解決に動く印象がある
これはゲッサンミリオンライブ、一番有名なページであろう静香に期限付きの活動を打ち明けられた際に絶望感すら漂う状況下であるのにもかかわらず、静香の本当の願いを引き出し、静香が大事な一歩を踏み出す手助けをしている
なお未来はこのページの前ですでにメンタルを非常に弱らせていて、自覚していない状態で判断した事が自覚しないまま徐々にメンタルを傷つけている。という状況にいる
それこそ静香に水を向けられるまで自分の心境を捉えきれてなかったように見え、如何にゲッサン版で静香の存在が大きかったかがわかる
また、常時即断即決ではない事だけは付け足しておく

当然自分の意見が最優先、という人間ではなく相手の意見を優先し、決断を委ねたり保留したりすることはあるが、基本的に自分の中で悩み続ける、という状況はあまりない印象がある
そして未来には膨大なまでの行動力も備わっている
それが垣間見えるのはBlooming Cloverで静香の状況を相談された際、静香の意見を優先するがきっかけを与えられたことで即座に最短距離で解決への行動を行っている
ゲッサン版と過程や行動力の違いはあれど、行く行かないの判断が即決で、一度決めたことでも状況が変われば即ゴーサインに切り替える柔軟な思考が見てとれる

なお、重要性の低い時ほど勢いや直感で動くことがあるようで、この部分が一番クローズアップされる為未来には「考えなし」の印象が強く残る
だが要所要所では即断即決の速度で正しい道を最短距離で選ぶ事ができる
直感を支えるのは論理的思考なので春日未来は割とロジカルな部分も多いのかもしれない

そして今回のミリアニで春日未来に恐ろしい特性があるのでは、と気付いた
これについては話半分、アニメの流れ的にでしょ。といった部分は多分に含まれ、もはや幻想P扱いにしていただいて良いのだが、恐らく春日未来は相手の機微に非常に敏感で、なおかつ異常なまでの速度で相手の心境や状態を把握している
ライブ前に出会い、ライブを一緒に楽しみ、終演後公園で少し話をする
恐らく会話した時間的には30分も無いはずだが「アイドルになりたい夢は一番じゃないの?(うろ覚え」という言葉が出てきている
言い換えれば「あなたはアイドルになりたいんでしょ?」である
想像に至るピースはあったがあの場面で静香がなにかに邪魔されていることを察し、霧を払う手助けになる言葉を告げている
一見すると考えなしなだけの言動ではあるのだが、3話4話での言動から見て自分の中に直感を支えるなにかがあって発言しているように見える
3話4話では原っぱライブを提案する。当然思いついたら即断即決ゆえのノープランである
考えなしの部分はあるが、提案した理由は「アイドルオーディションに受かったはいいが、前に進めない状況が続いていてみんなが鬱屈としている。だからどんなものでもいいから動きを与えたい。当然私もそうしたい」である(ボロ泣きしていて若干記憶が胡乱げなため間違ってたら申し訳ない)
これを春日未来が765プロに入った2日目に判断している
二日間で関わったアイドルたちが鬱屈としたものを抱えていることを見抜いている
では桃子筆頭に反対意見が出た際、なぜ即断即決で説得しなかったのか。についてなのだが、本編を見ている限り未来は反対したアイドルたちには事前に一度も会っていない
相手が何を考えているのかわからない状態で反対意見を出された場合判断がつかず、さりとて相手の意見も大事にしている未来としては動くに動けない状態になるのではなかろうか
事前に会っていたアイドルたちが劇場の完成を心待ちにしていたことや、春日未来としても早く動きたいという感情があったことがあの状況を生んだのだと思う

総じて春日未来を構成してるものは、即断即決とそれを活かす判断力。その判断力を支える直感と論理的思考。とんでもない行動力。計り知れないコミュニケーション能力。人の機微に敏感で相手の内面を見抜く力。そして相手も当然大事だが自分の意見もしっかりと大事にする意志力
これを没個性と言うならば、人類皆没個性である
皆が少なからず感じている「失敗はするが謎の信頼感、謎の無敵感がある」の「謎」の部分がこのあたりの感覚なのではなかろうか

なお、重要でない時は基本適当に即断即決する。について一番わかり易いのはこれだ

そんなやばいボタンを自分に渡さないだろう、という信頼もあるんじゃないかな


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