見出し画像

日本人のバイナンスインターナショナル利用禁止対応方法について

2023年10月末を期限に、日本人はバイナンスインターナショナルの利用が出来なくなるので、バイナンスジャパンに切り替えるか、別の取引所、または、自分のウォレットに残高を移行する必要がある。
暗号通貨の送金は、本当に気を使う。アドレスを間違えて送金すれば、二度と自分の残高に戻すことが出来なるなる可能性がある。
自分の経験を踏まえ、対策について考えてみたい。

■まず、バイナンスから残高を移す際に考えるべきは、残高移管後に取引所を使って取引をしたいかどうか考える必要がある。ガチホするなら、自分のウォレットに保管する方が安全だ。ウォレットからでも、コインの交換ができるものは多い。手数料の高い取引所を使う必要性はそれほど高くないと思う。
■次に、送金する際のネットワーク選択をどうしたいかだ。ネットワーク選択次第で、送金速度、手数料は大きく違う。イーサリアムを送金する際は、BNBネットワークを使えば、自分のウォレットに残高が反映される時間は短いし、手数料もイーサリアムネットワークを使うよりも数分の1で済む。
以下はバイナンスの送金メニューでネットワークを選択する画面です。
複数のネットワークが選択できるようになっている。手数料が大きく違うことに着目して頂きたい。

バイナンスのネットワーク選択画面

この時大切なのは、送金したい取引所やウォレットがどんなネットワークに対応しているかだ。日本の取引所だとBNBネットワーク対応していない場合もある。ウォレットなら複数のネットワークに対応しているものもある。利用者が多いメタマスクは多くのネットワークに対応しているが、ネットワーク別コイン管理になっているので、少々使いにくい。
■おすすめは、SAFEPALウォレットだ。ウォレットにコインを追加する際に、コインとネットワークの組み合わせが選択できる。
以下はSAFEPALウォレットのコイン追加画面のコピーです。同じイーサリアムでも複数のネットワークが選択出来ます。

SAFEPALのネットワーク選択画面


ウォレットの残高は、コイン別ネットワーク別に一覧できるのでわかりやすい。メタマスクでは、ネットワーク事にウォレットを切り替える必要があるので、残高合計が分かりにくい。
■残高を送金する際に注意すべき点は、お試し送金を必ず行う事だ。少額でお試し送金が出来たら、全額送金を行う。ウォレットのネットワークが間違ってコインを失うリスクを低くすることができる。手数料はかかってしまうが、保険だと思ってお試し送金をした方がいい。
■ウォレットについても、ひとつのウォレットに保管するコインの残高を分散させることも大切だ。ウォレットが仮にハッキングにあったり、ウォレットのプログラムの不具合があった時、被害を最小限に抑えることができる。
スマホを複数台用意して、それぞれにウォレットを設置するのもいい。そして、使わない時は、ネットワークから切り離しておく。
■ハードウェアウォレットも良いけど、値段結構高いし、複数のスマホに分けて、残高管理するのとほとんど変わらない。
ハードウェアウォレット使う場合は、同じものを2台用意しておけば、1台が壊れてももう1台で対応出来る。ハードウェアウォレットの液晶が壊れると操作できなくなるので、気をつけた方がいい。
■ペーパーウォレットは、ガチホの場合には有効だけど、秘密鍵が書かれているので、ペーパーウォレットを盗まれたら終わりだ。残高にもよるが、銀行の貸金庫に保管する必要もあるかもしれない。
■今後Defiの仕組みが普及して、自分を暗号通貨を増やせる仕組みが増えると思う。いわゆるWeb3の時代になれば、ウォレットで様々なことが出来るようになる。取引所依存から、少しづつ自分のウォレットで資金管理をしていくと時代の変化に対応しやすくなると思う。
■結論
自分の経験では、SAFEPALウォレットに残高を移すのが良いと思う。使いやすいし、BNBネットワークを使えば送金手数料も抑えられる。暗号通貨の売買もウォレットで簡単に行える。余程の草コインでなければ、もはや取引所は必要ないと思う。
TRUSTウォレット、Decentウォレットもいい。
メタマスクは、使う時だけ必要な金額を送金して、普段は残高を抑えておくのが良いと思う。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?