福島原発処理水海洋放出について

福島原発処理水の海洋放出の政府決定に関して議論がある。公の情報から分かることを整理してみた。

■福島原発にある処理水129万トンあり
■その7割には基準値を上回る68の核物質が含まれている。ストロンチウムなど。
一般の原発では直接核燃料と接する冷却水は原発外に放出されない。
福島は炉心溶解して地下水が核燃料に触れたものを回収しているため、通常の発電所から出ない核物質が大量に含まれている。
■2013年頃から様々な機器で核物質の除去を試みた。現在は日立製のALPSが稼働している。処理能力1日2000トン程度。
■ALPSでは、薬剤、フィルター等で核物質を除去しているが、ゼロになるまで取り除くことは技術的に困難だ。
除去した核物質の処理方法については政府からも発表はないようだ。気になる。
■ALPSによりトリチウム以外の核物質について基準値値以下に処理された処理水は、海洋水と混ぜ、トリチウムが基準値以下になるようにして放出する。
■処理水については、東京電力とJAEAが抽出して検査をして基準値以下であることを確認した。今後もモニタリングをする。
結果はホームページで公表されている。

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