それでも時間は過ぎる

11月はもともと遊びや仕事の行事など
いろいろあったうえ、思いもしない出来事が
重なり、気持ちの整理がつけられないまま
あっという間に12月になってしまった。
12月もそれなりに仕事がらみの行事も多く
休日もなにかしらお出かけしたりしてて
やっと今日、何もない休日を過ごせている。
週1回は書こうと決めていたここのページも
パソコンをゆっくり開く時間がなく
ついつい先延ばしにしてしまっていた。

思いもしない出来事については
まだ気持ちの整理がつかない。
解決する策はないし、忘れることもできないし
したくない。時が過ぎるのが薬なのかも
しれないけど、だけど忘れるわけにはいかない。

一緒に仕事をしていた人が
立て続けに2人も亡くなってしまった。
1人は48歳、もう1人は55歳。
どちらもお身内だけの葬儀ですませるとのことで
ついぞお別れができないまま。

48歳の方のほうは、入院することは
本人から聞いていて、でも普通に職場復帰すると
それしか思ってなくて、帰ってこないなんてこと
1ミリも思ってなかった。
そのショックから抜け出せないまま、
この訃報を聞いた1週間後に
55歳の方が亡くなった連絡を受ける。
もう、ウソでしょとしか言えなくて。
こっちはもと職場の同僚で、本人が辞めたあとも
ちょくちょく会ったりしてて
10月の誕生日におめでとうラインをして
また飲もうねと会話したばかりだった。
突然すぎて、もう何がなんだかわからない。

2人のことを、どう自分の中で受け入れていいか
わからないまま、毎日が過ぎる。
本人たちのことを知る人たちが自分の周りに
いないから、自分の気持ちと、周りとの温度差を
感じて、しばらく辛い。
何を楽しそうにしてるんだとか急に怒りの
感情が湧き起こったりして、
ああ、街中で突然怒り散らしたりしてる人って
もしかしたらとても悲しいことがあったのかも
って思ったり。

生きていくとこんな経験も増えていくんだろうが
なんだかなあと、だからといって
自分の中で生き方を変えようと思うこともなく。

お葬式って、本人のためじゃなくって
周りの人たちがお別れを受け入れて
訣別するためにあるのかなと
今回思った。顔見なきゃ実感わかないし
涙も出てこない。
いつか私が死んだとき、悲しんでくれる人が
いるのであれば、お葬式代はためておくので
誰かにやってほしいなと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?