アニメ歴18年が教える、GWに引きこもって見るべきアニメ15選+α

皆さんおハロー、須貝です。

なんか普段はハイソな人間だと思われがちなのですが、多趣味を自称する僕の趣味のひとつに「アニメ」があります。

ちなみに、初めてハマったアニメは「カードキャプターさくら」でした。

そこからしてアニヲタの素質を持っていたわけですが、それ以降数え切れないほどのアニメを見ています。

そこで、今回は「GWのまとまった時間を使って名作アニメを見よう!」という趣旨で、幾多のアニメの中から「これは絶対に見るべき」という作品を15本+αご紹介します。


がんばるぞい!!


1.リトルウィッチアカデミア

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16歳のアッコは、幼いころ見た「シャイニィシャリオ」の魔法ショーに憧れて魔法使いを目指し、「ルーナノヴァ魔法学校」を目指す。道中で見つけた魔法の杖「シャイニィロッド」は、シャリオが使っていた杖だった。魔法界では評価されていなかったシャリオ、ろくに魔法が使えないアッコ。シャイニィロッドに隠された秘密とは?アッコは魔法を使えるようになるのか?

超王道の魔法もの、超王道の成長物語。これはニチアサ(日曜日の朝の時間帯のこと。プリキュアとかワンピースとかやってる。)で流して家族で見るべきアニメだ!と思うくらい名作です。王道ど真ん中だけどやっぱ見てて気持ちいいです。

2.COWBOY BEBOP

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宇宙に生活圏が広がった未来。宇宙中に広がる治安悪化の対策として指名手配犯には賞金がかけられている。それを捕まえる「賞金稼ぎ」として生活する「カウボーイ」スパイクは、相棒のジェットとともに古い漁船を改造したオンボロ宇宙船「ビバップ号」に乗り、宇宙を旅する。旅の途中で仲間になるフェイやエドも一緒に旅をする中、自分たちの過去が今に問いかける。それぞれが抱える過去に彼らはどう向き合うのか。

20年以上前の作品でめちゃくちゃ古いんですが、今見ても古臭さは全く感じません。当時は珍しかったジャズ調のBGM(作曲は菅野よう子)、毎回映画でも見ているようなストーリー、洋画チックなセリフ回し。主人公のスパイクがとにかくカッコいいんです。

3.東京マグニチュード8.0

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もし、東京で大地震があったら─
中1の姉・未来と小3の弟・悠貴は、建材の下敷きになりかけた未来を助けたバイク便のお姉さん・真理とともに、大地震による大混乱の中、懸命に両親を探す。

姉弟愛、家族愛をストレートに描ききった名作です。僕がこの作品を見たのは東日本大震災のあとでしたが、これが放送されたのは大震災の2年も前。

入念に調査をかけた上で丁寧に作られており、描写の一つひとつがリアル。それだけに最後の方はボロ泣きしっぱなしでした。

4.ヴァイオレット・エヴァーガーデン

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大陸戦争のさなか、「武器」と称されて戦うことしか知らなかった少女・ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、激化する戦場で両腕を失い、自在に動く義手をつけることを余儀なくされる。戦後、ヴァイオレットは自動手記人形(手紙を依頼人の代わりにしたため送る仕事)として働き始める。戦場で誰よりも大切な存在であったギルベルト少佐に言われた「愛してる」という言葉を理解できなかった彼女が、自動手記人形として人と触れ合う中で"愛"を得ていく物語。

絵が綺麗すぎて引きます。さすが京アニ。そして、その繊細な絵に負けないくらい綺麗な物語。最初は本当に「人形」のようなヴァイオレットが、だんだんと人間らしくなっていく姿が美しいんですよね。それが結実するのが10話で、この回はどうしても繰り返し見てしまいます。

映画公開も控えているので、この機会にぜひ見てください。

5.イヴの時間

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人型ロボットが当たり前になった世界。見た目では区別がつかないため、アンドロイドは頭にリングを表示しなければならない。ハウスロイド「サミィ」を所有するリクオは、「イヴの時間」という不思議な喫茶店を見つける。「人間もロボットも区別しない」ことをルールにしたその店では、誰もが人間らしく振る舞っており見た目では区別がつかない。人間と機械の差とは?AIは人間にとってどんな存在なのか?

もはやAIという単語は世に溢れかえり、シンギュラリティという言葉も記憶のかなたに消し去られそうな2020年ですが、この作品は「この先あるかもしれない未来」を如実に描いています。本来は心を持たないはずの機械が人間らしい行動をとる、果たして違いはなんなのか、心とはなんなのか?というのは使い古された舞台装置ですが、僕はなぜかこういうのが好きです。(攻殻機動隊しかり。ペルソナ3しかり。)

アニメ版と映画版があるのですが、映画版をおすすめします。

6.甘々と稲妻

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妻を亡くし、男手一つで娘のつむぎを育てることになった、高校教師の公平。家事、仕事と慌ただしく、食事はいつも出来合いのもの。女子高生・小鳥との出会いから、つむぎにまともな食事を食べさせてやりたいという想いに駆られた公平は、小鳥の母が経営する料理屋「恵」を訪ねる。

これ、一時期流行った「ご飯マンガ」のひとつなんですが、つむぎと公平の家族愛の物語としてもよくできてるんです。1話でつむぎが土鍋ごはんを食べるんですけど、涙腺崩壊します。書いてるだけで泣けてくる…!美味しいご飯作って誰かと食べたいなってなります。

7.コードギアス 反逆のルルーシュ

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世界の3分の1を支配する超大国「神聖ブリタニア帝国」。ルルーシュは、母の復讐と妹の未来のため、いかなる手段を使っても帝国への反逆を遂行しようとする。謎の少女C.C.(シーツー)から、他人に自分の命令を強制出来る絶対遵守の力「ギアス」を授けられたルルーシュは、革命家「ゼロ」を名乗り、世界への復讐を実行する。

これはいまさら紹介するのもどうなんだと思ったのですが、10年越しに公開された劇場版が良すぎたので出しました。

アニメでは珍しいアンチヒーローが主人公です。ロボット(ナイトメア)で戦うのですが、どちらかというと戦術・策略メインで話が進んでいきます。このアニメが「神アニメ」と評されるのは、単純なロボットものではなくて、学園ドラマや政治的な駆け引き、複雑な人間ドラマまでを描ききっているからだと思っています。それだけ見るべきところが多い。

10年越しの続編となった「復活のルルーシュ」は、コードギアスのファンのあいだで賛否両論ある(アニメの続編と言われていたが、実は総集編として作られた劇場三部作の続編であることが判明したため)のですが、ラストを見れば誰もが報われるのでは?と思っています。(少なくとも僕は10年越しに救われました)

8.宇宙よりも遠い場所

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「宇宙よりも遠い場所」と呼ばれる南極大陸。個性豊かな4人の少女たちが力を出し合って、ある者は青春を実感するために。ある者は母親の影を探して。ある者はただひたすら遠い場所を目指して。そしてある者は仲間との日々に心を躍らせて。それぞれの目的のために南極を目指す。

傑作です。吠える40度、狂う50度、叫ぶ60度とも言われる荒れる海原を超えた先にある原生地域。文明を遠く離れた地球の遥か南の果て、南極大陸を目指すという「ありえないとまでは言い切れない」舞台設定ですが、物語自体はとても綺麗な青春成長モノ。「一歩踏み出す勇気」を教えてくれます。

9.キルラキル

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父の仇を探す女子高生の纏 流子(まとい りゅうこ)は、父が殺された現場にあった「片太刀バサミ」を持って「本能字学園」に入学する。学園は、人間に人知を超えた力を与える制服「極制服」を来た一部のメンバーに武力と恐怖で支配されていた。流子は謎の黒い喋るセーラー服「鮮血」と出会い、父の死の謎を追うため、鮮血の力を借りながら学園の生徒会長である鬼龍院 皐月(きりゅういんさつき)に挑んでいく。

リトルウィッチアカデミアと同じTRIGGER制作。随所にレトロタッチな雰囲気が散りばめられている一方、3DCGを駆使した戦闘シーンは圧巻。とりあえず3話でクライマックスが来るので、そこまで見てください。悪いこと言わないから。

10.魔法科高校の劣等生

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かつて「超能力」と呼ばれていた先天的に備わる能力が「魔法」という名前で体系化され、強力な魔法技能師は国の力と見なされるようになった。魔法技能師養成が目的の国立魔法大学付属第一高校に、エリートとして将来を約束された「一科生(一課生)」の妹・深雪と、その補欠である「二科生(二課生)」の兄・達也が自分たちの自由を掴み取ろうとする物語。

俺TUEEEEジャンルは今でこそメジャーですが、その始祖と言って差し支えないのがこの作品です。魔法モノではあるものの、その仕組みが科学的に解明され使用されているという世界で、その辺の事情は特に考えずとも見れるのですが、「これってどういう仕組なの?」と考え始めると深く練られた設定に驚きます。ちなみに僕はハマりすぎて原作ラノベを全部読んでしまいました。

11.プリンセス・プリンシパル

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舞台は19世紀末、巨大な壁で東西に分断されたアルビオン王国の首都ロンドン。伝統と格式ある名門、クイーンズ・メイフェア校には、5人の少女たちが在籍していた。彼女たちは女子高校生を隠れ蓑に、スパイ活動を展開。変装、諜報、潜入、カーチェイス……。少女たちはそれぞれの能力を活かし、影の世界を飛び回る。

動き回ってるのは女子高生なのに、スパイ×スチームパンク作品としてしっかり成立している奇跡のアニメ。時系列順ではない話数構成がむしろ面白さを引き立てます。近々映画公開も控えているので楽しみ。

12.彼方のアストラ

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宇宙への往来が当たり前になった近未来で、9名の少年少女たちが惑星キャンプへと旅立つ。しかし、旅先でトラブルに巻き込まれ宇宙の彼方で遭難。自分たちの住む星への帰還を目指して宇宙を旅する。

物語全体としての起承転結がとても良く練られていて、一話ずつの構成も引き込みがすごい。9名で力を合わせ帰還を目指すのですが、遭難の原因を作り出した犯人が9名の中にいるということが早々にわかり、疑心暗鬼な環境の中で描かれるそれぞれの成長も面白い。これはリアルタイムで視聴していたんですが、毎週つぎの話を早く見たいとそわそわしっぱなしでした。

13.はるかなレシーブ

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海、水着、ビーチバレー!! 高い身長がコンプレックスのはるか。 身長が伸び悩みビーチバレーを諦めたかなた。 高×低、素人×経験者、前向き×引っ込み思案…… 沖縄の地でビーチバレーのペアを組むことになった、 凸凹な二人の少女が呼吸を合わせ砂浜を翔ぶ――!!

最初は、「はいはいよくあるお色気系アニメね」と思ってたんですが、劇伴がラスマス・フェイバーっていうのと作画がめちゃ綺麗そうだったので視聴したら、「あれ、おれジャンプ系の作品見てるんだっけ?」という錯覚に陥った良作。きらら系では珍しい、努力・友情・勝利を地でいく作品です。ビーチバレーって2対2でそれぞれのキャラクターの心情描写がしやすいのでアニメで魅せるにはうってつけの題材なんだなーと思いました。

14.魔法陣グルグル(第3作)

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勇者になるように育てられてきた少年・ニケが無理やり旅立たせられる。ミグミグ族という種族だけが使える「グルグル」という魔法を使う魔法使い、ククリと出会い、一緒に旅立つように命ぜられる。ニケとククリは、世界征服をねらう魔王ギリ打倒の旅に出る。

原作の連載25周年を記念してのリメイク版。「どうせ古い作品のリメイクでしょ?」と思った人は今すぐ見てください。ガチで面白いし泣けます。ボーイ・ミーツ・ガールの王道を行く成長物語です。

15.ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

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天界で暮らす神々が日々の退屈に耐えられず下界に降臨し、人間と同じように生活する世界。ベル・クラネルは、英雄譚に憧れてオラリオにやって来て、女神ヘスティアのファミリアに入団した駆け出しの冒険者。これは、ベルが英雄になるまでの成長物語。

通称「ダンまち」。ぶっちゃけタイトルのせいで変なラノベアニメと勘違いされている気もするけれど、内容は至極真っ当な成長物語です。個人的には、このアニメに登場するリリルカが大好きで、ベルがリリィの英雄になる1期6話が何度見ても感動します。

惜しくも選外になったアニメ(でもおもしろい)

◯鬼滅の刃

いまさらここで紹介する必要もないかという理由で選外。ufotableの神作画がこれでもかと味わえます。

◯ダーリン・イン・ザ・フランキス

ボーイ・ミーツ・ガールものとしても面白く、物語の重厚感もハンパない。男女ペアで乗らないと動かない戦闘兵器「フランクス」が今までのロボットとは一線を画するスタイリッシュかつ"かわいい"フォルムで、最初は「なにこれ?」と思うけど、話数を重ねると「なるほどそういうことか」となる。

6話で「おおおお!!!」となり、13話でボロ泣きし、15話で涙腺崩壊&アツすぎて「やったぜヒロぉぉぉ!!(←主人公の名前)」と叫んだかと思ったら、20話以降「え・・・??」ってなります。

◯秒速5センチメートル

新海作品。鬱なので選外。でも見ちゃう。

◯言の葉の庭

同じく新海作品。勧めても「君の名は。」や「天気の子」の方が良いと言われるのは目に見えているという理由で選外。でも新海作品の中では一番好きかも。雨の描写が「天気の子」以上に綺麗。意味もなく新宿御苑を歩きたくなる。

◯青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

タイトル的に勧めにくいという理由で選外。過去のラノベを研究しまくって作ったという原作者の言葉どおり、ラノベ的主人公お約束の巻き込まれ体質、謎に哲学的なエッセンス、魅力的な女性キャラなどお約束だらけなんですが、それだけではない気持ちよさがあります。アニメ続編として劇場版が1本ありまして、映画館で見てクソみたいに泣きました。

◯CLANNAD

これも今更過ぎるという理由で選外。でも人生。AFTER STORY 18話はアニメ史に残る名シーンです。こおろぎさとみ凄い。

◯坂道のアポロン

なんか自分自身ジャズやってるのあってバイアスかかってる気がするという理由で選外。文化祭のシーンだけでも見てほしい。ちなみに実写映画版もあって、これも佳作。

◯響け!ユーフォニアム

高校吹奏楽部の青春モノ。吹奏楽部にあるあるな重い人間関係をリアルに描き、さすが京アニクオリティと言わざるを得ない演奏シーンが圧巻。しかし、僕が吹奏楽部に所属していた思い出がバイアスに(以下略

◯攻殻機動隊 Stand Alone Complex

話をしっかり理解しようとすると複雑難解、扱われる題材も社会問題と絡んでいたりして頭を使うという理由で選外。攻殻機動隊には大きく分けて3つのシリーズがあるのですが、アニメ正史と言われるStand Alone Complex(SAC)はめちゃおもろーです。最近Netflixで完全新作3Dアニメが公開されました。

◯あそびあそばせ

これ非常に迷ったんですが人を選びそうなので選外に。でもハマる人だと腹抱えて笑えます。

◯日常

これも同じ理由で選外。でもギャグアニメとしては最高。

◯ゆるキャン△

見ると漏れなく冬キャンしたくなるので、この時期の視聴は適していないため選外。雰囲気最高なんだよなー。



はい!!というわけで、合計27本になっちゃいました。

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(テヘペロ)


どの作品も例外なく面白いのは保証するので、ぜひ見てみてください!

(倍速ならよりたくさん見れるゾ!)

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