延岡市 廃サッカーゴール 専門機関による測定 表面線量率15 μSv/h。1m離れた線量8 μSv/h。 専門機関のラボにて核種の詳細分析中

2021年11月12日午前から午後にかけておおよそ3時間ほど、市の教育委員会が専門機関に委託調査を依頼し、委託調査を実施した。委託調査は旧火葬場内にある廃サッカーゴールを保管している建物内で行った。

(廃サッカーゴールは11月8日時点で旧火葬場の建物内に移送している。)
延岡市廃サッカーゴールの移送に関する市の公式情報以下リンク先↓
http://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/display.php?cont=211108230316

調査内容の詳細は規制庁事故処理室の担当松田氏からヒヤリングを行った。

(11月15日又は16日に延岡市の教育委員会から松田氏に専門機関の情報は届いていたとの事。)


廃棄サッカーゴールの表面線量測定を行った際の測定器はガンマ線のみ検出するシンチレーターを使用。
(測定器名:日立アロカTCS172)

廃サッカーゴール保管場所建物外の入口前の空間線量率0.10 μSv/hであった。

廃サッカーゴールが保管されている旧火葬場内建物から人が通行するような場所のバックグラウンド放射線量が0.07 μSv/hであった。
(ヒヤリングをした限りでは旧火葬場の外で測ったと考えられる。)


調査の際、可搬型ガンマスペクトロメーター(CSIセンサー)という機械にて、大まかに人工放射性物質であるか天然放射性物質であるかの分析を行った。
その結果、専門機関の見解としてはセシウムやコバルトの人工放射性物質の反応が無かったため、”天然放射性物質”であると推定。

廃棄サッカーゴールの筒状の中にあった土っぽい物質をサンプリングし、それを専門機関のラボにて分析し、核種の解析中。(分析機器はゲルマニウム半導体検出器)

近日中に核種の詳細測定結果は出てくるとの事。

その測定結果により、今後の対処が決まるとの事。

天然放射性物質の可能性が考えられる事から、”核原料物質”に該当するのではないかと松田氏は推定。

核原料物質に関する条件や濃度の規定以下リンク先より
(ウラン又はトリウムを含む原材料、製品等の安全確保に関するガイドライン)
https://www.nsr.go.jp/data/000034145.pdf?fbclid=IwAR0UK8WLN4IWiGSLjGns9Z1vJBIDcjwbGJxb8vEtIbBJ8qiGZA48QyKUT3g

繰り返しになるが、確定的な対処は近日中の測定結果で決定する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?