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何もなかった日に読むエッセイ

朝起きて何もしない

去年?おととし?岐阜のゴーバルへ2ヶ月の出稼ぎに行った時、mountain mountainsがライブをやるって言うので、ついていった。

その時の対バンだった岡沢じゅんさんが歌ってた歌のひとつが「朝起きて何もしない」。

そのライブで一回聴いただけで、最初のフレーズを覚えてしまうくらいキャッチーな出だしを
近頃やたらと思い出すので、この間、実家に帰った時にCDを持って帰って来て、久しぶりに丸々アルバムを聴いてやっぱりいいなぁ〜と思った最近のイチオシソング。

何もしないことが歌になる。
堕落的なのにどこかキラキラしている。

自分が完璧主義だとは言わないけれど、どこか生活に潔癖なところがあるから、この歌を羨ましさを感じることもある。

そんな歌のように今朝は、ほーーんと昼まで何もしないでいた。

洗濯機も回さなかったし、掃除機もかけなかった。
ただ、朝食をとってそのままぼーーっとしてた。
見てるのか見てないのか動画を流して、ぼーーっと。

昨日、働いている時に「佐藤さんって意識高い系だよね?!」って言われたことに対して困って「そうなんですか?」としか答えられなかったことを思い出していた。

「0と100しかスイッチがないんです」って言えなかったなぁって。
ちゃんとするって気持ちが良いけれど、時にどっと疲れちゃうんだよなぁ。
そんなふうに話せたらもっと仲良くなれたかもしれないのに、言葉が出てこなかった。

さて、あの歌では、「夕方に彼女がやってくる」のだけど、わたしは夕方から友達に会いにゆく。

その前に隣町まで気になっている陶器店へトックリを探しに行ってくる。
夜にこそこそ日本酒を飲むために。

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