Don't Put Your Hands On Me

Kokoのライブ盤を聴いていると、特に女性の歓声に圧倒されます。弱い立場にある女性の叫びを代弁するように、盾になるようにシャウトするココ・テイラーに、多くの女性が頼もしさを感じるのでしょう。

"(私を殴ろうと)
 振り翳してるその拳を下ろしなさい!
  あなたの中にある甘い感情を持って
     私に触れてくれさえすれば良いの。
 女を男が征服するような、
   今はそんな力ずくの時代じゃないのよ"

ふと、公民権運動を促進させたAretha Franklinの『Respect』を思いました。同じ立場の女性達全員を背後に背負うような覚悟で歌うアリサやココに、女性達が大歓声をあげる理由がここにあると思います。そして、疾走感あふれるサウンドが、黒人女性の精神の強さを、よりパワフルに引き出しているこの一曲には熱くなります!

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