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レバーレス鉄拳王が考える鉄拳8の操作デバイスのメリットデメリット

EVOJAPAN2024も無事終了しましたね。

さて、昨今鉄拳8のネガキャンが激しいのですが、私はぶっちゃけ良いゲームだと思っています。
バグや視認性の悪さはありますし、荒削りなゲームだとは思いますが、それこそ無印鉄拳7のアーケード版、皆様遊んだことありますか?どんな味がしたか、今正確に書き出せますか?多分そう居ないでしょう。
ゲームの最初なんてデータ通りに行かないと思います。創作に身を置いているような立場である自分の書いた記事だってそうです、これ絶対おもしろいやつ!って作ったやつが思ったほどビュー数がなく、最悪のコンディションで手抜き工事したものが翌日にはおエライサンに呼び出されて絶賛されたりもします。
新作=スタートから名作とは限らないと思います。それこそスト5がいい例ではないでしょうか?その反省を生かした6もちゃんとウケたのは凄いですけどね。

話を本題へ戻します。さて、鉄拳8ではレバーレスの話題が格ゲー界隈としてはえ?今更?な段階で語られているようです。私のSNSの立ち回りが上手なのかその辺殆ど知らなかったのですが。
私の経験を話すと、鉄拳で対人戦を意識しだしたのは7の後半、クニミツ参戦辺りで、クニミツ最強時代が訪れる前にやめた感じです。そして鉄拳8は発売から一応プレーし続けているのですが、鉄拳シリーズの対人キャリアでは8ヶ月ぐらいでしょう。
そんな私が鉄拳8で使用しているのがレバーレスです。そしてEVOJAPAN開催の数日前に麗奈で鉄拳王まで到達しました。
じゃあやっぱりレバーレスはチートじゃんって息巻く方もいらっしゃると思いますが、そうは思いません。確かにレバーより便利な点も多く、それによる恩恵に与った部分はあります。ですがそれだけで勝てるほど鉄拳は甘くないです。その辺りの攻略部分も述べたいのですが、あえて相手の土俵に乗って、デバイス部分で感じたこと【のみ】ここではまとめてみたいと思います。

鉄拳におけるレバーレスのメリット

1.実は意外と価格帯が広い
アーケードコントローラーと並んで、高価なデバイスと思われがちなレバーレス。ですが、上手く買い物をすれば、格ゲー特化ゲームパッド程度の価格(7000~1万円程度)に抑えることも十分可能です。
安価レバーレスとしておすすめできるのがHaute42というレバーレスです。

いやこれ1万円超えとるやんけ!となると思いますが、これはあくまでamazon価格。中国のオンライン通販サイトであるAliExpressというサイトを活用すれば、4000円前後コストを抑えられるでしょう。当然デメリットは買い物の安全性となるとは思います。後クレジットカード決済が可能なはずなのですが、何故か認証をハネられることが多々あります。
なのでご安全に購入したいならamazonになるでしょう。
Haute42が安価かつおすすめされるのは
・基本机置き前提のデザイン
・PCでの使用のみを想定したプレイヤー向け(PS4、PS3、スイッチなどでも使用できますが、スイッチ以外での使用時はかなりの操作ラグを感じます)
・安価なのに増設されたボタンが多い
・禁断の複数のボタンに方向入力を導入できる
・(大会ルールとの兼ね合いがあるのでよく考えてほしいですが)左右・上下同時押しのときの入力優先も設定できる
といった安価な割には多様性に長けていることでしょう。
これ以上のものを求めるとなるとやはり高価なモデルや、個人で制作する(自作、委託問わず)となるでしょう。

ではここで2.では本題になる入力関連の話を。
2.鉄拳に多い難しい入力を簡素化出来る。
例えば三島の代名詞、ステステ。
実は左手の指だけでステステを行うのが困難なのはレバーレスでも同じです。
ですが、昨今のスト6ブームのおかげか、ボタンの増設はもはや常識となってきました。特にレバーレスではかなり容易に入手が可能です。これを用いて、増設ボタンには前入力を登録しておきます。

そして、(右手側)で前入力(6)>左手で下、右下、右の順に
入力(236)>右手で6>左手で236~を繰り返せば容易にステステが出来るようになります。

また、最速風神拳、麗奈ならば最速武神脚も簡単で、
右手で6>左手で2,右手で6,RPorLKの3ボタンを同時押しとやると比較的高い精度で繰り出すことが出来ます。

続けては山ステ。これは左右同時押し入力によるニュートラル化を利用します。
左手で左左(44入力)>左を押したまま下(ここからずっと左は押しっぱなしです、1入力のこと)>下のみ離して右手で増設ボタンで左右同時押しでN入力>左を押したまま下>下のみ離して右手で増設ボタンで左右同時押しで~を繰り返せば山ステが可能です。

後はステップインガード。これは理屈では片手でも出来ますが、自分は右手と左手を分割して行います。右手で2回増設ボタンを叩き(66)ステップイン>即座に左手で後ろ入力
これで素早くステップインしてからガードを即座に行って比較的低リスクに前に踏み出せます。

その他、勿論横移動、横歩きの速さも魅力的です。では、こんな強力なデバイスの弱点はなんだろうか?

鉄拳におけるレバーレスのデメリット

1.なんだかんだ慣れが必要
どのデバイスにも言えますけど、慣れるまでが大変です。レバーレスはWASD入力チックだから直ぐに馴染める方もいらっしゃると思いますが、いつまでも馴染めない方もまたいらっしゃると思います。
自分はレバーレスを全ての格闘ゲームで使える気はしません。そもそも相性が悪いタイトル(KOFシリーズが良い例です)もありますが、シナジーがあるはずのストリートファイター6では普通にレバー使ってます。
また、鉄拳8でも2P側になるとあまりキレイに動けません。幸い、麗奈はステステというか三島ムーヴが全てのキャラではないので、他の立ち回り、技振りでカバーしているところはあります。

2.増設ボタンがないと強みを出しにくいかも?
鉄拳8では666系の入力、スラッシュキックが出しやすくなりました。簡単になったからこそ、高精度・高速で出せる価値も高いというか、ミスれなくなりましたね。レバーレスだと、片手で高速で666入力をするのは難しかったです。なので、前述の方向キー追加によって、両手の分業にするのが丸い選択肢だと思ってます。
となると、結果として増設ボタンが有る選ばれるデバイスは絞られてしまいます。1P側では6入力、2P側に4入力が1つずつほしいので、増設ボタンが2つあると良いでしょう。

3.使用キャラとの相性が出る
これもぶっちゃけ1とほぼ同じなのですが、レバーレス買った!これで誰でも動かせる!とはならないかもしれません。ステステは分業で楽なのですが、236、214入力とか意外と大変です。リリをレバーレスでやった時236入力のバラードステップが思ったほど出ません。結果何故か6236で出してます。
EVOJAPANの覇者チクリン選手がこの記事を書いている時「三島使いになってたらレバーだったと思うけど、リリはパッドが理想だと思った」と述べてますので、使用キャラとデバイスの相性を考えるのはキャラクター数の多い鉄拳だとこれはこれで手間な作業かもしれません・・・

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