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リトルYAZAWAを沢山つくる

こんにちは!

「リトルYAZAWA」は私が勝手そう呼んでいるだけですが、皆さんこのセリフどこかで聞いたことありませんか?

『俺は良いけどYAZAWAはなんて言うかな?』

そうです、かの有名なミュージシャン矢沢永吉さんが言ったのか、言ってそうと誰かが言ったのか…真偽のほどは分かりませんが、たしかに矢沢さんが言ってそうな言葉です。

今日はこのセリフから、皆も頭の中にリトル◯◯をつくろうぜ!という話です。



先に結論

「理想の自分と耳が痛い事を言う人たちを、脳内に飼う」


それでは、本文いってみましょう!


リトルYAZAWAとは?

『俺は良いけどYAZAWAはなんて言うかな?』
を、本当に矢沢さんが言ったかどうかは、今回のnoteにおいてはどちらでも良いです。

この話から抽象化して、意思決定時のセルフマネジメントに活かそうぜ。というのが主旨になります。


私なりの解釈で、このセリフの本質は
その場での直感的・瞬間的な判断に対し、自分と切り離したもう1人の自分を神格化し、客観的な視点を取り入れている。
という事です。

そしてこの客観的な視点には、「あるべき自分の理想像から見た意見」という観点も加わっています。


つまり、あの世界のYAZAWAだったら…皆の憧れのスーパーアーティストのYAZAWAだったら…という視点で、物事を判断しているわけです。

これは、そのレベルにまで達した矢沢さんだからこそ、判断を間違わないために(≒ ファンの期待を裏切らないために)、オンの時の自分をキャラクター化して俯瞰視できるのだと思います。このYAZAWAのイメージや理想像が具体的であるほど、この思考には効果があると言えるでしょう。


ただ物事を客観的に捉えようと試みるのではなく
自分の中で別の自分を神格化させ、なるべく具体的に意見を言わせる。という思考プロセスが、真似して取り入れたい部分です。


将来の理想の自分を飼う

自分は世界のYAZAWAではないので、代わりに理想の自分を神格化するのが良いかと思います。

理想のxxxになっている / yyyしている自分なら、こんな風に言うだろう。という具合です。

これは、よくコーチングなどで用いられる考え方と、本質的には同じかなと思っています。

「したい」「なりたい」などの願望的かつ未来に向けた言葉は使わない。なぜなら「今叶っていない」という事実に脳がスポットを当ててしまうから。その代わり、未来で理想を叶えた自分になりきって、なるべく現在系かつ断定で話す。「年収が10倍になったらxxしたい」ではなく「年収が10倍になった自分ならxxしている」のように

みたいな感じです。
流派や個人によって違うと思いますが、少なくとも複数のコーチが同様の話をしていました。

コーチングにおいて一般的な考え方であるかはさておき、個人的にすごく好きな考え方なので、よく意識をしています。


話を戻すと、理想の自分を神格化しコメントさせるというのも、これに似た効果があると思っています。

その場で判断に迷った時や、楽な方に逃げようとした時、大事な価値観が複数出てきた時など、理想を既に叶えた自分なら何と言うか?頭の中で、常に横から茶々を入れさせたいものです。

アニメでよくある、天使の自分と悪魔の自分が頭の中で戦っているイメージでしょうか?あれを理想の自分がちょっとスパルタで、しつこく言ってくるイメージが良いかと思います。


よく知るあの人を飼う

理想の自分にコメントをさせるには、リトルYAZAWA同様に、どれだけ具体的にイメージできるか?が重要となります。

そもそも理想の自分ってどういう状態なのか?どういう言葉を使い、どういう言い回しをするのか?この具体度が結構重要だと思うんですね。

そう考えると、意外とハードル高いですよね。


そこでオススメが、自分の身近に実在する人物も、同時に頭の中に飼う方法です。

理想の自分の他に、いくつかのリトル◯◯さんを飼って、耳の痛いことを言わせます。

これは具体例がある方が分かりやすいと思うので、私が現在飼っているリトル知り合いズを紹介します笑


リトル田邉さん(Guidableの代表)

「え、なんでそんなにかかるの?今すぐ調べて、誰それに作業頼んで、今日中にできるよね?」

「両方やれば良くない?やれる事全部やろうよ」

「それ分かったの3日前ですよね?なんで今対策打ててないんですか?」

「いやー菅谷さん、楽しくなってきましたねー!(状況は死にかけ)」

「大事なのはー?…熱量!!!!」

前職 & 今は業務委託でサポートしているGuidableの社長は、まぁよく頭の中に出てきます笑

特に、業務委託になり毎日話さなくなってからは、脳内でかなり活躍してくれていますね。

シーンとしては、「スピードが上がらない」「少し弱気になりそう」「苦戦要因を探しがち」「これはきっちーーー」という時などに出てきます。結構耳が痛いです。なのでハッとする事が多いです。


ちなみに、敬語バージョンの方が、より自分に言われている気がして、ウッとなります笑
地味ですがこれも結構重要だと思っていて。皆に言い聞かせているシーンと、自分が対面で言われているシーン、実際には受け取り方やその場の雰囲気も全然違いますよね。

こういう細かい部分まで再現できた方が、よりリアルに自身への問いかけとして機能すると思います。

どの会社でも、上司や社長ってイメージしやすいと思います。まず最初に脳内に飼いたい対象です。


リトルジェイさん(バフラジオ)

「え、それってめっちゃダサくないっすか?」

「いやー菅谷さん、関係ないっすよ。周りとかマジで関係ないっす。」

「やりましょう。今すぐやりましょうよ。」

ジェイさんは、非常にinput量が多くロジカルに物事を捉えつつも、クリエイティビティや美学などを非常に大事にされています。すごくアーティスト感があるんですね。

特に「それってカッコいいか?」という視点で、ズバっと言ってくれます。

これも非常に重要かつ、自分が普段持ちづらい視点です。
どうしても合理的か?とか考えたり、つい自分を正当化しようとしてしまう時に、「カッコいいか?」というのは超感覚的なんですよね。

だからこそ、頭の中で言い訳を並べ立てても、嘘をつけない。自分がダサいと思う事に、御託を並べて「やっぱイケてるかも」と再認識するのって、かなり難しいです。


毎朝更新されるバフラジオも学びは多いですが、肝心な時に脳内でくれるコメントこそが、ジェイさんから一番受けている恩恵です。

何かと言い訳しがちな自分に、何度脳内で「え、菅谷さん!それってめっちゃダサくないっすか!?」と言われたか分かりません。ちなみにこのセリフを直接言われたことは一度もありません笑


リトル後輩A(いろいろあるので、名前伏せます笑)

「いやー菅谷さん、ちょっと待って下さい。メンバー今こんな状況ですよ!」

「いやいや菅谷さん、それはさすがにメンバーに言えないですよ。だってこんな想いでかくかくしかじか」

かつて、非常に後輩やメンバー想いの部下がいまして。

ちょっと視野が狭くなっている時や、上司部下関係なく相手を慮れない・理解しきれない時などに、登場してくれます。

要は「待て待て待て、受け手の状況もうちょっと理解してよ!」と、少し盲目的になっている自分の目を覚ましてくれる作用です。


リトル井出さん(カネボウ時代の上司)

「なーにやってんだよ!全然ダメだよ!」

「はぁ!?ダーメだよ、すぐxxxして。今すぐやり直しだよ!」

ここはカネボウ関係者の方々が「!?」となるかと思い、あえて実名で笑

カネボウ時代、ちょうど5〜6年目位の頃の上司ですかね。とにかく社内に顔が広く有名な方で、その分、評価も様々でした。

個人的にはすごく良いコンビで仕事させて頂いたと思っていますし、学んだ事も多いのですが、時折見せるパワー系の顔。そして歯に衣着せず、大企業の社長だろうが役員だろうが、自分が間違ってると思った事は絶対許さねぇ!というスタンス。

脳内でコメントしてもらうには、うってつけです。
主に、喝を入れてもらう時に出現します笑

今の時代、なんでもかんでもハラスメントだの、ワークライフバランスだので程よい感じにされます。そんなぬるい感覚になってしまいそうな時、自分の中で井出さんを、更に誇張してキレさせます笑


いろいろな考え方がありますが、職場で本気でブチ切れる人って今は少ないのではないでしょうか?そういう人に教わった経験がないというのも、ある意味かわいそうだなと自分は思います。

実際に井出さんの部下時代には本当に良くして頂き、私はパワハラを受けた事は一度もありませんが、脳内での武装や誇張は自由です笑
そいういった意味で、キャラクターが分かりやすい人を脳内に飼って少し細工するのも、効果的かもしれませんね。


まだまだ沢山いますが、こんな感じです。
孫さんなら〜、スティーブジョブスなら〜、イチローなら〜みたいな著名人も良いと思いますが、私が重要だと考えるのはリアルさと具体度です。

なんなら実際に言われた/聞いたことある位のセリフで、かつ鮮明に言っている風景が浮かぶような、近しい知人が良いです。


理想の自分含め、脳内にいろいろな人を飼っておくと、迷いが晴れたり、逃げずに戦えるようになったりするのでオススメです。ぜひ試してみて下さい。


ではまた🔥

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