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聞き流すべきアドバイスの見分け方

こんにちは!

あれこれ批評する人や、良かれと思ってアドバイスをしてくれる人は多いですが、みんな言っている事が違う…!結局どうしたらいいの!?となった経験、ありませんか?

純粋なアドバイスにおいては、一見真逆でも、その人の立場や自身の熟達度によって、正解は変わってきます。つまり、段階が違うだけで角度の違うアドバイス達は矛盾しないという事です。


一方で、そもそもまともに聞くべきではないアドバイスも世の中には蔓延っています。

今日はそんな、聞き流すべき批評について考えていきます。


先に結論

「経験している or めっちゃデータを持っているか」


それでは、本文いってみましょう!

経験したうえで言っている事か?

個人的には、もうこれに尽きると思っています。そのアドバイス・批評は、経験があって言っているのか?

「自分も分からない(経験ない)けど、恐らくこうなんじゃないか?」というスタンスを明示しており、その人の抽象化力や類推力が高ければ、一生懸命に聞いた方がいいかもしれません。

ただ、自分はやった事がないのにあたかも正解かのように言う人。そしてそれが誰かの受け売りだったりする場合、基本的にはニコッとしてスルーです。

独立する人のエピソードとかで、よく聞きますよね。
周りにめちゃくちゃ反対や心配をされたんだけど、否定的な意見を言うのは独立した事のない人。独立や自営業をしている人は基本賛成で、ただ「ここを気を付けなよ」というアドバイスをくれる。みたいな話です。

独立時の周囲の声が分かりやすいので、同じ例でいきますが
逆にこういう時は、変なプライドとか即捨てで、キチンと話を聞くべきだと思います。

  • 経験者からすると、自分の考えや覚悟が甘すぎるので、やめとけ(なめんな)とアドバイスされる

  • 独立し失敗した人から、同じように失敗するからやめた方がいいと言われる


前者の場合、感情的に「ふざけんな!自分はこんなに考えてる!自分ならできる」と感情的になってしまいそうなパターンです。

が、何かを決断し乗り越えた人は、当然それ相応の困難や意思決定を乗り越えています。そういう方々からの、ある意味主観による「私の内面への指摘」はかなり貴重です。感覚値ですが、こういうのって結構耳が痛くて図星なケースが多い気がします。経験者からプライドを折られたり、耳が痛い系の話は、むしろ耳の穴をかっぽじって聞くべきです。

後者については、大前提スタンスとして「失敗からが一番学びやすく自分に再現しやすい」と捉えるべきだと思っています。成功は複合的な要因が絡みますが、失敗はデータ量が比ではないですし、「Aによる失敗B」と、成功よりも因果関係をはっきりさせやすいです。

自分が失敗した人は、無意識的に嫉妬や僻みを持ってしまうケースはあるので、感情に引っ張られた否定的な意見には注意が必要です。が、その人の意見と経験は切り分けるべきで、「なぜその人は失敗したんだろう?」は、データとして可能な限り聞き出したいところです。


話を戻しますが、基本的には「経験者の話を注意深く聞いて、経験した事ないのに、したかのように語る人の意見は無視」で良いと思います。


例外もある

ただし、例外もあります。自身は経験していなくても、アドバイスを聞くべき人もいます。例えばこんな人です。

  • その調査を生業としている人で、同じ経験をした人の大量のサンプルデータを持っている

  • 沢山の人をマネジメントしてきて、部下の行動や思想に一定パターンを見出している

  • やったら何でも出来ちゃうスーパーマンで、めっちゃ物事にも詳しい

みたいな人達です。分かりやすいのは、その人は経験してないけど、経験した人のデータを大量に持ってるパターンですね。挙げた例で言えば1と2です。

傾向を掴むうえでは、むしろ経験者1人より解像度高い。なんて事もあるので、こういう人のアドバイスは貴重です。(が、やっぱり当事者ではないので、偏った見方になっている事には注意)
生業にするレベルで大量のデータがその人の中にあるか?が判断ポイントかと思います。

そしてたまにいる3つ目のスーパーマン。ホリエモンとかイメージすると良いと思いますが、本人はやった事ない事でも、ズバッと30秒で的確なアドバイスをくれ、背景知識も異常だったりしますよね。こういう凄い人が周りにいる場合は、積極的にアドバイスを貰いにいきましょう。


どう日々に落とし込むか?

いろいろ書きましたが、やる事はシンプルです。

誰かの話を聞く時に「この人はやった事あって言ってるのかな?想像や感想を話しているのかな?(調査結果かどうかはキチンと分けて判断)」と、自問し続ける事です。

ひろゆきさんの「それってあなたの感想ですよね?」が流行ったりしていますが、煽るのが本質ではなく「きちんと経験やデータがあって言っているのか?」という確認作業を、息を吐くようにしていこう。という意味で、参考にすべきコメントだと思います。


という事で、まずはスーパーマンがいる場合は、問答無用でその人にアドバイス貰いまくりましょう。

それ以外は、「経験してる?もしくはデータをめっちゃ持ってる?」を常に確認しながら人の話を聞く癖を身に付けましょう。


私もまだまだ、雰囲気や感情に引っ張られた解釈をしてしまう事が多いです。でも、どのアドバイスを聞いて、どのアドバイスを聞き流すか?が分かると、すっごく楽になりますよ。


ぜひ意識してみて下さい。

ではまた。

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