“学びの場”づくりを振り返る
今年1月から開催した、北九州市民カレッジ「地域を面白くする“Local good”な人たち」
連続講座の開催は初めてのことで、講座のコーディネーターのお話をいただいた時には、どんな講座にしようかと悩みました
市民カレッジの他の講座を見てみると、講師の方もその内容もしっかり学ぶことが意識されたものばかり
そんな中で、ソシオファンド北九州(SFK)としてどんな講座ができるのだろう?
そんなことを数日間、モヤモヤと考えることに
とはいえ、せっかく担当するなら、他の講座のことは気にせずに、SFKらしい講座にしたい
そこで考えたのが以下の4つのこと
①SFKの活動を通じてで培った繋がりを生かす
これまでのSFKの活動を通じて出会った“Local good”な人たちは、それぞれ素敵なストーリーを持っている
そんな素敵なストーリーを多くの方に伝える講座にしたい
そんな思いから、これまで出会った人たちを毎回ゲストに迎えることに
②会場を変えてみる
北九州市民カレッジは、市主催のため公共施設で開催されることがほとんど
公共施設には信頼感といった良さはあるものの、せっかくならリラックスした雰囲気で講座を楽しんでいただきたい
そんな思いから、SFKの活動とゆかりのあるカフェやオープンスペースを会場にすることに
③講義スタイルにはしない
一方的にゲストからお話を聞く講義スタイルは、SFKぽくないかなと
そこでSFKメンバーがゲストへインタビューする形式に
④参加者はもちろん、ゲストも私たちも楽しむ
準備されたものだけでなく、ゲストと私たち、そして参加者がいることで何かが生まれる
事前の準備は最小限に、ゲストからのお話、そして私たちや参加者の方とのやりとりで生まれるものを楽しみながら
そして、この講座を通じて、ゲストのお話や私たちとのやり取りの中で参加者のみなさんが
「自分も何かやってみようかな」
「自分にもできることがありそう」
といったことに、気づいたり、ちょっと後押しされたり
あえて学ぶことを意識せずに、そんなきっかけや気づきが生まれる場にできたら
そんな思いから、全5回の講座では、様々なきっかけから“ Local good”な事業や活動に、本業やボランティアで取り組むゲストを迎えてお話を聞きました
それぞれのゲストのお話は、どれも興味深いものばかり
参加された皆さんにとっても、それぞれのお話から気づきがあったかなと考えています
とはいえ、実際にやってみると
参加者同士、参加者とゲストや私たちとのコミュニケーションの時間が足りない
ゲストに伝えてもらいたいことをなかなか聞き出せない
ついつい私たち自身が楽しみすぎて、参加者を置いてけぼりにしてしまう
参加者の皆さんが、ゲストのお話を自分ごととして落とし込むまで至っていない
などなど、反省点は多々ありました
とはいえ、今回のチャレンジは、SFKの活動の中で“学び”を捉え直す良い機会になったと考えています
今後のSFKの活動の中で、“学び”を位置付けたり、これまでの活動に“学び”の要素を入れてみたり、そんなことをすると活動の幅や関わる人たちが広がっていきそうで、ちょっと楽しみですね
今回の反省を生かして、またSFKらしい学びの場作りにチャレンジしていきたいと考えていますので、ご関心のある方はぜひご参加ください
今後の情報は、SFKホームページやFacebookなどでお知らせします
今回、講座のコーディネーターのお話をいただいたのは、SFKの活動と社会教育士になったことがきっかけになっています
「社会教育士?」と思われた方は、ぜひこちらもチェックしてみてください
https://www.mext.go.jp/a_menu/01_l/08052911/mext_00667.html
【協働事業びびんこ 協働団体募集のお知らせ】
SFKが取り組む協働事業びびんことは、社会起業家に対して、返済不要な助成金の提供と、幅広い本業をもつパートナー(メンバー)による約1年間の力強い経営支援を行うプログラムです。
現在、2025年1月より協働をスタートする団体を募集しています。(申込は2024年7月19日(金)まで】
詳細はこちらをご覧ください
https://www.sociofund.org/post/2024bibinko-boshu-1
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