遊びと愛情

この前近所のフリースクールへ活動内容の話しを聞きに行ってきた。

勉強はしたければしたらいいけど、基本自由。自分で決めて楽しみを見つけていくというスタイル。

代表の方の漫談のような話をワクワクしながら聞いていた。

思春期の男子の話しとか、不登校の話とか。どれも学校では聞けない話し。我が家には自由登校をしている陽ちゃんがいるので、現状を話していた。


代表の方が、


遊びと愛情が満たされたら勝手に親から自立していきますよ。今は遊ぶことを思い存分できない子が多いから


ふむ。遊びと愛情。
昔の私はもっと自由に遊んでたな。
そう思った。


縁あって、ここのフリースクールが主催する日帰りキャンプに参加してきた。

キャンプ場で、アスレチックもない森で最後まで遊べるかなと不安いっぱい。きっと、親子でキャンプ場に来たんだから、親子の触れ合いを大事にしましょうと言われると思っていたから。

でもついたら、

子どもは主催者側が一緒に遊びます。
大人は子どもと遊びたかったら来てください。大人もこんな時だから、したいことしてくださいね。

えっ?いいんですか??
子どもと遊んでもらえるんですか!?
ありがとうございます😭


心から感謝した。
大人みんなで焚き木をしようとなって、みんな木の枝や葉っぱ拾いに森の中へ。子どものことをやいやい言わず、夫婦でこの木がいいのじゃないか、それは湿ってるなど言いながら何回も木を拾って大人みんなで火をつけて🔥焚き木になった時すごく嬉しかった。

次は串にソーセージをさして焼いて食べる。食べたいものを食べる。
ある人はポップコーン、ある人はアルミの中におもちだったり、さつまいもだったり、レーズンパンだったり。個性豊かだった。
ちょっともらったり、あげたり。
しゃべったり、離れたりみんな自由。
こんなことっていつぶりだろう。とっても癒された。主人も、ありがたい時間やなと久々に焼いたベーコンを美味しそうに食べる姿を見てまたホッとした。


振り返ると泥だらけになった子どもたちが笑顔で帰ってくる。ちょっと食べて、また森の中に遊びに行ってを繰り返していた。


ママ、パパ今日は連れてきてくれてありがとう!


そう何度も言ってくれた。
一回も遊んでないけど、楽しかったのが体中から溢れ出ていた。


帰る時に、思ったことは、

誰も子どもに怒ってなかった。
泣く子もいなかった。
そして30分に一度は喧嘩する子どもたちが、この日一度もケンカをしなかった。


あー、私も子どもたちも何かに縛られて我慢してたんだなー、私もしたいことしたかったんだなーと思った。


こんな時こそ大人も好きなことをしてください。と言ってくださったことをとても感謝した。明日からまたしばらく頑張れるなと思えた。


遊びと愛情。


これって親だけが与えなくてもいいんだなって。親が全部整えてあげなきゃって苦しくなってだけど。
親だったり、学校だったり、フリースクールだったり、いろんな環境の中で遊びと愛情を満たしてあげたらいいと気づいてすごく楽になって、帰りの空はとても清々しく感じた。


もっと親の私も自由に、楽しんで
上手に助けてとか、ありがとうを言いながら、進んでいきたいなーと思った冬の始まりだった。

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