魅力の正体

人の魅力はどこから来るのだろう。人間的に魅力のある人になりたいと思うけど、そもそも人間的な魅力とはなんだろうか。

一つは変化だ。着てる服、髪型、周りの環境などによって全く違う一面を見せられる人は魅力的だ。いわゆるギャップというやつだろ。テレビで芸能人や俳優を見ていても、番組や作品によってこんな顔もできるのか、こんな雰囲気もだせるのかと思わせてくれる引き出しの多い人は魅力的だと感じる。多くの顔をもつことが魅力になる。

また一つには色気だ。特別きれいな顔というわけではないのにどことなく色気が感じられる人はただ単に顔が整っていてきれいな人よりもずっと魅力的に感じる。
また一つには自信だ。元々授かった才能や、簡単に手に入れた能力や名声からくる自信は壊れるのも簡単だ。努力して自分の力で手に入れたものは揺れ動かない自信になり、そこからくる余裕が魅力になる。

また一つには一貫性だ。心理学でも人は言動に一貫性のある人のことを信頼できると考えるという研究結果もあるらしい。自分をつくろっていては一貫性を保てないしいつかはボロが出てしまう。一貫性のある人になるには、芯を持つことだ。何があってもぶれない芯を持ち、どんな時もそれに従って周りの目を気にせず正直に生きる。それが魅力になる。

また一つには知性だ。これは何も勉強ができるとかできないとかそういうことを言ってるわけではない。知識をひけらかす人はむしろ知的ではない。知性はひけらかそうとしなくとも言葉の隅々や行動の節々からにじみ出てくるものだ。知識が豊富なことも大切だが、論理的な思考や様々な実経験の積み重ねが知性になり、にじみ出る知性が魅力になる。

また一つには思いやりだ。自分勝手な性格が悪いと言うわけではない。ただ、他人の気持ちに目を向ける機会を作るべきだということだ。魅力を評価するのは他人であり、他人との関わりは何においても避けられないものである。人の気持ちなんてわからないと思うかもしれない。もちろんそうだ。だが考えようとすることが大事だ。その気持ちが魅力になる。

これらは決して個々で独立なのではなく相互作用しているということ、そしてここに書いたことは単に一部でしかないということに注意していただきたい。