高松宮記念2024 全頭診断 (現地観戦)

◯収支
15970-2600円=12370円
3連複(10020円)とビクターザウィナー・ナムラクレアのワイド(1190円✖️5=5950円)の的中

◯反省
地力評価、また内有利な馬場を確認して、どの展開でも前に残っていきそうなビクターザウィナーを本命にしたのはよかった。地力やテンが良いなどの性質ちゃんとレース映像も見た上で強さを確認し、また他の逃げ馬候補の似たような展開になりそうなレース映像を確認したのもよかった。

ルガルの馬体はかなり良いように見えたが、追い切り評価の低さから評価を下げていたナムラクレアをこれまでの実績を再評価して、対抗まで上げた。ナムラクレア自体も馬体はルガルやマッドクールほどではないが、仕上げている感じや落ち着いていたのも一因。

ルガルは、2023年有馬記念のジャスティンパレスのように欠点のなさから推されていたように見えたのも評価を下げた一因。
ただ、パドックでは1番よく見えたので、ビクターザウィナーとのワイドを買ったのは、印通りの買い方だったのでヨシ。

荒れることが多い短距離で本命・対抗の二頭軸で絞って三連複を変えたのも良し。

ビクターザウィナーの単勝は今回は良いが、3倍はついていたので、欲を取らずに複勝という手もあった。

また、8Rで同じコースのレースが終わって馬場読み含めて、時間を取って再検討したのも良かった。

ビクターザウィナーの相手にナムラクレアを選択したときに、スッと腹落ちする感じがあったので、今後も下手に凝った馬を選ばずに、展開や地力で素直に評価できる馬を選んでいきたい。この感じを掴んでいきたい。
また、結果としては地力、実績がある馬の決着で、ナムラクレア以外は展開や枠の利があったとはいえ利を得る動きをしたのも事実で、今後も地力・実績は重視したいファクター。特にナムラクレアは枠は有利だが展開不利の中、差してきた強さを持つので今後も注目していきたい。

◯印
テンが早く、逃げ想定かつ重馬場でも対応でき地力と実績あり逃げ残ることも可能なのビクターザウィナーを本命。
対抗は、ウチの良いラインを通って差しに行けて実績もあるナムラクレア。
前を見れる位置で差しに行け、馬体としての完成度が高いルガルを単穴。

他は、展開次第でチャンスがありそうな馬や実力未知数な馬を連下とした。


ビクターザウィナー

ナムラクレア

ルガル

マッドクール
ママコチャ
ナムラクレア
トウシンマカオ
ロータスランド
ウインマーベル
ソーダズリング
ウィンカーネリアン
シャンパンカラー

◯買い目
合計2600円
・ビクターザウィナー単勝500円
・ビクターザウィナー軸ナムラクレア・マッドクールのワイド500円ずつ
・ビクターザウィナー・ナムラクレア2頭軸3連複各100円合計1000円
相手
ルガル
マッドクール
ママコチャ
ナムラクレア
トウシンマカオ
ロータスランド
ウインマーベル
ソーダズリング
ウィンカーネリアン
シャンパンカラー

・夢馬券ビクターザウィナー・シュバルツカイザーのワイド100円

◯ペース・馬場別の展開整理(重馬場想定)
・ミドルペース、内有利
内前有利
ヴィクターザウィナーが逃げて押し切る。
テイエムスパーダ、モズメイメイ続くも、テイエムスパーダは道悪適性が低く、モズメイメイは地力が足りず厳しさを感じる。
逃げ集団からは少し外からウインカーネリアン、ルガル、マッドクール、内からビッグシーザーが突っ込んでくる。


ビクターザウィナー
相手
ウィンカーネリアン、ルガル、マッドクール、ビッグシーザー

・ハイペース、内有利
ビクターザウィナーは逃げ集団の中では地力が抜けているため、馬券には絡んでくる可能性あり
道悪適性がある差し馬であり内で溜めれるナムラクレア、ビッグシーザー、その外ソーダズリング、トウシンマカオが追い込んでくる。また、先行集団で進むルガル、マッドクールも迫る。

・ハイペース、外有利
ビクターザウィナーめがけて、ソーダズリング、ロータスランド、ナムラクレアが追い込む。

◯隊列予想
ビクターザウィナー
テイエムスパーダ、ウインカーネリアン
モズメイメイ、ルガル、ママコチャ
マッドクール、メイケイエール
ビッグシーザー、トウシンマカオ、ウインマーベル
ナムラクレア、ソーダズリング、シュバルツカイザー
シャンパンカラー、ディヴィーナ
ロータスランド
マテンロウオリオン

◯展開
ペースはミドルからハイの間くらいに収まる。
スタート抜群のビクターザウィナーがハナを取り、そのあと内からテイエムスパーダが追って番手につく。
さらに内からモズメイメイもスタートは良いが、テイエムスパーダに主張され3番手。
ウインカーネリアンはスタートでスピード負けしてモズメイメイ、テイエムスパーダの外に付ける。

◯全頭診断
1.ビッグシーザー 牡4 58.0 吉田隼 先行・差し 地力6  道悪○ コース適性○
前走はオーシャンステークスはトウシンマカオの後ろに上手くポジションを取って差し有利の展開の中、差して2着。
最後トウシンマカオには差も詰めることができなかったところから、まだ差を感じる内容。
成長を感じるがG1レベルで戦えるようになるのはもう少し先の印象。
テンは少し良い。

ハイペース想定の中で、最内で立ち回れて、差しも使えるため油断禁物。
連下。

2.マッドクール 牡5 58.0 坂井 先行 地力7.5  道悪○(タフ過ぎると微妙か) コース適性○
CBC賞は熱中症だったため度外視できる。
CBC賞と香港スプリントを抜くと、短距離路線では安定して好走している。
スプリンターズSは首の上げ下げの差でママコチャの2着となっているため短距離では上位の存在。
2022年中京のシルクロードSで逃げてナムラクレアを0.1秒差の3着と接戦。
オッズ的にはもっと上にいてもおかしくない実績と地力を持っている。
テンは普通。ただ、多少遅れても追える。
対抗・単穴候補

インで立ち回れるポジション。

3.ナムラクレア 牝5 56.0 浜中 差し 地力8 道悪○ コース適性○〜◎
短距離の名牝。G1は馬券に絡むもなかなか取れず。短距離の重賞は安定して好走している。
2023年スプリンターズステークスは、前残りの展開の中、差して3着の強い競馬。
京都牝馬Sは外差し有利の展開で外から差してきたが、最後にもうひと伸びしたソーダズリングを差しきれなかった。
後方からでも中団前でポジションを取る競馬もできる器用さがある馬。
テンは普通。
軸としては良いように見えるが、下の世代の叩き上げがどれだけあるか。
連下候補。

4.モズメイメイ 牝4 56.0 藤岡 逃げ(先行) 地力4
早熟の逃げ馬。葵Sで見事なスタートを見せるも、その後は凡走が続く。
スプリンターズSの結果を見ると、展開が向かなかったのもあるが、現状上位の馬との差が大きくある。
テンは少し良い。

5.トウシンマカオ 牡5 58.0 ルメール 地力7 先行・差し 道悪○(ただし不良は✖︎)コース適性△
中団、先頭から4〜7頭目といった前目での競馬が得意。重たい馬場も苦にしないタイプに見えるが、中京の短距離ではあまり結果が出ていないのが気になる。陣営的にも左回りは苦手らしい。ただ、中京では不利の外枠を引いているので、大外を引いた2023年中京のシルクロードSで4着はある程度強い内容(ただし上位とは2.5馬身差がある)。
テンは普通~少し良い。
外枠を引くことが多いため、外からの差しが目立つが、1枠1番だった函館スプリントを見ると、内での立ち回りもできる。馬群を割れるかは不明。
道悪は問題ないが、不良まで行くと微妙か。

連下候補。

6.ルガル 牡4 58.0 西村 先行(差し) 地力7.5 道悪○ コース適性?
前走のシルクロードSは圧巻の1着。テイエムスパーダのハイペースの逃げには付き合わず、番手で集団のペースをコントロールしながらも、それについていった先行勢が総崩れした差し有利の展開の中で、斤量もアグリに次ぐ57.5を背負って3馬身の圧勝といった強い内容。
スタートは元々少し悪い方ではあるが、スタート練習もしており、その結果がシルクロードSの好スタートだった。
京阪杯は若干出遅れるも、足を使って5番手で進む。最後はトウシンマカオと競るも足を最後使えず2着。
先行意識が強い西村騎手とも手が合うように見える。
テンは元々悪いが、多少遅れても追ってポジションを取れる。
不安要素としては、重賞で好走しているも全て京都で最後急坂があるコースの重賞は初。
シルクロードSの内容から本命候補。

7.テイエムスパーダ 牝5 56.0 富田 逃げ 地力3~6 道悪△
逃げ馬候補。スタートは普通だが、押して前にいって強く主張する。
セントウルSはハイペースで先行潰してそのまま押し切る強い競馬をしたが、その後は凡走が続く。
阪神競馬場とは相性が良いように見える。
中京競馬の内前有利な馬場とは一見相性が良さそうだが、結果は出せていない。ただ、2023年のセントウルSでは下げて、まともに走れていないため、度外視は可能。
右左やスパイラルカーブかどうかの違いや坂の位置の違いはあるが、中京1200mと阪神1200mは割と似ているように見えるので、脚質とは合いそうに見える。
相手には入れないと怖い1頭。

8.ソーダズリング 牝4 56.0 武豊 差し 地力6 ~ 道悪? コース適性?
元々はマイルだったが、前走京都牝馬Sで初の1400mながらもナムラクレアを下して1着と頭角を表した馬。
武豊騎手の勧めで1200mの高松宮記念に参戦。
1400~1600mに対応できるスタミナとスピードを持つ。初の1400mでもスタートのポジション取りでちゃんと取れていたので、1200mでも中団のポジション争いはできると見ている。
テンは普通。
穴候補。

9.シャンパンカラー 牡4 58.0 吉田豊 差し 地力3
NHKマイル1着。その後は安田記念14着、フェブラリーステークス16着と続く。
安田記念は相手が強く、フェブラリーステークスはダート適性がなかったと説明ができる。
その中で高松宮記念は短距離適性があるか探っているように見える。
安田記念は負けすぎなため、オープンやG3くらいのマイル戦なら買いたいが、さすがにここは厳しいように感じる。

10.ビクターザウィナー セ6 逃げ(先行) 地力8  道悪○  コース適性?
ハイレベルな香港競馬短距離のG1馬。
G2では香港競馬短距離の王者ラッキースワイネスにクビ差の2着。
G1香港スプリントでは、ジャスパークローネに引っ張られたハイペースの差し有利の展開で先頭集団が潰れる中、番手で競馬を進めて、4着のしぶとさを見せる。
G1センテナリースプリントCでは、
スタートはめちゃくちゃ良い。また、馬場が渋って上がりがかかる展開になると注目度は増す。
シャティン競馬場は最後坂がない点と洋芝のタフな馬場であるので、この2点が中京と異なりその点に対応できるかが鍵。
また、映像を見るとスタート直後の先頭集団のポジション争いをするケースが少なく、日本の短距離のスタート後の速い中でのポジション争いでかからないかといった点は不安要素。ただ、現在、控える練習もしているらしいし、テンの良さがあるので、競られても足をそこまで使わずに前で良いポジションは取れるように見える。
テンが良い逃げ馬で、上がりがかかる方が良い点から、短距離界のタイトルホルダーといったイメージで良さそう。
本命・対抗候補

11.メイケイエール 牝6 56.0 池添 先行 地力7 道悪△(不良だと買えない) コース適性◎
中京1200mのレコードホルダー。良馬場、稍重くらいであれば力を出せる。
G2,3で合計6勝、特に中京1200mとはセントウルスS、シルクロードSで1着と高い適性がある。
特にセントウルスSは超ハイペースを5番手から差してレコード出す強い競馬。
ただ、近年気性難が出ており、力を発揮できずにきている。
良馬場なら買いたい1頭。

12.ロータスランド 牝7 56.0 岩田康 追込(先行) 地力5   道悪○
近走は外枠で、後方からの競馬になっているが、上がりは最速を使っている。
内枠に入って、インの中団あたりでの立ち回りができると、怖い1頭。
2022年の京都牝馬Sでは大外から後方に下げてインを立ち回り、そのまま内差し3着を決めている。
内枠なら相手として買いたい。ミドル〜ハイペースが予想される中、ペース的には展開として向きそうではあるが、下り過ぎると微妙に感じる。

13.ウインカーネリアン 牡7 58.0 三浦 逃げ・先行 地力4.5(マイルなら6) コース適性?
G2,3級のマイルの逃げ馬。
東京新聞杯で2年連続好走しているが、どちらも東京開幕週の内前有利の馬場での結果であるので、同じく内有利のコースとはいえ開催が進んでいる中京では力が出しきれない可能性がある。また、短距離のスピードについてこれず、逃げれない可能性もある。番手あたりで追走ならまだいいが、先行勢の速い展開の中でのポジション争いに対応できるかが鍵となる。
テンは普通。

14.ママコチャ 牝馬56.0 川田 先行 地力7.5 道悪△? コース適性○?
阪神Cは差し有利の展開の中、先頭集団3番手につけて、終始2~3頭目を先頭集団が総崩れの中での5着は強い内容。
勝ったスプリンターズSは、枠・展開に恵まれた中でさらに川田騎手が上手く乗った結果。
力はあるが、展開に左右される部分があるのは否めない。
理想はミドルペース。
連下候補。

15.ディヴィーナ 牝6 56.0 デムーロ 捲り・先行 地力5(マイルなら7)道悪△ コース適性○
マイルが本職のG2レベルの馬。
中京記念では、外が不利なコースの中、捲りを決めて2着と強い競馬をしている。
ただ、短距離の今回は、スピードが求められるため、外からの捲りは厳しいように見える。
内枠で先行できるのがこの馬的には理想。
テンは普通。

16.ウインマーベル 牝5 56.0 松山 先行(差し) 地力7 道悪△~○ コース適性◯
近2走は1着と好走している(インを上手く立ち回り、最後イン差しをしている)。その中でも、前々走のG2阪神Cはアグリやママコチャを相手に、外差し有利の展開を5番手で内から差して勝つ強い競馬。
前傾戦の苦しい終盤、阪急杯は最後でも追い縋る根性をみた。
3歳時はスプリンターズSで2着と元々地力はある馬。4歳時は結果が出せないことが多かったが、5歳になってから頭角を表してきた。
瞬発型というよりは長く良い足を使うタイプか。
テンは普通。
連下候補。

17.マテンロウオリオン 牡5 58.0 横山典 先行・追込 地力4
1600mを主に走っている馬。重賞に数多く出走してるが掲示板が精一杯。
前走オーシャンSで初の1200mで上がり3位だが結果が出ず。

18.シュバルツカイザー セ6 58.0 大野 先行・差し(中団)地力5 道悪○
オーシャンSと京阪杯は凡走しているが後ろに下げて脚質に合わない競馬になっているので度外視はできる。
G3キーランドCはモレイラ騎手が乗って4着だが、1着ナムラクレアと0.2秒差と負けたが内容は良い。
良馬場よりも上がりのかかる展開が向くか。
枠・展開とスタート次第では馬券に絡む可能性はある。
爆穴候補。


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