第105回ジロ・デ・イタリアは初物づくし
こんにちは那須のSUDA COFFEEです。
今日の那須は快晴の良いお天気です。週末もお天気が良かったせいか、那須高原も賑わいましたね。
さて、3週間戦い続けたジロデイタリアも5月29日(日)で終了しましたので、今回は最終週の第16ステージ〜第21ステージまでを、ざっと振り返ります。
5月24日(火)第16ステージ 山岳202km
獲得標高5250mの山岳コースを、残り7.8kmから抜け出したチェコ人のヤン・ヒルトがグランツール初区間優勝!総合争いではヒンドレーが3位に入り、カラパスに3秒差に迫る。
第16ステージ結果
1 ヤン・ヒルト(チェコ/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)
2 テイメン・アレンスマン(オランダ/チームDSM)
3 ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア/ボーラ・ハンスグローエ)
5月25日(水)第17ステージ 山岳168km
第15ステージで惜しくも2位だったブィトラゴが初めてのジロで初区間優勝!第1と第14ステージで勝利し、優勝候補だったサイモン・イェーツがここでリタイア。
第17ステージ結果
1 サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア/バーレーン・ヴィクトリアス)
2 ハイス・リームライゼ(オランダ/ユンボ・ヴィスマ)
3 ヤン・ヒルト(チェコ/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)
5月26日(木)第18ステージ 平坦156km
レース前に総合4位、新人賞最有力候補のアルメイダがCOVID-19陽性判定で大会を去ることになり、波乱の幕開けとなった最後のスプリンターステージは、4選手の逃げ切りで昨年のベルギーチャンピオンのデボントがグランツール初区間優勝!
第18ステージ結果
1 ドリース・デボント(ベルギー/アルペシン・フェニックス)
2 エドアルド・アッフィニ(イタリア/ユンボ・ヴィスマ)
3 マグナス・コルト(デンマーク/EFエデュケーション・イージーポスト)
5月27日(金)第19ステージ 丘陵178km
山岳賞マリア・アズーラを着たボウマンが、順調の山岳ポイントを稼ぎ、2度目の区間優勝!この勝利で山岳賞をほぼ手中の収めました。
第19ステージ結果
1 クーン・ボウマン(オランダ/ユンボ・ヴィスマ)
2 マウロ・シュミット(スイス/クイックステップ・アルファヴィニル)
3 アレッサンドロ・トネッリ(イタリア/バルディアーニCSFファイザネ)
5月28日(土)第20ステージ 山岳168km
最終日はタイムトライアルなので、このステージが総合争いの最終舞台。ピュアクライマーでないコーヴィが早めのアタックで逃げ切りで初のワールドツアー勝利!総合では前待ちのアシストに引かれたヒンドレーが、カラパスをつけ離して、1分28秒差でゴール。1分25秒差の逆転でマリア・ローザを獲得!
第20ステージ結果
1 アレッサンドロ・コーヴィ(イタリア/UAEチームエミレーツ)
2 ドメン・ノヴァク(スロベニア/バーレーン・ヴィクトリアス)
3 ジュリオ・チッコーネ(イタリア/トレック・セガフレード)
5月29日(日)第21ステージ 個人タイムトライアル 17.4km
最終日はヴェローナでの個人タイムトライアルは、イタリアタイムトライアルチャンピオンのソブレロがグランツール初区間勝利!第1ステージに続いて、今年からバイクをジャイアントへ変更したバイクエスクチェンジがタイムトライアル連勝(ジャイアント効果か?)短距離のタイムトライアルなので大差はつかず、総合及ぼポイント賞はそのままでした。2年前に2位で悔しい思いをしたヒンドレーが、オーストラリア人では初のジロデイタリアの総合優勝を果たしました。元はサガンを中心に発足したチームで、サガンが抜けて、これからどうなるかと思っていたボーラハンスグローエがグランツール初勝利となりました。
第21ステージ結果
1 マッテオ・ソブレロ(イタリア/チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ)
2 テイメン・アレンスマン(オランダ/チームDSM)
3 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)
個人総合順位
1 ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア/ボーラ・ハンスグローエ)
2 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス・グレナディアーズ)
3 ミケル・ランダ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)
4 ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア/アスタナカザクスタン チーム)
5 ペリョ・ビルバオ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)
6 ヤン・ヒルト(チェコ/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)
7 エマヌエル・ブッフマン(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)
8 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)
9 ヒュー・カーシー(イギリス/EFエデュケーション・イージーポスト)
10 フアン・ロペス(スペイン/トレック・セガフレード)
ポイント賞
1 アルノー・デマール(フランス/グルパマ・エフデジ)254 Pts
2 フェルナンド・ガビリア(コロンビア/UAEチームエミレーツ)136 Pts
3 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス/クイックステップ・アルファヴィニル)132 Pts
山岳賞
1 クーン・ボウマン(オランダ/ユンボ・ヴィスマ)294 Pts
2 ジュリオ・チッコーネ(イタリア/トレック・セガフレード)163 Pts Pts
3 アレッサンドロ・コーヴィ(イタリア/UAEチームエミレーツ)102 Pts
ヤングライダー賞
1 フアン・ロペス(スペイン/トレック・セガフレード)in 86h 49' 54''
2 サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 05' 43''
3 パヴェル・シヴァコフ(フランス/イネオス・グレナディアーズ)+ 23' 03''
中間スプリント賞
1 フィリッポ・タリアーニ(イタリア/ドローンホッパー・アンドローニジョカトリ)
総合敢闘賞
1 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)
フーガ賞
1 マッティア・バイス(イタリア/ドローンホッパー・アンドローニジョカトリ)
フェアプレー賞
1 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)
チーム総合順位
1 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)in 259h 48' 12''
2 ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)+ 04' 07''
3 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)+ 01h 22' 29''
今年のジロデイタリアも初物づくし+逆転勝利でドラマテックなレースでした!
既に1ヶ月後のツールドフランスが楽しみな旅の途中のカフェ。那須SUDA COFFEE
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