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鳥に詳しい人に憧れる

鳥の種類は本当にたくさんあって、わたしにとって区別付けることは難しいです。鳥に詳しい人に憧れ、まずは一般的な鳥をWikipedia程度で超簡単にまとめてみようと思いました。そろそろ春が近づいてきたので、渡り鳥に注目したいです。


ツバメ(Barn swallow)

  • 学名:Hirundo rustica・スズメ目ツバメ科ツバメ属

  • 北半球の広い範囲で繁殖する

  • 渡り鳥(夏鳥)の一種で、日本では屋久島以北で繁殖する

  • 日本では、水稲栽培において穀物を食べず害虫を食べてくれる益鳥として古くから大切にされた

  • 『竹取物語』で、かぐや姫が5人の貴公子に出す結婚の条件の中に「燕の子安貝」がある

スズメ(Eurasian tree sparrow)

  • 学名:Passer montanus・スズメ目スズメ科スズメ属

  • ユーラシア大陸の広い範囲に分布する

  • 一般に留鳥(年間を通して同じ場所に生息し、季節による移動をしない)とされている

  • イネ科を中心とした植物の種子や虫を食べる。春先は苗の害虫を食べる益鳥として扱われ、秋には稲の籾米を食害する害鳥となる

  • 『源氏物語』の「若紫」で、幼い紫の上の最初の発言は雀の子が逃げたことについて

ヒバリ(Eurasian skylark)

  • 学名:Alauda arvensis・スズメ目ヒバリ科ヒバリ属

  • アフリカ大陸北部、ユーラシア大陸、イギリス、日本に分布する

  • 日本では、亜種ヒバリが周年生息(留鳥)し、亜種カラフトチュウヒバリや亜種オオヒバリが冬季に本州以南へ飛来(冬鳥)する

  • 主に種子を食べるが、昆虫やクモなども食べる

  • 春季に縄張りを主張するため鳴き声を挙げることから春の風物詩とされることもあり、春の季語となっている

  • 『万葉集』で、大伴家持は「うらうらに 照れる春日に 雲雀上がり 心悲しも 独りし思へば」と詠っている

  • 近年、世界的に減少傾向にある

メジロ(Warbling white-eye)

  • 学名:Zosterops japonicus・スズメ目メジロ科メジロ属

  • インドネシア、日本、大韓民国、フィリピン、東ティモールに分布する

  • 目の周囲の白色部が和名の由来となっている

  • 花の蜜や果実を好み、育雛期には虫なども捕食する

  • 花の蜜を大変好むため特に早春は椿や梅の花に群がる様子がよく観察される

  • 本種とウグイスは春を告げる鳥として時期的・場所的に重なり、古くから混同されがちであった。メジロは梅の花蜜を好み、早春に梅の花を求めて集まってくる。比較的警戒心が緩く、姿を観察しやすい。いっぽう、ウグイスは警戒心が強い。主に虫や木の実などを食べ、花蜜を吸うことはめったにない

ウグイス(Japanese bush warbler)

  • 学名:Horornis diphone・スズメ目ウグイス科ウグイス属

  • 大まかにいって東アジアに生息する

  • 日本では、一部地域では夏に山地で過ごし冬に平地へ移動する漂鳥であり、移動を伴わない地域では留鳥となる

  • 夏場は主に小型の昆虫や幼虫やクモ類などを捕食し、冬場は植物の種子や木の実なども食べる

  • オスは縄張り内を見張って「ホーホケキョ」と鳴く

  • 平地にて鳴き始める季節が早春であることから春告鳥の別名がある

  • 『万葉集』で、大伴家持は「あらたまの 年ゆきがへり 春立たば まづ我が宿に 鶯は鳴け」と詠っている

ナイチンゲール(Common nightingale)

  • 学名:Luscinia megarhynchos・スズメ目ヒタキ科Luscinia属

  • 和名はサヨナキドリ(小夜啼鳥)。別名ヨナキウグイス(夜鳴鶯)と呼ばれることもある。 ナイチンゲール(英語: Nightingale)は古期英語で「夜に歌う」を意味し、和名の由来となっている

  • ヨーロッパ中央部、南部、地中海沿岸と中近東からアフガニスタンまで分布する。ヨーロッパで繁殖した個体は冬季にアフリカ南部で越冬する

  • 夕暮れ後や夜明け前によく透る声で鳴く。西洋のウグイスと言われるほど鳴き声の美しい鳥

  • 古代ローマの博物学者プリニウスは、この鳥はそれぞれ独特の調べでいろいろ趣向を変え力をふりしぼって歌声を競い合う、その勝負に負けると死ぬ、と書いている

カワセミ(Common kingfisher)

  • 学名:Alcedo atthis・ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属

  • 鮮やかな水色の体が特徴。青色は色素によるものでなく、羽毛にある微細構造により光の加減で青く見える。シャボン玉がさまざまな色に見えるのと同じ原理

  • 光の当たり方によって緑色にも見える。漢字表記がヒスイ(翡翠)と同じなのはこのためである。宝石のヒスイはこの鳥の羽の色に由来して名付けられた

  • ヨーロッパおよびアフリカ北部からインド、東南アジアにかけて分布する

  • 日本では、北海道で夏鳥だが、他の地域で留鳥として1年中見ることができる

  • 水辺に生息する。古くは町中で普通に見られた鳥だったが、高度経済成長期に生活排水や工場排水で多くの川が汚れたため、都心や町中で見られなくなった

セキレイ(Wagtail)

  • 和名にセキレイが含まれるのはセキレイ属 (Motacilla) とイワミセキレイ属 (Dendronanthus) の種である・スズメ目スズメ亜目セキレイ科

  • 主に水辺に住み、長い尾を上下に振る習性がある

  • セキレイ(鶺鴒)およびその別名は秋の季語である

  • コイオシエドリ(恋教鳥)やトツギオシエドリ(嫁教鳥)など多くの異名を持つ。中国名の相思鳥は雌雄が仲睦まじいから

  • 『日本書紀』に、日本神話の国産みの伝承の一つとして、イザナギとイザナミが性交の仕方が分からなかったところにセキレイが現れ、セキレイが尾を上下に振る動作を見て性交の仕方を知った、という内容の異伝に関する記述がある

  • 日本各地にセキレイにまつわる伝承がある。静岡県三島や広島県などではセキレイを神の鳥と称する