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東村山から夢の国まで一直線

こんにちは。【東村山編集室】地域ライターのSuchimoです。
【市内9駅ここから見てみました!】連載もこれで第3回。地域ライター5人で協力して執筆しておりますが、回を増すごとに5人の結束も増している・・・はず。

今回の推し駅は我らが東村山の唯一のJR線「新秋津」からです。
「貨物線」や「風に弱い」(=強風で遅延します)なんて言われるJR武蔵野線に乗っていきましょう!ゴーです!

Suchimo家のとある月曜日。次男「Chi」三男「Mo」の運動会の振り替え休日のこと。
その日の母の最重要ミッションは、かの有名な舞浜にある夢のテーマパークに「Chi」と「Mo」をおもてなしすること。実にコロナ禍前から3年ぶり。「Mo」に至っては過去にランドもシーも連れて行ったのに記憶にないそう。そんなもんよ、子供って。

今回は大学生の長男「Su」は不参加、父も不参加ながら車での送り迎えを名乗り出てくれました。ラッキー!

・・・と思った。しかしこのチョイスが最大のミスだったのです・・・なんてったってここは夢の国から遥か離れた東村山市なのですから・・・

開園前につきたいなぁ。2時間あれば余裕でしょ。といつもながら考えが甘い母。

送迎用の駐車スペースがあるなんて知りませんでした

平日の朝の都心って渋滞するんですね。東村山市内AT限定免許の私は気づきませんでした。そしてパーク直前でのとどめの大渋滞に見舞われて開園時間はとうに過ぎてしまい・・・うん、パークに入るだけで前に数百人並んでるな。

仲良し?笑顔でお互いの足を蹴り合っています

でも、なんと心の純粋な我が子「Chi」と「Mo」。
目をキラキラさせて、母の絶妙なアテンドによりぐずることもほぼなく始終笑顔。そうだよ、母さんこの笑顔を見るために毎日お仕事頑張ってるんだよ(涙)。

長い待ち時間に母はヒヤヒヤするもこの日は文句を言わず

さて日も暮れて、やや気難し屋の「Chi」の疲れたコールが始まる頃、「葛西まで来てるからもうすぐお迎えだよ」と父。ぎゅうぎゅうに混雑するワールドバザールでお土産を買いたい母に「Chi」の持ち前のイライラが募ります。

ここまで順調だった母一人子二人の夢の国のフィナーレは、最後の最後で言うことを聞かない「Chi」VS「母」の口論というお決まりのパターンで幕を閉じました。
こんな時、末っ子の「Mo」は争いに巻き込まれないように存在感を消します。3人兄弟の処世術ですね。

興奮と疲労が混じった東村山市への帰り道、同じくお疲れ顔のドライバーの父がぽつりと
「今日は東村山と舞浜を2往復。8時間運転した。次は迎えに行くから行きは電車で行ってね。」と。

目を凝らしてみてください。1本でつながってますよ。

そうなんです。そーなんです!
よーく目を凝らしてみてください。赤い矢印の「新秋津」から青い矢印の「舞浜」までが山手線よりも数倍大きなカーブを描き1本でつながっている事実にお気づきでしょうか?これ地味にすごくないですか?

今年開業50周年という新秋津駅は東京の端っこ。JR武蔵野線はそこを出発した後に埼玉県をひた走り、千葉県に突入します。
各駅停車ですよ!実に24駅!およそ78分!

さて、この行程を長いとみるか。渋滞なし、乗り換えなしでおそらく途中からはずっと座れて楽ちんとみるか・・・ぜひ一度お試しをして体感してみるのはいかがでしょうか?

学生時代に青春18きっぷを使って京都にいる友人に会いに行った私も、ぜひ次回は挑戦しようかと思います。
父よ、ありがとう。

(この記事は、東村山地域ライター有志による「市内9駅ここから見てみました」の記事として執筆いたしました。)


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