コンピュータが働いてくれる間

昨夜布団でうとうとしながら明日は頑張って起きて午前中から仕事をしようと思いながら眠りについた。
その甲斐あって今日は始業時間の30分前に起床できた。
かなり早い部類だ。
曇っていて雨も降ったようだけど昨日よりマシな天気。
シリアルを食べて早々に仕事に着手する。
誰からもメッセージが来ていなくて今日も気分が良い。
思えば今週は人間から来た連絡はゼロで、人と話をしたのは昨日20分程度のミーティングだけだ。
引きこもって2年半以上経つので最早コミュニケーション能力は落ちるところまで落ちており今更気に掛ける必要もない。

今日はずっとやろうと思っていた面倒なタスクを片付けると決めていた。
面倒とは言っても嫌いなタスクではない。
プログラムやデータ、ログ、インフラリソースを調査して上手くいっていないものを上手くいくようにするタスク。
こういうタスクは問題を解いてるみたいで好きだ。

午前中2時間ほどでいいところまで辿り着き、昼休みにする。
お昼はチャーハンを作った。
前作った時の反省を生かしてより上手く作れた。
お腹いっぱいになると眠くなって集中できない。
そういう時は寝ると決めているので2時間ほど昼寝をした。

目覚めてからまた集中して仕事をした。
今日はかなり効率が良い日だ。
人は誰からもメッセージが来なければこんなにも効率的に集中して仕事がこなせる。

夕方、問題を解決した。
正しく解決できたことを確認するために2時間ほどコンピュータに働いてもらう必要がある。
世界のどこかにあるコンピュータたちに仕事を任せている間、もちろん他のタスクをすることもできるけど、窓から地面が乾いているのが見えたから犬の散歩に出た。

外に出ると少し冷たい空気が夏の終わりを感じさせる。
今日が8月31日なのを思い出し、そういえば、一件だけ人間からメッセージが来てたことを思い出した。
世話になった人からの退職のメッセージだ。
だいたい月に1人くらい身の回りで仕事を辞める。
そういう業界だ。

散歩から帰ってきてもコンピュータは働いていた。
晩御飯のかつ丼を食べた後もコンピュータは働いていた。
お風呂から上がるとコンピュータが万事上手くいったことを教えてくれた。
まだまだ面倒なタスクはあるけど、今日はもうおしまい。

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