夏休み最終日

朝から英語の試験を受験。
手応えは皆無。
会場の綺麗な短大は以前にも別の試験で訪れたことがある。
固い椅子と骨が干渉してお尻が痛くなった。
良かった点をあげるとすれば、雰囲気に呑まれず自分のペースで問題を解くことができたことくらい。
始終集中できておらず朦朧としていた。
様々な試験を受験して来た経験から、結果を見ずともその惨状が手に取るようにわかる。
この先何をすべきなのか、漠然と思いながら会場を後にした。

街の地下通路やコンコースを呆然と歩く。
パルコをぶらぶらしてから天一で昼食。
綺麗に整備された商業施設から、古い建物が入り組んだ路地の奥にある時代に取り残されたようなラーメン屋に移動すると少しワクワクした気持ちになる。
券売機が勝手の悪いタッチパネルに換わっていた。
ホログラムがあればレトロなラーメン屋の雰囲気と相まってサイバーパンク味を出せそうだ。
超こってりスープを味わいながらこの先の人生どうしようかなんて考える。

食事による血糖値の変動から帰宅後すぐにベッドに倒れこむ。
近所の大きな公園とディズニーランドが融合した場所でお祭りが開催される夢を見た。
こんなに楽しい夢は久しぶりだから、夕方目が覚めてからもずっと夢の中にいたいと思った。
現実は問題が山積していて、理想との乖離が自分の首を常に絞め続けている。

犬の散歩を終えて湯舟に浸かりながらどうすれば英語の試験が上手くできるのかを考える。
これまで取得して来た資格試験のことを思い返し、「練習でできないことは本番でもできない」という好きな言葉を思い出したりした。
範囲を限定して継続する必要があるけど、面白くもなく好きでもないことを継続することは至難の業。
英語をやって今の環境に残るか、それが必要とされない環境へ舵を切るか、岐路に立たされているような気もしてくる。

夏休み最後の日だから、一度も見ていなかった戌亥とこのライブBDを見ながらハーゲンダッツ ストロベリー味を食べた。
これで夏休みは終わり。

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