【学マス】ジレンマの悪い点は新シナリオで行われるかもしれないという話

以下のnoteを読んで感想を書こうとしたらコメント欄がなかったのでせっかくなので初ノートでちゃんと書いてみようと思い立った。

学園アイドルマスターのゲームには、いくつかの悪い点があります。リプレイ性が少なく、ビルド幅が狭いことが主な欠点です。また、ランダム性がなく、レリックの取得が固定されているため、プレイヤーのアドリブ感がなくなっています。さらに、ライブの見た目が豪華にならないという点もあります。これらの要素が、他のゲームと比べて学園アイドルマスターを魅力的にする要素と比べて薄くなってしまっています。

上記ページの悪い点セクションのAI要約(note AIアシスタント)

ここでは特にリプレイ性・ビルド幅について、新シナリオでどのように解決できるかを説明したい。(この新シナリオは、「初」シナリオの次以降のシナリオであり、現時点で筆者は全く知らないものとなります)

ドラゴンクエストはいかにRPGを日本に定着させたか

ドラゴンクエストが発売された当時、日本にはRPGというゲームは大衆向けに存在しなかった。テストプレイをすると装備もせず町にも行かずフィールドを歩き、死亡してしまうプレイヤーが続出し、王の間に監禁してチュートリアルを兼ねるということを行った。それほどまでに知られていないジャンルだった。

RPGをちゃんと説明しなければ、受け入れられない。ドラゴンクエストはその点をちゃんと理解して、ロト3部作を作成したのである。

1作目:ドラゴンクエスト
主人公一人とし、RPGの骨格を体験させるためのゲーム。RPGの最も基本的なエッセンスのみでゲーム化したので、今RPGを好むプレイヤーがプレイするとかなり簡素に感じられるだろう。

2作目:ドラゴンクエストII
3人制パーティーを採用し、フィールドを船で移動するといった冒険の拡充がされた。3人のロールが固定されており、3人で役割分担する意義を伝え、また戦闘の奥深さがぐっと増した。

3作目:ドラゴンクエストIII
4人制パーティーを採用し、キャラクターを任意で作成し、任意の職業に就かせられるようになった。また昼夜の概念も追加された。ドラゴンクエストIIIをもって、海外で先行していたRPGの基本は全て日本に輸入され、RPGというジャンルは正しく定着した。

(厳密にはドラゴンクエストIIIの前にファイナルファンタジーでジョブの概念があるが、ここではドラゴンクエストによるRPGの広めた話として)

このように、ドラゴンクエストは1→2→3と進むごとに、RPGとしてのシステムを複雑化させ、RPG初心者だらけの日本をRPG大国にしてしまったのである。

学園アイドルマスターはローグライクカードゲームのドラゴンクエストになれ

学園アイドルマスターのSlay the Spireカジュアル化の欠点は

  • リプレイ性が低い・ビルド幅が狭い

  • ランダム性がない・アドリブ幅がない

  • ライブの見た目が豪華になっていかない

この中で3番目はアイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズと同じで外に飛び出すというストーリーを作成するだけなので現時点でもどうでもいい項目と言える。ミリシタで同じことをしているのに今から不安になってもという意味でもある。(あと学園のホールのほうがシアターよりでかいんだけど……)

Slay the Spireのカジュアル化は、ここまで読んできた方ならピンときたと思うが、「ドラゴンクエスト」のように無駄を削ぎ落としてローグライクカードゲームの骨格を伝えることである。Slay the Spireを全く知らない興味のなかったプレイヤーに、いかにローグライクカードゲームが奥深くて楽しいゲームなのかということを伝えるのに必要なのは、最初から複雑なゲーム性ではないのである。そうやってやりすぎるとシャニソンになる。

学マスの良いところ(予定)は、今後追加される新シナリオと、「初」シナリオが順番に並んでいくということである。次のシナリオで、例えばシナリオ関門(中間試験ではない可能性もあるので)で得られるレリックがランダムに関門の通り方で決まるといったギミックがあるかもしれない。そういった複雑なシナリオになっても、「初」の基本があればプレイできるようになっているだろう。

これはドラゴンクエスト→ドラゴンクエストII→ドラゴンクエストIIIの流れであるように、少しずつ複雑性を上げてゲーム性を高めるということであり、ローグライクカードゲームを初めてプレイした人にとってはとても助かる仕掛けでもある。

今現在の学園アイドルマスターがSlay the Spireガチ勢にとってつまらないとしても、シナリオ更新でどうにでもなるだろうという話でした。そして、何よりローグライクカードゲームというゲームが日本で普及するきっかけにするためにも、ローグライクカードゲームというジャンルのファンはうまく付き合うほうが良いだろう。

と、Slay the Spireはおろかローグライクカードゲームというジャンルに初参戦した1プロデューサーの駄文でございました。


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