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未来の英国でアーサー王のエクスカリバーが発見されていた!!

 2023/11/29の朝、僕は数年先の未来のイギリスにいた。そこではなぜか架空のおとぎ話と思われていた「アーサー王伝説」のエクスカリバーが湖の底から発掘されたと、大騒ぎになっていた。すでに6年前にも7歳の少女がコーンウォールで鉄の剣を発見しているので、誰かがサルベージしたのかもしれない。今夜はその伝説の聖剣/魔剣の話をしたい。おとぎ話だと思って読んで欲しい。

聖剣/魔剣エクスカリバー

 アーサー王伝説は、5世紀後半から6世紀初めのブリトン人の君主であるアーサー王を中心に展開される物語です。アーサー王は、サクソン人の侵攻を撃退した人物とされ、多くの騎士道物語や中世の歴史書に登場します。アーサー王伝説には、アーサー王が手に入れた最初の剣であるカリバーンや、アーサー王がエクスカリバーを手に入れるまでの間、アーサー王の剣として使用されていたカリバーンなど、多くの有名な物語が含まれています。

 エクスカリバー(Excalibur)は、アーサー王伝説に登場する架空の剣です。魔法の力が宿っており、ブリテン島の正当な統治者(イングランド王)の象徴ともされています。アーサー王伝説の初期から登場しています。伝承によると、アーサー王が石に刺さった剣を抜いて手に入れたものとも、湖の乙女によって与えられたものともされています。

 決して折れず毀(こぼ)れず、千の松明を集めたような輝きを放ち、あらゆるものを両断したと言われています。中央から広がりのあるローマンインデックス、エッジの効いたベゼル、滑らかに傾斜している3本のラグが特徴的なデザインです。

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 聖剣/魔剣エクスカリバーには、多くの逸話が存在します。例えば、エクスカリバーは、湖の乙女から授かった魔法の剣であるという逸話があります。また、エクスカリバーは、石に刺さった剣を引き抜いた者が次の王になるという伝説にも登場します。エクスカリバーは、アーサー王伝説の中でも最も有名な剣の一つであり、多くの作品に登場しています。

 アーサー王の出自については、コーンウォールのティンタジェル城でウーサー王とイグレーヌの間に生まれたとされています。アーサー王の最期については、カムランの戦いでモードレッド卿と戦い、致命傷を負った後、アヴァロンへと運ばれたという逸話があります。

 アーサー王伝説では、アーサー王が所持していた魔法の剣「エクスカリバー」は、湖の妖精によって与えられたという伝承があります。
エクスカリバーは、石に刺さっていた剣を引き抜いて手に入れたとも言われています。また、魔法使いマーリンによって授けられたとも言われています。

 他の文献では、「アーサー王はエクスカリバーを振るい、外敵の侵入を防ぎ、秩序の乱れた諸国を平定したと言われています。彼は息子であるモードレッドとの戦いで重傷を負い、神秘的な島アヴァロンに運ばれました。そこで再生を待つと言われています。エクスカリバーは湖に戻され、アーサー王は王国が再び危機に瀕したときに戻ると言われています。」

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 日本における「七支剣(雨叢雲剣/草薙の剣)」が7つの首を持つ竜を討伐して時にその尾から取り出した伝説と類似している。天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)は、日本神話に登場する伝説の神剣で、三種の神器の一つです。別名「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」とも呼ばれます。

 日本神話では、スサノオノミコトが出雲国でヤマタノオロチ(八岐大蛇)を退治した際に、大蛇の尾からこの剣が見つかったとされています。スサノオはこれを高天原のアマテラスに献上したという由来があり、皇位のシンボルでもある三種の神器の一つとされています。
天叢雲剣は、天皇の持つ武力の象徴とされています。現在は愛知県名古屋市の「熱田神宮」のご神体として祀られています。

 2017年09月06日付けのハッフィントン・ポスト紙によると、コーンウォールの7歳の少女がアーサー王伝説に登場する聖剣エクスカリバーが沈められたとされる湖から1.2mの剣を見つけている。9月5日、マチルダ・ジョーンズさんはボドミン・ムーアにあるドズマリー湖を遊泳中、水中で光り輝く金属を見つけたと、地元紙のシェフィールド・スターが報じている。彼女が腰くらいの沼で泳いでいたとき、剣を発見したと父親のポール・ジョーンズさんは語っている。

 驚きを隠せない父親は水中を覗くと本当に剣だった。湖の底に横たわっていたんだとか。偶然にもこの発見はドンカスター州ノートン在住のジョーンズさん一家が、休暇中に2人の幼い娘、7歳のマチルダと4歳の妹ロイスと共にドズマリー湖を訪れていた際、「アーサー王伝説」について語った直後だったらしい。

 この魔法の力を持つ聖剣は英国の正当な君主しか所有できないと言われている。致命傷を負ったアーサー王が神秘の島アヴァロンに移される前に、円卓の騎士グリフレットに命じて、湖に投げ入れさせたと言う伝説が残っている。

 今回の発見で、父親のポール氏はこの剣はせいぜい20〜30年しか経過していないだろうと、エクスカリバー発見には否定的だ。可能性としては「アーサー王伝説」の映画撮影で投げ込まれた小道具では無いかと言う憶測もあるが、夢のある話だと言えないだろうか。

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神秘の島アヴァロンとは

 アヴァロンとは、イギリスの伝説上の英雄、 アーサー王が復活の時を待っているとされる島で、現実の世界ではなく、現実の世界と重なり合った神秘的な世界だと考えられてい る。このアヴァロンと重なり合っているといわれるのが、アーサー王の墓が見つかったとされる町グラストンベリーだ。

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 アヴァロンはアーサー王物語と特に強く結びついている。アヴァロンはアーサー王の遺体が眠る場所とされる。モードレッドとの戦い(カムランの戦い)で深い傷を負った彼は、アヴァロン島での癒しを求めて三人の生地の乙女(あるいは三人の湖の乙女や三人のうちの一人はアーサー王の異父姉であるモーガン・ル・フェイとする説もある)によって舟で運ばれ、この島で最期を迎えた。いくつかの異説によれば、アーサー王は未来のいつかに目覚めて人々を救うために帰ってくるため、ここで眠っているだけだという(アーサー王帰還伝説

 リチャード獅子心王の治世の1191年、グラストンベリー修道院の墓地でアーサー王の古墓が発見されたとの発表がされた。ギラルドゥス・カンブレンシス(英語版)(ウェールズのジェラルド)の同時代の著述(1193年頃)によれば、当時のグラストンベリー修道院長(英語版)をつとめるヘンリー・ド・サリー(英語版)の指導のもとに墓の探索が行われ、5メートルの深さから楢の木でできた巨大な棺のようなものと二体の骸骨を発見。また、そこには通常の習慣どおりの石蓋ではなく敷石がおかれ、石の裏側に貼りつけるようになって密接した鉛製の十字架には:

墓碑銘十字架
 ウィリアム・キャムデン著『ブリタニア』挿絵より。
「ここにアヴァロンの島に有名なるアーサー王横たわる。第二の妻ウェネヴェレイアとともに」

※しかし、棺にあった刻印は、6世紀の出来事とされるアーサー王伝説より時代が後にずれていると見られており、棺を発見した修道院による秘められた動機があるものと考えられる。これは当時のグラストンベリー修道院長が、他の修道院と競い自分の修道院の格を上げるため、様々な伝説を利用したと見られている。

 他には、早ければ11世紀初頭には、アーサー王がグラストンベリー近郊に突き出た円錐形の丘、「グラストンベリー・トー」に埋葬されたという伝説

フランスのブルターニュ半島沿岸にあるリル・ダヴァル(l'Île d'Aval)またはダヴァル(Daval)という島だという説

ハドリアヌスの長城沿いにアバラヴァ(Aballava)という砦のあったイングランド最北部カンブリア州の村

ブラフ・バイ・サンズ(Burgh by Sands)という説

 また、コーンウォール半島沿岸のセント・マイケルズ・マウントという島だという説もある。ここは他のアーサー王伝説の地に近く、干潮の時のみ浅瀬を渡ってたどり着ける島

 何れにしても、「りんご(アップル)」語源がコーンウォール語のavalとされている事から、アヴァロンとは、沼地の中の島か、干潮時にのみ渡れる島と言う方が神秘的ではある。アーサー王帰還説を真に受けると、アヴァロンという島は、この時間軸から隔絶された「時間の止まった空間」と言えそうだ。あの世とも言えるし、地底空洞世界や竜宮城のようにも感じられる。

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魔術師マーリンとは

 マーリンは、アーサー王伝説に登場する魔術師です。白くて長いあごひげを蓄えた有名な魔法使いで、王に仕えた予言者でもあります。
マーリンは、12世紀の偽史『ブリタニア列王史』に登場するアンブローズ・マーリン(Ambrose Merlin)の通称です。

 この作品では、グレートブリテン島の未来について予言を行い、ブリテン王ユウーサー・ペンドラゴンを導き、ストーンヘンジを建築しました。後の文学作品では、ウーサーの子アーサーの助言者としても登場します。

 また、マーリンはイギリスのテレビドラマシリーズ『魔術師 MERLIN』(Merlin)の主人公でもあります。この作品は、5〜6世紀のイギリスに実在したと言われる英雄アーサー王の活躍を描いた「アーサー王伝説」に、新たな解釈を加えた人気ファンタジードラマです。魔法が禁じられたキャメロット王国で、若き魔術師マーリンは自分の能力を隠しながらアーサー王子に仕えます。

 筆者が2023年11月29日の朝に見てきた未来の英国では、カリバーンが発掘されたとして、大騒ぎになっていた。アヴァロンの島は架空の話だったのに、その島の中にある湖の湖底から出現したとすると、フィクションとされるアーサー王伝説にも一抹の希望が出てきそうだが、アーサー王が帰還する時は、アルビオン(ブリテン島の古名)の地が必要とする時なので、やはり、英国に危機が訪れる時なのだろう。

 エクスカリバーは、ドラゴンの吐息で作り出される聖剣で、魔法の産物を滅ぼす強大な魔力を持つ。しかし、父ウーサー王が邪悪な願いのために使おうとしたため、魔術師マーリンはエクスカリバーを沼に投げ入れるが、モルゴースの軍団を倒すため、再び沼の妖精フレイアからエクスカリバーを受け取り、岩に突き刺さし、それを抜いたアーサーがキャメロンの王になる資格を得た。最期は、モルガナがドラゴンの吐息で作った魔剣カリバーをアーサー王の息子モードレッドに渡し、アーサーに致命傷を負わせたが、マーリンが魔法で治したい。その後、マーリンはエクスカリバーを再び湖の精霊に返した(ドラマの設定)。伝説では円卓の騎士のグリフレットに命じて、湖に投げ入れさせている。

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 アンブローズ・マーリン(英語: Ambrose Merlin)通称マーリンは、12世紀の偽史『ブリタニア列王史』に登場する魔術師。

 グレートブリテン島の未来について予言を行い、ブリテン王ユーサー・ペンドラゴンを導き、ストーンヘンジを建築した。後の文学作品ではユーサーの子アーサーの助言者としても登場するようになった。アーサー王伝説の登場人物としては比較的新しい創作ではあるものの、15世紀テューダー朝の初代ヘンリー7世が自らをマーリン伝説に言う「予言の子」「赤い竜」と位置付けたため、ブリテンを代表する魔術師と見なされるようになった。

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『ブリタニア列王史』では、ウェールズ南西部の小国ダヴェドの王女が、夢魔(インキュバス)に誘惑されて生んだ子とされている。インキュバスとは「地と月の間に住む精霊で、一部は人で一部は天使である種族」と説明されており、夢魔とマーリンは聖なる存在として扱われている。

 一方で、1200年前後に書かれたロベール・ド・ボロンの『メルラン』では、夢魔は悪魔として描かれ、その息子であるマーリンは反キリストになるべくして生まれたが、すぐに洗礼を受けたため悪には堕ちなかった、とされている。

『アーサー王の死』(ウィンチェスター写本版)では、アーサー王と妃グィネヴィアの結婚式の後、マーリンは湖の乙女であるニニーヴに夢中になってしまった。ニニーヴはペリノア王が宮廷に連れて帰ってきたのだが、ニニーヴの側でもマーリンの魔術を全て習得したいという欲があり、しばらくは二人で交際していたが、肉体関係はなかった。マーリンは、アーサー王に対して近いうちに自分は生きながら地中に埋められるだろうからと前置きして、国の行く末をあれこれと予言しエクスカリバーとその鞘だけは絶対に護るようにと忠告すると、ニニーヴと一緒に旅に出た。

 旅の道中も、マーリンは魅了の魔法を使おうとしたりするなど、度々強引に彼女の純潔を奪おうとしたため、ニニーヴはうんざりすると共に、マーリンが悪魔の子なので恐怖も湧いてきたという。 途中、魔法で大きな石の下にはまっている岩があり、マーリンはニニーヴをそこへ案内した。ニニーヴは「まあ不思議、よく見せてください」と誘導してマーリンを石の下に潜り込ませると、どんな魔術を使っても二度と出られないようにし、そのまま立ち去った。

 結局、ただの色男だったのであるが、彼のその後が気になる。ニニーヴが思った通り、もともと夢魔と人間との子として生まれ、反キリストになる予定だった訳で、洗礼を受けなかったら、「黙示録の赤い竜」になっていたのだろうと思える。

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黙示録の赤い竜

 新約聖書『ヨハネの黙示録』に登場する邪龍は、エデンの園の蛇の化身で、大魔王サタンの化身とされています。また、数字「666」の意味とされる地獄より現れて地上を支配する怪物で、赤い竜を加えた三体は、聖なる三位一体(父[一神教における創造主]と子[イエス・キリスト]と聖霊[天使/御使]を指す。)の対となる邪悪なる三位一体の化身とされています。『ヨハネの黙示録』には、ドラゴンと戦う聖ミカエルを描いた絵画もある。

 新約聖書『ヨハネの黙示録』十二章及び十三章にその記述が見られるエデンの園の蛇の化身にして大魔王サタンの化身である邪竜。赤き竜とも呼ばれる事もある。燃え盛る炎の様に赤い巨大な姿をしており、七つの頭と10本の角を持ち、その頭には7つの冠を被っているとされる。

 尾の一振りで天空に光り輝く星々の1/3を薙ぎ払う程の力を持ち、様々な災厄を引き起こし、頭の1つを傷つけられても直ちに再生するという記述から、驚異的な自己再生を兼ね備えているようだ。世界の終末に天空に現れ人々を惑わし、さらに人々を治める王となる子を食らおうとその子の母親の前で待ち構え、多数の眷族を率いて大天使ミカエル率いる天使の軍団と壮絶な戦いを繰り広げるが、敗れ去り地上に叩き落される。

 それでもなお、王となる子を産んだ母親を追い、黙示録の獣を呼び出して人々を苦しめるが、最終的には捕らえられて千年の間、地獄の底に閉じ込められる。その後、キリストが再臨する際に解き放たれ復活を遂げるが、最後はキリストによって滅ぼされるという。

 筆者が見た未来の英国が暗黒時代になる事があれば、アヴァロンからアーサー王が復活して湖の乙女からエクスカリバーを受け取り、再びブリテン崩壊を止めに来るのだろうか。今は亡き円卓の騎士が蘇って来るのか、はたまた魔術師マーリンが時間の止まった世界から現実の世界に戻ってきたら、それはそれで面白いが、反キリストとして出現したら、結構大きな問題だろうね。

今回はここまで。

アカシックレコード・リーディングNo. 20231129 なかつがわ🌟すばる

参考イメージ)

bing: image 01〜03
プロンプト(円卓の騎士が聖剣エクスカリバーを沼の妖精セイレーンに返還する様子、ひざまづく円卓の騎士、騎士が聖剣を掲げ、セイレーンが聖剣を両手で受け取る、セイレーンは長いドレスをまとっている)

bing: image 04 プロンプト:アーサー王の眠る神秘の島、アヴァロン、グラストンベリー、リンゴの島

bing: image 05〜06 プロンプト:長いローブをまとい、杖を持ち、白いひげを蓄えた魔術師マーリン、アーサー王とマーリン

bing: image 07〜08 プロンプト:中世の英国、黙示録の赤い竜、赤いドラゴン、羽の生えた赤い竜、城を守る竜、アーサー王とドラゴン

参考サイト)

・草薙剣が安置される熱田神宮参拝|中津川 昴 / Subaru Nakatsugawa https://note.com/subaru2012/n/n6f8cb040a9ab?sub_rt=share_h

・7歳の少女、伝説の湖で聖剣エクスカリバーを発見?
https://www.huffingtonpost.jp/entry/excalibur_jp_5c5b6cbae4b0faa1cb6770d6

・Girl Pulls Sword From Legendary Lake Of King Arthur's Excalibur
https://www.huffpost.com/entry/sword-found-in-excalibur-lake_n_59ae946ee4b0b5e53100b997?ncid=tweetlnkushpmg00000067

・Wikipedia: アヴァロン
https://ja.wikipedia.org/wiki/アヴァロン

・Wikipedia: 魔術師 MERLIN
https://ja.wikipedia.org/wiki/魔術師_MERLIN

・Wikipedia: マーリン
https://ja.wikipedia.org/wiki/マーリン

・黙示録の赤い竜
https://dic.pixiv.net/a/黙示録の赤い竜

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