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有馬記念予想

2020年いろいろあった中央競馬もいよいよクライマックス。せっかくのグランプリなので全頭軽く考察していこうと思います。


1.バビット

菊花賞組で菊花賞後出走があったのはコントレイル・ガロアクリーク・ディアマンミノルの3頭だがどの馬も次走勝ち切れていない。とはいえコントレイルはJC2着。長丁場の疲労が上手く抜けていないのかそれとも世代レベルに問題があるのか。しかし今年全く活躍出来なかった4歳世代ですら昨年の有馬記念で2着3着だったのでこの時期の斤量差は大きい。1番と枠順はかなり良く小回りコースも得意。


2.ブラストワンピース

2年前のグランプリホース。天皇賞秋では以下の様に評価した。同世代の中では実力上位で期待されていたが、3歳時有馬記念勝利以降ぱっとしない成績。3歳の斤量差が一番活きる時期にそのことを活かして勝ってしまったという表現が正しいだろう。実際はG2G3クラスの馬だと思う。しかし、中山コースの相性は2戦2勝と抜群。G1で買うなら最後のチャンスだと思う。2番と枠順だけ見たら最高だが、大型馬なのを考慮するとあまりいいとは思えない。


3.クレッシェンドラブ

ミッキースワローがギリギリで回避したことにより滑り込みで出走権をゲットした持っている馬。勝ち星が中山・福島のみと圧倒的な小回り強者。今年のオールカマーも負けてしまったが、レベルが高く不気味な1頭。


4.ラヴズオンリーユー

ドバイ遠征が頓挫して順調差を欠いていた今年の上半期2戦と重馬場だった府中牝馬は度外視出来るのを考えるとかなり堅実な成績。急坂コースでもまだ馬券外になったことはない。ただこの時期の中山に合うかどうかは少し疑問符が残る。


5.ワールドプレミア

去年の有馬記念3着馬。有馬記念がリピーターがよく来るレースということは周知の事実で鞍上も武豊Jなので過剰人気しそうというのが第一印象。今年の4歳世代の成績をふまえるとリピーター狙いくらいでしか買い要素はない。


6.キセキ

出走する度に古馬重賞未だに0勝なことにびっくりする。勝ち切れてはいないが、実績面でみると今回のメンバー随一。JCでのハイペース逃げから中3週での秋4戦目は少し厳しい気がする。ただ馬券外になったここ2戦はアーモンドアイがいたり、コントレイル・デアリングタクトがいたりレベルが高かったと思うのでメンバー的には今回通用してもおかしくはない。


7.ラッキーライラック

昨年の府中牝馬Sからは今年の宝塚記念以外は堅実な走りをしている。坂コースの成績も(4.3.0.2)と抜群。引退レースということもあって人気すると思うが、流石に消すことは出来ない。ただエリザベス女王杯はサラキアの方が強いレースをしたと思う。


8.ペルシアンナイト

今年の夏にラッキーライラックに先着しているのにここまで人気がないのは少し意外。ただ2000m以上での馬券内はなく、宝塚記念での大敗もふまえるとあまり積極的に押すことは出来ない。


9.クロノジェネシス

天皇賞秋のレースぶりを見ても総合的に考えて芝中距離路線での現役最強馬はこの馬だと思う。G1という最高峰の舞台で複数のコースで好走するのは強い馬でなければ出来ない。初中山コースということで去年のアーモンドアイのことを思い出す人が多くいると思うが、この馬は急坂コース且つタフな馬場だった宝塚記念好走しているのでアーモンドアイとは違う。


10.カレンブーケドール

JCでは芝中距離路線で現役最強馬だと思っているクロノジェネシスを物差しに本命にし、結果は4着。3冠馬3頭と差のない結果だった上、有馬記念の実績抜群な池添Jに乗り替わり今回は間違いなく人気する。中山コース替わりでプラスになる要素はないので、前回より買い要素は少ない。


11.モズベッロ

今年の日経賞は馬券内だった3頭共その後のG1で馬券内に来ているというかなりレベルの高いレースだった。その後天皇賞春で凡走後、宝塚記念3着と好走。春の充実ぶりを考えるとこの馬が4歳世代で一番強い馬になっていても何らおかしくない。


12.オーソリティ

青葉賞・アルゼンチン共和国杯と連勝で来ていて勢いはメンバー1。近年アルゼンチン共和国杯の勝ち馬が次走有馬記念を使った場合、2018年のパフォーマプロミスは凡走したが、2015年ゴールドアクターは1着。2017年のスワーヴリチャードは僅差の4着とステップとしてはかなり優秀。3歳の斤量差を最大に活かせるのも大きい。


13.フィエールマン

G1勝ち星は3回でラッキーライラックと並んでメンバー1位。体質的に短い間隔ではあまり使えず、前走から2ヶ月以内で使うのは今回が初めてと不安要素あり。今の中山の馬場は全く合わないと思う。ルメール騎手が乗るので人気するのは間違いないので、馬券妙味的に消すならこの馬か。


14.サラキア

府中牝馬S勝ち・エリザベス女王杯2着とこの秋から一気に本格化してきた。エリザベス女王杯のパフォーマンスは上位3頭の中で1番仕掛けが遅かったのを考えるとラッキーライラックより上だったと思う。エリザベス女王杯組の中では最上位に取りたい。


15.オセアグレイト

3000m以上の長距離実績は抜群。ダイヤモンドSでは3着と負けてしまったが、負けて強しの内容。中距離はこのメンバーの中ではやや劣る。今回ではなく、来年の天皇賞春で買いたい。


16.ユーキャンスマイル

アルゼンチン共和国杯の4着はトップハンデの斤量58kgだったのでしょうがないと思い、前走のJCは印を回したが、今回は有馬記念では厳しいと言われている大外枠。実績人気共に抜群な馬でも買うのは渋る枠順なので、流石に厳しいか。


予想

本命はもちろん現役馬の中で芝中距離路線総合的にみて1番強いと思っているクロノジェネシス 。

対抗は今の中山芝コースはある程度好位にいないと勝負にならないので、道中ポジション意識が高い川田J鞍上のオーソリティ。

相手は道中1番手.2番手にいるであろうキセキ・バビット。急坂コースが得意でラストランのラッキーライラック。小回り巧者で道中ロスなく立ち回れそうなクレッシェンドラブ。G1で買うラストチャンスで一昨年の覇者のブラストワンピース。宝塚記念3着なのに舐められ過ぎているモズベッロまで。

人気のフィエールマン・カレンブーケドール・ワールドプレミア辺りのディープ産駒は今の馬場に合わないと思うのでばっさり消します。これらの馬を消しているため相手は手広くしました。サラキアをある程度評価していたのに相手に入れていないのは後ろからいく馬なので、流石に今の馬場では無理だと判断しました。


印をまとめると

◎クロノジェネシス
○オーソリティ
▲キセキ
△ラッキーライラック
 バビット
 クレッシェンドラブ
 ブラストワンピース
☆モズベッロ


買い目は

ワイド
◎→○▲☆

馬連
◎→○▲△

3連複
◎→○▲△→○▲△

最後まで読んでいただきありがとうございました。よいお年をお迎えください。


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