2023年があまりにも濃厚だったという話
いや〜
濃い。
あまりにも濃い。
こんなに色々あった年はこれまでに無く、そしてこの先にも無いと既に確信している。
これまで身バレを回避しようという意思を微妙に持ちながらインターネットを生きてきたが、人生の頂点を振り返るためにも今回はそのガードを少し緩めよう。
1月
そもそもお前は誰やねんという話であるが、当時の私は某大学の大学院修士課程2年生である。
D進はせず、就職先も決まっていた私にとってこの時期は修了するために追い込みをかけなければいけないはずだが、あろうことか私は
THE IDOLM@STER MILLION LIVE!
9thLIVE ChoruSperkle!!
に参加した。
馬鹿かコイツは。
修論の方向性すら決まりきっていないのに何を遊び呆けてるんだと自分でも思っていたが、もう何ヶ月も前から行くと決めていたので仕方がない。
そもそも土日はダラダラしている人間なので、土日にライブに参加しなかったとしてもたいして変わらない、と自分に言い聞かせていた。
人生初のライブ現地参加であったが、そこに至る過程は以前にも語っているのでそちらをご覧いただきたい。
さて、初のライブ参加の感想であるが
「非日常」
という言葉しか私にはない。
初めて参加するライブがこれで良かったと書きながら改めて思い直している。
このライブの個人的ハイライトは
初めて聴いた瞬間から只者ではないのを感じており、この曲を聴きに行ったと言っても過言ではない。
さあ、もう分かるかもしれないが、私は「アイドルマスター ミリオンライブ!」 のオタクであり、「濃い」といったものの8割はミリオンに関するものである。
2月
2月11日・22日に東京ドームで開催された「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!!!! 2023」に私は参加した。
なんと修論発表は終わっておらず、それも来週に迫っている。
何をしているんだコイツは。
学業第一を志していた頃の自分が見たら泣いてしまいそうな判断であったが、正直なところMOIW2023が今年で一番楽しかったライブである。
このライブの個人的ハイライトは
この曲に出会ってから十数年の時を経て、東京ドームで合唱することになるとは。
そんな楽しい時を過ごした後はすぐさま現実に向き直り、なんとか修了できる程度には成果をまとめ上げることができた。
こんなことをして申し訳なかったとは思っているが、何回時を戻したとしても私はライブに参加していただろう。
生きててごめんなさい。
そんな一つの節目を迎えた訳だが、まだ2月は終わらない。
ミリオンは2013年2月27日に展開がはじまったゲームであり、この2月に10周年という時を迎えた。
ミリシタでは10周年をお祝いする「Beyond @ Crossing」という特別なイベントが開催されることとなった。
修論発表が終わるかどうかという頃にこのイベントがはじまった記憶があるが、終わってしまえばこっちのものなので、私はこの機にイベントをちゃんと走ってみようと思い立った。
このイベントでは、これまでにミリオンで登場した数多くのユニットの称号が獲得ポイントに応じて得られ、コンプリートするとその称号までも貰えるものだった。
ユニット毎の称号は5,000ptで白、30,000ptで黒のものが用意されており、白称号をコンプリートすれば白称号のコンプリート称号、黒称号をコンプリートすれば黒称号のコンプリート称号が貰えるのだが、私はこの黒称号のコンプリートを目指してイベントを走った。
このイベントはミリシタの各周年イベントに準ずるものであったが、この黒称号のコンプリートは約200万ptとミリシタの周年イベントでアイドル毎の100位を狙うレベルのポイントを稼がなければならないものであった。
ミリシタの周年イベントであれば担当アイドルのランキングに載る、特別な称号を得るといったものがモチベーションとなるのだが、このイベントは競うものではなく、コンプリートを目指そうと思うと担当アイドルと関係のないものの分まで頑張らなければいけないということもあり、白称号コンプリート + 担当アイドルの参加ユニットの黒称号コンプリート辺りを狙ってイベントに参加するユーザーが多かったように思う。
しかしこれが担当アイドルを持たない私にとっては、全員に関わるイベントであり、終わりも見える、しかも時間もたっぷりあるという好条件が重なっているものであったため、走らない選択肢が無かった。
そして手に入れた黒称号。
イベント楽曲「Crossing!」のプレイ回数は700回に達した。
1回2.5分と換算するとイベント楽曲だけで合計30時間弱の時間を要している。
1日とちょっとと言い換えると大したことないなという感じもあるが、お仕事や普通の曲のプレイもかなりの回数行っていることもあってこれでもかなりキツく、自分なりに相当頑張った結果である。この2倍とか3倍稼いでる人はやはり人間じゃない
今後このレベルで走るイベントは訪れるのだろうか。
3月
時間だけ無限にあってかなり暇だったモラトリアムの最後。
3月末から開催されたミリオンフェスでは不足気味だったフェス限定マスターピースを集めるために天井した。
4月
いよいよ自分も社会の歯車とならなければいけない時がやってきた。
暫くは本社やその周辺の事業所で研修を受けることとなっており、私は東京での暮らしを体験することとなった。
東京暮らしはやはりなんといっても通勤・退勤ラッシュのヤバさがヤバかった。
電車は途切れることなく来てるはずなのに、もう入るところがなく、それでも入らないことには一生出社できないので周りを見習って無理矢理身体を押し込んだ。
正直これはもう鉄道会社側でどうこうできるものではないなと強く感じた。
就業時間自体は一般的なものであったが、故にラッシュに巻き込まれているため帰る頃にはもう元気が残っていなかった。
しかし、そんな東京暮らしも悪いところばかりでもなく、車を運転する必要がないので終業後に呑みにいったり、関東圏にいる知り合いに会いに行ったりということもできた。
そしてなにより、イベント事に気軽に参加できるという最大のメリットを享受することができた。
4月22日・23日にさいたまスーパーアリーナで開催された「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-1 H@PPY 4 YOU!」に私は参加した。
働きはじめで有給も取れない研修中の身で行くのは難しいなと思っていたが、むしろ会社のお金で交通費と宿泊費を浮かせられるくらいの有利状況にあると分かった瞬間に行くことを決意していた。
このライブの個人的ハイライトは
完全に予想外だったし、コールがここまで楽しい曲だとは思っていなかった。
5月
ここに書くようなことは無いけれども、そこそこ濃い月ではあった。
6月
プライベートでかなり衝撃的なことがあったが、ここに書くようなものでもないので省略。
この月に開催されたミリオンフェスも、マスピのために天井。
6月29日にはミリシタが6周年を迎え、周年イベントも始まったが、例年通りなので特筆するようなことは特に無かった。周年でこんなにテンション上がらないヤツいる?
7月
まあ、ここも濃い。
まずはいつもと髪色の違う恵美と可憐が登場した「2人のきらめきランウェイガシャ」。
ミリシタの髪色が違うキャラは「フュージョンコンボ」のスキル持ちであるが、理論値はフェス限定キャラの「コンボボーナス」か限定キャラの「オーバーロンド」の方が高いはず(あまり詳しく無い)なのでこれまで引いてこなかった。
そしてこの恵美と可憐の属性は「ボーカル」と「ビジュアル」。
「ダンス」ばかり育てている自分には回す必要のないはずのガシャである。
これまで私はミリシタのガシャは、というかソシャゲのガチャは全て性能しか見てこなかった。
たとえ美少女系のソシャゲであったとしてもキャラ萌えのような要素に囚われないように、キャラの好みで引くガシャを選ぶことのないように、ゲーム部分に注力してきたつもりであった。
しかし、このガシャに対しては内なるオタクを抑えきることができなかった。
なぜ信念を捨ててまでこのガシャを引くことにしたのかを語りたい気持ちはあるが、オタクキモスギ罪で逮捕されそうなので口を噤む。
また、7月28日・29日はポートメッセなごやで「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-2 5 TO SP@RKLE!!」が開催され、私はこのライブにも参加した。
正直これはかなりヤバい判断だったと思っているが、Act-1終わりのテンションで行くことを決めてしまっていた。
何がヤバいかというと、有給が付与されていない状態で名古屋に行って土日を過ごすと遅刻が避けられなくなる可能性があったのである。
Act-2は初のぼっちでは無いライブ参加であり、愛知にいる知り合いを巻き込んだものとなった。
夜行バスでろくに寝られずに辿り着いた名古屋。
暑い。
馬鹿みたいに暑い。
たまらず逃げ込んだネカフェは冷蔵庫。
よく無事だったな。
このライブの個人的ハイライトは
さっきも無かった?と思われるかもしれないが、その通りである。
しかし、明らかに9thよりも火力が上がっている。
てっきり「Only One Second」がくるものだと思い切っていた中で聴こえてきたイントロで混乱し、そのまま力強い歌声に圧倒された。
ライブを通しての成長というものを実際に、そしてこのような短期間で感じることになるとは思っておらず、もうCD音源では満足できない身体にされてしまった。
さて、私はライブが終わったその夜のうちに夜行バスで帰らなければならなかったが、スケジュールに全く余裕がなく、帰宅して一息つく間もなくシャワーを浴びてすぐに出社し、なんとか遅刻を避けることができた。
8月
この月はヤバい。
特に8月18日がヤバい。
明確にミリオンの歴史が変わった日である。
8月18日はアニメ「アイドルマスターミリオンライブ!」通称ミリアニの映画館での先行上映がはじまった日である。
私はこの日休日だったため、近くの映画館の一番早い時間帯、最速では無いもののネタバレが流れてこないタイミングで見に行くことができた。
そのため、ネタバレを盛大に含んだ新鮮な感想を見放題な無敵状態になった。
その感想というものが凄まじく、絶賛の嵐だった。
ミリアニの制作が発表されてからここに至るまで様々なことがあったため、先行上映の直前までアニメ化楽しみだなという雰囲気は正直この界隈には感じられなかった。
しかし、蓋を開けてみれば手のひらをクルクルして喜びに震えるオタク共が大量発生する事態となった。
一方の私は、「全然悪くないけど、4話までしか分かってないのに賞賛するのは時期尚早が過ぎるな」と思っていたし、今振り返ってみてもあの評価は異常だったなと思っている。
そんな捻くれた感性を持っていた私であるが、多くの人が喜べる作品になっているということは素直に嬉しかった。
そして興奮も冷めやらぬまま、同日にミリシタでは「M@STERPIECE」のイベントがはじまった。
タイミングが完璧という他ない。
マスピはアイマスで1番人気のある、象徴とも言えるような曲で、ミリオンにも深い関わりのある曲である。
765PRO ALLSTARSの曲はミリシタにこれまでにいくつも実装されているが、マスピはいつくるのかといったことは前々から議論されていた。
マスピは切り札であり、もし実装されるとしたらそれは最後の最後しかないだろうと言う人が多かった中、新たな始まりの曲として見せつけてきた手腕が凄まじい。
もうこれはお祭りという他ないと、私もほんのちょっとだけ力を入れてイベントに挑んだ。
そのモチベーションの根源は自分が好きな曲だからというよりも、ちょっとでもボーダーを加速させてマスピのイベントを盛り上げた中の一人になりたいといった方が強かった。
稼ぎやすいイベント形式ではあったものの、結果的に2,500位のボーダーは100万ptを優に超え、100位は765万ptぴったりという華々しい盛り上がりを見せた。
9月
まあ、この月も濃い。こんなことしか言ってないな
まずは9月1日から開催された「Crazy for DANCE!」のイベントである。
結果から言ってしまうと、私はこのイベントで初のハイスコアランキング100位以内を達成したのである。
前述の通り私はDance属性を育てているプレイヤーであり、このイベントは曲名からも分かる通りDance特化となっている。
ミリシタの歴史を少し振り返ると、私がプレイをはじめた前後辺りでDaが他の属性を圧倒する強さを誇るようになり、暫くの間頂点に君臨し続けたという過去がある。
私もそれにあやかってDance属性を育てていた内の一人であり、いつか100位以内を取ってみたいと夢に見ていたのである。
一つの大きな目標が叶って、肩の荷が下りたのを感じた。
次はやはりミリアニである。
9月8日に第2幕、29日に最後の第3幕の先行上映がはじまった。
正直言ってナメていた
ミリオンライブ!というものの原作力の高さを
目標となる先輩方がおり、皆で作り上げてきたものがあり、先輩方には主人公格と対になる存在がおり、これまでに積み重ねてきた歴史がありと、アニメ化するための土壌が既にあったのだと今では感じている。
そして、これを上手く調理して世に出す制作陣がいればというところであったが、これもこれ以上ない程の陣営が組まれていたのだということを見せつけられた。
もう改めて言うこともないくらい様々なところで語られていることであるが、ミリアニの監督を務めた綿田慎也氏はミリオンのリリース初日勢で、重い愛を持っていた存在なのである。
私がミリオンと出会ったのは5年前程度のことであり、その間もここまでのコンテンツの理解度を得られているものでは全然無かった。
自分の思っているようなことはもう既にこの監督が通ってきているものであり、もはや何も言うことはないと思わされた、そんな暴力的なほどの「ミリオンライブ!」な作品となっていた。
そもそもアニメというものに興味がなく、アニメ化に何の期待も持っていなかった自分が、何の躊躇いもなく円盤を買ってしまった。
先入観だらけの人間の感想であることは重々承知しているため、そこいらの人に大手を振って「ミリアニはいいぞ」と勧めることは無いが、「自分は良いと思った」と迷いなく言うことができる。
10月
珍しく特に何も無かった。
最近が濃すぎたのでこういう時もあっていい。
11月
11月は4日・5日に福岡の西日本総合展示場で行われた「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-3 R@ISE THE DREAM!!!」に参加した。
福岡に行ってみたいなという思いは以前からあり、有給も取れるようになったのでライブのついでに3泊4日の旅に出た。
このライブに合わせてミリオンと資さんうどんとのコラボも開催されており、密かに待っていた私は発表の際、想像以上にテンションが上がった。
今年のミリオンはコラボもあり得ない量行われていたが、地方に住んでいる人間なのであまり参加もできず、でらますのときは暑さでそれどころでは無かったのでこれがほぼ唯一のコラボ参加となった。
さて肝心のライブ、かなりの議論が巻き起こったが、正直賛否両論あって仕方がない内容であった。
やりたいことは分かるし、演出の意図を考えれば悪くは無いと私は思ったが、それでも手放しに褒めるのは憚られるものとなっていた。
しかし、これだけは言いたい。
Act-4 MILLIONSTARS 39人総出演ありがとう
もうこれが全てだったし、なんならこの発表を見に福岡に行ったと言っても過言ではない。
Day1の参加者を見た時点で「やっぱり揃わないのか……」と悲観したが、直後にこの発表。
感情がぶっ壊れた
そしてこの曲
泣いた
ライブで初めて泣いた
最速先行でAct-4 Day1のチケットは取ることができたが、それでは正直何の意味もない。
今年まあまあな金額を貢いだはずの私にどうかDay2のチケットを握らせてください。
12月
12月2日・3日はゼビオアリーナ仙台で行われた「LUNA SEA DUAL ARENA TOUR 2023」に参加した。
今年の出来事として書かずにはいられないが、ここがあまりにも異質すぎる。
これが初の一般的なアーティストのライブ参加となった。
LUNA SEAをちゃんと聴き始めたのは「バンナムフェス2nd」がきっかけであり、ライブの楽しさというものもアイマスによって学んだので、このライブ参加とアイマスというものは私の中では全くの無関係でもない
しかし、当たり前であるが今まで参加してきたライブと雰囲気が違いすぎる。
前にLUNA SEAのライブ円盤を見てはいたが、客席の雰囲気といったものまでは感じ取れていなかったため、開演前から動揺していた。
自分があまりにも場違いでつまみ出されるんじゃないかとビビっていた。
そして無事迎えた開演。
そこでは自分が想像していたライブと何もかも違う世界が創り上げられていた。
特に印象的だったのは
現地で聴いたものがあまりにもCD音源と違いすぎるので、あえてライブ音源を貼る。
Day1、Day2に共通していたのは定番曲である「ROSIER」と「WISH」、そしてこの「TIME IS DEAD」だけである。
そんな格のある曲だとは思っていなかったが,この曲の盛り上がりは凄まじい。
まず、コールが凄い。
親切にもコールガイドが示され、いつまで続くのか分からないまま「TIME IS DEAD, WORD IS DEAD」と叫び続けた。
そして、ヘドバンする奴らがめちゃくちゃ湧いてきた。
これまでヘドバンするのはろくにライブを観てない自分勝手なヤツだと思っていたが、ちゃんとやる曲やらない曲をしっかり分けており、タイミングも完璧で、ライブというものをちゃんと理解していないのは自分の方だったのだと分からされた。
LUNA SEAのライブも楽しくはあったものの、参加前より参加後の方が怖いという感情が強まっており、今後参加できそうな機会があった時はどうしようかと悩むことになるだろう。
12月はまだまだ終わらない。
12月9日・12日に「異次元フェス アイドルマスター⭐❤️ラブライブ!歌合戦」が開催された。
ラブライブは一部の作品・キャラは知っていたものの、アニメも観なければゲームもプレイせず、曲は勿論何も知らない状態であり、現地参加する勇気が流石になかったため、配信を視聴することにした。
どうなるんだと言われていたこのライブはDay1・Day2通して時間が経つにつれて盛り上がり方がどんどんと強まっていったように感じ、一体どこまで行ってしまうのかが分からなかった。
勢いは最後まで加速し続け、Day2のラスト付近は東京ドームの全てが一体となった特異点と化していた。
このライブの個人的ハイライトは
こんなにフェス映えする曲ある?
異次元フェスはアイマスとラブライブに限らないコラボレーションイベントとして今後も開催することが示唆されているが、初っ端にこんな大正解を出してしまって第2弾以降は大丈夫なのだろうか。
そして今年の最後の最後、12月26日から開催された新しい形式のガシャ「ミリオンリンケージ」。
まあ、大体ミリオンフェスだなと思っていたが、なんと久々の3人ピックアップ。
天井して3人揃っただけまだマシかと思っていたが、ミリオンジュエルは完全に終わった。
次のミリオンリンケージが怖過ぎて泣いています。
総括
もっと簡潔に纏めるつもりであったが、こんな文章量となってしまった。
この1年で財布がもうだいぶヤバくなってしまったが、来年早々にそこそこのお金を飛ばすことになるのが確定している。
その予定ことAct-4、MILLIONSTARS全員が立つステージに向かって「ありがとう」を叫ぶ時が来るを願うばかりである。
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