仕込みオブジ梅酒アンド飲むオブジ梅酒

 毎年仕込んでるのでアレします。
 僕は下戸ですが何故か毎年高い度数の酒で梅酒を仕込んで結局飲み切れなくて寝かしてあるということを趣味として継続しており、見たら足掛け8年くらいやってる(7年かもしれない)っぽいし、いい加減毎年毎年「あれ?去年何で漬けた?」って考えるのも億劫なのでメモを残すことにしました。メモをさかのぼった結果、酒の種類が8つ書いてあったので上記の通り8年と推測しましたが、もしかすると最初期には同時に2種類漬けてた記憶がないこともないので7年かもしれません。そういう意味です。

 なお、2020年現在梅酒を取り巻く環境に関しては信頼できる友人のnoteが良かったのでこっちを見てください。大体手順はこんな感じです。

仕込む

 はい。久々にキレました。何故なら間違って貼り付けたツイッターのアドレスを消そうと思ってデリート押しまくったら何故か正しい文章まで消えた挙句改行も消えて下の見出しが消えたから。しかも2回。いい加減に進歩してくれnote。ちなみにそれでもアドレスは結局消えなかったのでちょっとずつ色々試してやっと消えました。なんなんだ。改行が消えると見出し化も消えちゃう仕様、誰も喜ばないからやめた方が良いよ。
 さらに言うとこれ、まとめて文章を消そうとドラッグした状態でデリートキーを押すと何故か消そうとした文章は残ったままで最後の改行だけが消えることで下の行の文章が上にせりあがってくるシステムらしい。もう一度言う。いい加減に進歩してくれnote。どこが直感的で分かりやすい操作性なんだ。

 今回使ったものはこちら。これ入れるのに4回くらいやり直したし、途中で下書き保存したら「疲れたら目を休めてくださいね」って言われた。お前の操作性のせいで疲れとんのじゃい!!!

 梅は例によって毎年使っている奴で、今年は青っぽい梅を600と熟して黄色くなった梅を400、合計1㎏といった配分にしてみました。これは昨年のコニャック梅酒(使った酒(クルボアジェVSOPルージュ)がよかったのか、めちゃくちゃうまかった)が想定を超えて梅の味が薄く口当たりがまろやかになってしまったことを鑑みたもので、青梅の強い味を強調するため。
 氷砂糖は1㎏入れた。昨年は700g。大体酒と同じ量を投入することにしているが、梅の味が出る前提で多分1㎏ぶちこんだ。伏線。
 酒は上記の通り消毒にも使えるストロングウォッカ。66%という破格の度数を誇り、味も香りも完全に消毒液という酒だ。もちろんそのまま飲んでも美味しくはない。アルコールの味しかしない。

 一般的に度数の強い酒で梅酒を作ると梅が短期間でしおれて梅のエキスが短期間で出てくると言われており、スピリタスで漬ける場合や、梅を冷凍してエキスを出すことで最速1週間で仕上がるチャートも確立されているが、今回はオリジナルチャートとして40%のコニャックとかバカルディとか使ってた時と同じく3か月の放置期間を設けた。どうせ1か月短くても大して変わんねえだろうなと思って設定しただけであり、深い意味はない。

梅酒完成

 3か月くらいnote書いてなかったら使い方忘れてしまってマジでnote使いにくいな……と思っています(上記でキレているのはこの部分の文章を書いてから上を書いたため、この文章を書いている段階では使いにくいな……くらいにしか思っていない)が、完成しました。続報です。

 完成したのはこちら。色はかなり良い(悪かったことなど一度もないが)一方で、写真では見えないが、不穏なほどに中で液体が分離している。濃い砂糖の層と、上の液体の層だ。3か月放置する関係上、分離自体は毎年起こるものなのでそんなに怯えることではないにしろ、更に不穏な点を見つけてしまった。そう、氷砂糖が若干溶け残っているのだ。
 え?なんで?例年通りにやってんじゃん!!とその瞬間は思っていたが、よくよくメモを見返してみたら去年というか例年よりも300g多い砂糖をぶち込んでいたことが判明し、まあそりゃそうか……と納得した。活躍中のチエリアンさんありがとう。これを3つの瓶に小分けにして、試飲に移る。

 で、味の方はどうかというと、これがまた酸っぱい。酸味が鋭く、梅の風味も強く、甘くないのだ。昨年のコニャックよりも多くの砂糖を投入したにもかかわらず、ここ最近でもかなり強めの梅が出るような仕上がりに仕上がった。一昨年のホワイトホース、昨年のコニャックと合わせて飲み比べて(実際はぺろぺろ舐め比べるくらいの量しか飲んでいない)ても、違いは明白だった。おまけに小分けにした瓶ごとに味が違っていた。
 これは何となく理由が思いついて、まあ、砂糖の量の違いだ。よくかき混ぜて小瓶に移したつもりでも、底の方には溶け残った氷砂糖が居座っていたし、最後に開けた瓶の方が甘く、最初に移した瓶の方は酸味が強く、全体が均等な味にならないのである。これもいつもの通りといえばいつも通りだが、今年は余分に投入した300g分が不均等を助長した。ただ、この300gがなければ、今年の梅酒はマジかよ……と絶望するくらい酸味の強い酒になっていただろうし、多分飲めなかったので結果的には良かったと言える。
 甘いのに酸味が強い。これは酒自体が無味だからなのか、青梅が多かったのか、その両方なのか、原因はよくわからない。でもコニャックの時は少ない砂糖でも全然甘かったので、やっぱり酒によって味が全然変わってくるんだろうと予想は出来る。思えばメモに残してある最古の梅酒たるラム酒は甘かったし、その後試した泡盛やバカルディは甘みが少なかった。梅の状況にも左右されると言えばその通りだが、酒の味が分からないので答えも分からない。こうやって3本に小分けされた梅酒は暗所で寝かせられ、やっぱこれ多いな……と思って友人に配ったりするのだが、今年は長距離移動が非推奨なので、困ったものである。

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