Escape from the VRroom 16

ハル「にすたすじゃないんですかー?」
「こういう謎解きの場合はだいたい意味を持つ言葉になる場合が多いからな。たしかに可能性はなくはないが」
ハル「にすたす、っと……ダメでした」
「何度間違えてもいい状況でよかったよな。さって、計算すると0、4、3、4だ。でもそう書かれていないってことは別の意味もあるってことだろう」
ハル「文字数も関係してます?」
「4文字4文字5文字4文字か。……なるほど。英語か」
ハル「私も分かりましたよー!ZERO,FOUR,THREE,FOURにして入れると答えは『ずる』ですよね!!」

正解のようだ。壁の光は……うん、法則通り、隣り合う2面が光っている。
主「おめでとー!SecondStepクリアだよ!いやー君たち謎解きうまいねぇ!」
ハル「でしょでしょー!私そーゆー才能とかあるのかなー?」
「才能とかではないと思うぞ。物事をいくつかの見方ができるか、っていうことが大事なんだ」
ハル「なるほどー、つまりアナザービ」
主「いろいろ問題があるからだめです!!」
「だめです」
ハル「まったくわけがわからないよー」
「……それはそうと、なんでこんなことをしてるんだ?」
主「楽しそうだからだよ」
ハル「楽しいですよ!」
「そうじゃない。謎解きを出したいならリアルな世界でやればいいじゃないか」
主「リアルじゃできないからだよ。今の世の中はね、知名度のない団体はよほどアンテナの感度がいい人じゃないと見つかりもしないからね。だったら、選ばれし君たちに、ってこと。それに君たちもリアルな世界に対して何かの不満があったんだろう?そういう人を選んだんだよ」
「……」
ハル「もしなにかあったらリアルの方では私使ってください!」
「君はたくましいな」
主「ま、きっとあと半分くらいで終わるんだから、もうちょっと頑張ってね。さ、次のThirdStepにいくよー!」

そして次の部屋に移動した。
主「今度は全部で7問だよ、がんばれ、そこのメガネ」
「うるさい、これでも気に入ってるんだ」

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ハル「夢かぁ……アイドルになることです!」

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