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春を告げて



正門良規 SoloLiveShow with関西ジャニーズJr.


元々10数年やってきてる人を指して、アイドルらしい、というとおかしいけれど、間違いなくアイドルだったな、という感想文です。



さっそく脱線してしまうけれど、正門良規、という名前が前面に タイトルにある。それが美しいなと思った…あの…四角くて。曲線と直線だったら間違いなく直線な方の人だと思ってるので、正方形加減が余計に促進してくるというか。余計な話。



ポスター撮りしました、と言っていたラジオからのポスター ビジュアル発表。帝王という言葉だけが伝えられた何一つわからない状態 から始まったソロコンサート。いまだにソロコンサートとは?となってしまうぐらいなのに、確かに、そうでしたね、ソロコンでした。



帝王 帝国 執事だとか、遊び心も含まれた場所を 崩壊すると笑っていってるところまで、らしいなというか。そういった執着が薄くて、いつだって先を、未来を、見据えている姿がまた好き、だったな。以下セットリスト順の所感です。


Dye D? 赤い大きな扉が開いて 王座に座る姿は間違いなく帝王で。一つ間違えば帝王って少し笑いそうになってしまうテーマかもしれないのに 頂上に座る姿で完全に圧倒された。重厚な雰囲気 大きな毛皮 黒い革手袋、真っ黒な髪から覗く細められた眼差し。
728の日 ドリアイブルー5人ver.と(個人的)初日で気付いた時 信じられない事をする人もいるもんだと思った。誰が決めたのか分からないままも、これを選んだ人 すごいな。安田さんがアレンジも歌詞も後輩へのプレゼントのつもりで新しく書いたものが こんなにも早く陽の目を見ることができたのは きっとPの手腕もあるんでしょうが、いずれにせよコンセプトにもぴったりで メンカラブルーの印象も強く残るこの曲から 始まるソロコンサート。指先まで震えた。
『I wanna dye you』あの夏はギターを弾いてたのに、同じ黒髪なのに、全く違う姿 あの流し目。舌舐めずりをする姿は帝王というより曲目通り吸血鬼を何処か彷彿とさせていた。


MonsterShall we…と続く 帝王 帝国がテーマだと印象付けるこの曲順 雰囲気。『君の叫びで 僕は目覚める』京セラドームの映像が蘇ってきてしまうのもずるい。円盤で売り出した印象深いパートを再びコンサートで目の当たりにできる経験 できることじゃないのにそれこそ728以降 新たにまさかどくんを好きになった人達を喜ばせてくれている(と勝手に思っている)この後にも出てくるけれど同期の曲を入れてくるのもまた罪な男だとおもう。雰囲気は壊さず、それでいて和の要素を取り入れ 人柄までセットリストに組み込むのかと。誰が考えたんですか?天才?すごいね。


からのサクラ咲ケ 同じ和のまんま行けるだけじゃなく、関西ジャニーズJr.のコンサートだと一気にここで引き戻される。さっきまでと同じ人なのかと思うほどの笑顔。アイドル。ひらひらと舞う桜吹雪の中で『めぐり合いたい』とくしゃっとした笑顔で客席を差しながら『必ず』と続くの ずるい。花吹雪にとけそうな満面の笑みが忘れられない。ずっと楽しそうに笑ってくれててありがとう。


ツイートもしましたし、何万回も言われているでしょうが、紹介ダンスタイム 正門良規 と呼ばれた後の投げキスからの顔の横で可愛いピース ゆっくりとした美しいターン で、最後に深いお辞儀。その後のおっきいお兄ちゃんたちと一緒に身体を斜めにして身体をゆっくり傾ける、あの、あそこが本当に好きでどうにかして何かしら媒体に残って欲しいです。多分ここらへんで、手の甲にキスをしたこともあって、そんなどこか演技じみたというか過度な行動が全て様になって、"正門くんらしく"なるところが本当にすごいひと。


着替え 転換の瞬間さえもエンターテイメントにして、演技じみたと先も述べたけど、手袋を口で噛んで外すの…いつの時代の少女漫画?ドラマ?見た記憶ないのに見た記憶がある。ベルトを外す瞬間にこちらをちらりとみて シルエットだけなので真意もなんにも分からないし 見えないものの方がどこかこう…色気をどうにかしてくれというか(直接的な表現を最大限に抑えた)


ピンク衣装 魔法少女のようなステッキを持って だってアイドルだもん!! …まってまってまっていつの曲!?大倉くんのソロコンの曲!?!?!?とひっくり返っていたら後日のダンスクでばたふらいあいらぶゆーも考えたみたいで 大倉くんは正門くんに何を見ているんですか?と思わなくもないけれど、というか正門くんはクマではなくない?と結局何度見ても思うのに あんなにも似合うの 不思議。
男らしいはずなのに照れも恥も無くにこにこ楽しそうに歌い上げる姿は間違いなくアイドルで。求められるものを、イヤな顔ひとつせず 楽しく歌い上げる姿が生き様を感じる。ここで感じないで。
『好き、好き、好き好き』で双眼鏡を指差しするのを意地悪と言っていて、その後の反応含めて楽しんでいただけてるのであれば、なによりです。アウトロの『まっさん』で振り返る 2回は可愛い笑顔で振り返るのに 3度目に髪の毛をかき上げて これがアイドル正門良規のキメか…と毎度被弾するのも楽しかった。


cHocoレート ドリアイでは横山くん リチャ末ばど丈橋がバックで踊っていた振り付けを正門くんが一人で思っている。そう、バックの子たちが捌けて 0番で一人で踊る姿が印象的なコンサートだった。不安げな様子もなく(あっても困るんですが)一人で踊っても ステージにぽつんと置いてかれた感が少なくて。存在感が大きいというか 好きなところでもあるけど、手足を大きく開いて振りが大きいのが余計に作用しているかもしれない。
この曲のイントロもそう。身長が大きい方ではないのになんか、大きな人だなと思った印象がここで強まった。
『泣いてた』のフリ 横山くんの悪ガキっぽい涙というより鼻を拭く振り付けが 正門くんがするとどことなく、無い記憶の幼馴染のような、好きだったあの名前もわからない男の子を彷彿とさせていて大好きな振り付け。表情も横山くんの時とは全然違う、悪戯っぽく笑うのに王子様感がある…あの笑顔がずるい。

Disco Starは大きなサングラスで表情が隠れるものの、それをいいことに客先をよく見てる気がしていたので恐ろしい。ジュニアの文化に今まで触れてきてなかったので、本家通りのダンスをしてくれるのが何より嬉しい、はこの曲に限った話ではないのだけれど『スノップな People じゃいられない』の指先から腰までの指先の動き が、忘れられません。本家の相葉さんも素晴らしいけれど、負けず劣らずの色気をこの曲でも発揮し続けててものすごい。すごいアイドルです。


リア恋コーナー。自分にギター以外何があるかと思った時に『リア恋』に自分もきっと周りも行き着いたのも感謝したくなります。でも、リア恋感よりはキラキラ王子様が強くて眩しかった印象。青いナポレオン衣装も合間って相乗効果で。


恋降る月夜に君想ふ 同期の繋がり、人柄もプラスで、きっとドリアイの夏のシンデレラガールの評判もよかった上での選曲?と想像してしまう。

『Can we be happy?』をウインクしながら、あの、片目を瞑って笑うのが当社調べ一番似合うアイドルなんですけど。5秒動画でもやってらして、自信をもってやってて欲しいですこれからも。何回でも喜ぶので。


あのイントロの 甲高いトランペットの音を10年近く愛してたので、流れた瞬間にしんでしまうかと思った。イッツマイソウル 音楽に合わせ、大きい身振りで、0番で人生で大好きな曲を踊っている正門くんがいて。フェイクこそは違かったし、途中そうでも無い第一印象の可愛い子にジャストミートで恋のスイッチがオンしたり (あの恋に落ちた瞬間のバキュンで胸を押さえるのが似合うのもすごいと思う)(恋に落とす側なのに!)していたりと横道に逸れつつ。大好きで仕方がない曲だからこそ大満足で終わったりはしなかったものの、『終日 もう君に夢中!』で膝をつくのも『キミのために生きようか 惚れたもんだから仕方ない』でちゃんと踊ってくれたのも 『ま、そりゃしょうがない』の足の動きも!全部夢みたいに好きだった。今でも信じられない。好きな人が好きな曲をソロコンサートでしたこと、一生忘れられない。

100% I Love You だいだいだいすき…で投げチューたくさん飛ばしあってるのかわいすぎてよくないと思います(とってもよかったです) やっぱ正門くんが大きく脚を開いておどっているのがすきだな。

夏でも思ったけれど、松竹座機構が回転して歩いている正門くんをみると、湧いたことのない結婚の二文字が浮かんできます。僕の恋愛事情と台所事情、声の響きや広がりが感じられる一曲。生歌になった瞬間の声量の大きさに惚れ直してしまう。『さぁ週末はどこへ行こう 君の好きなとこでいいから』『ちょっと待ってそこテレビで昨日 やってた場所じゃない?』も、ぜんぜんまさかどくんのことを知らないはずなのに、正門くんらしさがある気がしてくる歌詞。


Love so sweet THE 多幸感。街でテレビで嫌でも耳に入ってきてた大ヒット曲を、こんな聞こえ方で聞いたことなかった。歌詞にも目を向けたことがなくて 歌う人によって曲の解像度がこんなにも違ってくるのが面白い。顔の横にピースの振り付けだってまるで正門くんのためにあるみたいで、まあこれは盲目なオタクの妄言ではあるけど、そうやってみえてきてしまう。『こんな好きな人に 出会う季節二度とない』で客席を見る。帝国を出た正門担たちが口にするこの言葉分 まさかどくんが愛されているんだとおもうとやっぱり、幸せしかない。


mc お手振りコーナー ソロコンサートをやる上でのファンサ問題を平等という力で乗り越えられたのも、人柄?誠実さ?今まで積み上げまできた信頼があるからなのかもしれない。失礼になるぐらい親しみを持ってこちらを向くアイドル。こわいな。こわいです。なんだろう、自分のファンが自分を好きとわかっていてくれている安心感が、すごい人で。当たり前みたいなこと言っているけど、こちら側の好意を疑ってなさそうな、ところが…すごい。間違いなく好きだけど、それが100%に近い純度で本人に伝わる瞬間達だったな、ソロコンサート。


弾き語りに入る時のギターを手に持った 落ち着き。安心感が違うのかもしれないし、多分笑い疲れてた時もあるだろうな。毎公演3〜4人を紹介する 家族みたいと関西ジャニーズJr.を表現する時があるけれど、そうだとても、1人であの人数を 時に助けながら時に笑い合いながら43公演やったとおもうと、その部分だけで言えば正門くんに適任だったかもしれない。

エレアコをチューニングする姿をみるのも、この先またあるかどうかもわからないから 脚を組むのも、またこの目で見れるように応援してたいな。

ひとりぼっちのハブラシ『歯ブラシは俺のだけが 傷んでいく なぜなんだ』で上がるところ。苦しげに歌うのは高音もあるだろうけど歌詞もリンクしているようにみえて、こちらまで苦しくなる。青の時代もだけれど、苦しいキーの所が多い曲は目をつぶって思い切り歌声を上げるので見ているこちらまで力が入る。ロングトーン?っていうんだろうか、真っ直ぐに響く声が続く瞬間が最高だった弾き語り 歌声。


歌謡曲メドレー 初見は突然のディナーショーと思ったけど、あながち間違ってはないかもしれない。その中でも まいったネ、今夜 素晴らしかった。『ah 夜更けのダンステリアで』の直前に顔を上げる 時の前髪の動きまで美しかった。この曲、黒髪に似合いすぎる。Secret Agent Manでハットを被った時の左だけ出ている黒髪も、そんなこだわりが見える瞬間瞬間に好きが溢れてくる。(大倉くん横山くんソロコン曲もだけどこの曲も錦戸さんソロコンなんなら最近のソロでもやってましたね)ミッドナイトシャッフル 大変失礼ながら、こんなにかっこいいと思って聞いたことがない。下から風を受けてぎらついた眼差しでネクタイを時折避けてリズムに乗る。

Back to BACK 前のアクセントダンス。正門くんの好きなダンスが詰め込まれていた。指先まで力が入る所 大ぶりな所 腰を落としてもぶれない所 荒々しいのにどこか丁寧な所 呼吸を合わせる胸の動き。『僕は人の価値観に合わせて生きられない』芯の強さ やっぱり選曲が素晴らしすぎる。ついつい歌詞を重ねてしまうタイプのオタクなので全曲長文で書き連ねてしまいそうになる。もうしてます。『僕は 僕を生きている 他の誰でもない』"正門良規"というアイドルを生きている、コンサートだし、私が好きな正門くんは、そんなまさかどくんなんだよなあ。


赤い照明 大きな羽根で 上からギターと掻き鳴らして降りてくる。宙船。ひとつとして同じ表情がないのは当たり前であるけれど、ギターを弾く時の顔は、また違っていて。アイドルとしての自信は常にあれど ギターを持った時の自信はまた別物だと勝手に感じている。

『疑うことなく 旅する雲が 素晴らしい今日も』での水分量の多いきらきら反射した眼差し『あなたよりも大きな愛はどこにもないんだよ』言葉より大切なもの

歌ってるパートの人の声が頭の中で流れる、は別の人の言葉だけれどBreak Throughを6人分一人で歌ってる姿をみて、1人で弾くより6人で楽しそうにバンドの中で弾いている姿が めちゃくちゃみたくなってしまった。ソロコンサートなんて贅沢なものをみながらも、やっぱりAぇ! groupの正門良規さんが好きなので、だって6人よりも先に1人の方を先に聞いてしまった、ので…。当たり前だけれど、全曲通して落ちサビパートを正門くんがほぼ全部歌うコンサート、物凄いな。夢?


「直接会えるライブができる幸せ」奇跡ともいっていたかな「会いたいと思ってくれたことが嬉しい」「丁寧に積み重ねていきたい」「距離はあるかもしれませんが1対1」「その拍手で救われてます」「幸せです」


(直接会えるライブ、が大事だと何度も伝えてくれる度に、この遠い距離がもどかしくもあり、ご時世を恨んだり、どうしたって会えない人たちのことを想ったり、した。直接会えない人もいる。当たり前なんだけど、たまたま幸運だっただけだ、本当に。)


毎回毎回 挨拶が、誠実で。その正しさが恐ろしい時もあるけれど、そのまっすぐさが愛される理由でもあるし、大好きな所。


「本当に みなさんのことが大好きです 大好き以上の言葉があればいいんですけど」3/6


止まらない想い

『君に降る悲しみや痛みを 受け止めて守る事が出来たら』から始まる。大きな星空の中で、白く輝いてそんな風に歌ってくれる。
『こんな風に語り合える』で、多分毎回 胸に手を当てて青く光る客席を見回す。ここに続く歌詞が『それだけでいいこと 思い出させてくれた』なのも、何度だって幸せで苦しくなる。本当の想いではなくても、本人がみせたいものを、しっかり見れている事実だけは揺るがなくて。紛れもなく幸せだと思う。

止まらない想いが終わって 最後の最後、見えなくなってから『大好きやで』で締める。相思相愛なソロコンサート。


長い松竹座の歴史の中でソロコンサート史上最多43公演を、この時代に、歩みを止めずに無事千穐楽まで完走してくれた。なんというか、それだけで、もう感謝しきれない程の幸せをくれている。


中止や延期だとかが当たり前の時代に、当たり前じゃない事をしていて、当たり前じゃないと知っていてくれてて、それを周りの人のおかげと笑顔で言う。奇跡だと言ってくれる。偶然でも奇跡でもなくてあなたが引き寄せて掴んだものだとわたしは信じて疑ってません。


一概のオタクでは想像もつかないほど、途方もなく気を使う日々を稽古から過ごしているのにつらそうな顔をひとつもみなかった。疲れた顔は探したらあるかもしれないが、少なくとも別現場の映像でも。弱音よりも、楽しそうな、わらった顔しか思い出せない。つよいひとだなとほんとうにおもう。そこに救われている。

拍手 アンコール Firebird 正門くんの『常識そんなもん通じないぜここじゃ』のがなり声 こぶし 歌声出の正門担なので、フルコーラス、正門くんの歌声で聞けたことが本当に嬉しかった
『熱くしてやるよ』も、おふざけなしでやり切るところが好き、リスペクトを最後まで感じる。敬意というか。


幕が締まった瞬間に大きく手を振って飛び跳ねる姿まで、愛おしかった。

公演時間約1時間30分 どの瞬間を切り取ってもアイドル 正門良規 だったソロコンサート。





本当の(まあ、本当って何?とはなるけど)正門良規さんの事は 何ひとつとしてわかりやしないけど、少なくともアイドルとして出会った正門良規さんの事が、さらに大好きになれた 春。こんな好きな人に出会う季節二度とない。…とは、言い切れはしないんだけれど、終日もう君に夢中ではあります。

青の冬のコートを着て日帰りした日から、桜が綻んだ日まで。本当に、お疲れ様でした。三月 春松竹座の0番のあなたへ。