安田さんの優しさを知らない世界がよかった

オタクが何か長文を書くときははてなというのが定石ではあるけれどわざわざそこまでしてする話ではなかったので昔のnoteを引っ張り出して書いています。



安田章大さんに対する漠然としたイメージは「宇宙人」

偏差値が一定数超えると会話が成立しないというのをなんとなくこの人に当てはめていた。天才なんだなあ、とただこう、あまり関心もなく見ていた。別の惑星から来た人だから、言葉が理解できないんだとわたしには。そんな異星人。うちゅうじん。

勿論好き。関ジャニ∞が好きだから。当然のように格好いいから。表情の作り方が上手。歌も上手。錦戸さんと並んでいる時なんてたまらなくエモくて関ジャニズムのBlu-ray、アイスクリームばかり見てしまってなぜだか泣けてしまった。村上君との関係性もすき。すばるくんとのそれは、私にはちょっと荷が大きすぎて(ド新規のわたしでも察してしまう程度に)声を大にすきとは言えないけれど。それぞれの関係性も、うん。それを築ける素敵な人だと。それぐらいには好きな人。

ただ、なんとなく怖いと思っていた。漠然と恐怖を覚えていたし担当には絶対にならなそうな、人。なぜか私は、見ていると、コンプレックスを刺激してくる感じがして。卑屈な自分が恥ずかしく感じられる、こう、陽の人で。なんとなく離れたところで応援していた。


4月の事と、病気の事があった。わかった。

安田さんは自分の口で、文章で、自分の状態を、病名、考えをあれから伝え続けている。応援してくれてる人のために。ために?なの?わかんないんだけど。ライブでの発言も、行動も、何もかも、信じられない。優しい、以外の語彙力を持ち合わせてないので、これしか言えない。

こんな優しい人間が存在している事があまりにも衝撃的だった。本当に意味が分からなくてそんな自分にも嫌になるんだけれど、こんなに優しい人がいていいのかとおもう。

そして、それを理解するためにはこんな風にならなければいけない事が一番腹立たしかった。

6人になって、病気があって、でもきっと4月に倒れたりしなかったら6人として前を向いている姿を見せるだけで病気の話はしなかったんじゃないかと思ってしまうし、きっと、多分そうなんだろう。

そしたらわたしはずっと安田さんをかっこよくてかわいい、宇宙人のまま、好きでいたんだと思う。それが、よくわからない感情なんだけど涙が出る。しんどい。なんで?

安田さんのやさしさを知らないまま生きていたかった。

安田さんが健やかであって欲しかった。

今更、今になって知りたくなかった気もするし、知れてよかったのかはもうわからないけれど。前を向いて、真っ白なあなたを、あの数分のために動く安田さんをみてもどうしたって泣けてしまう。何の涙かもわからないのに。