穴場? いやいや神香盤 10頭横浜ロック座

 ラインナップを見た瞬間に興奮したのをおぼえている。これは神香盤。やべえやべえと横浜出張の帰り道、思わず横浜ロック座に寄っていた。

1景は西園寺瞳さん。ひとことで言えば「神聖」。薔薇の花がモチーフで出てくるが、その花弁を用いたベッドショーがすごい。花弁とエロの連想は容易だが、そういう俗っぽいエロには陥らない、静かで神聖な感じ。あと西園寺さんはとにかく身体がスレンダーでうつくしい。膝まわりにできる筋なんてしっかり踊ってないとできないハズ。踊ることによって絞りこまれた身体が魅力的だった。

2景は安田志穂さん。ひとことで言えば「憑依」のひと。前に観たのはまさかのサザエさん。ごく個人的な感想で言うなら、「ロック座系の中でいちばんTS系っぽい感性の持ち主」。今回は猫の演目だったのだが、この人は猫を演じていない。この人は猫だ。猫が降りてきている。あと安田さんってどんなコミカルな演目にも必ず悲劇を入れてくるように思う。気になる存在。

3景は雨宮伊織さん。ひとことで言えば「ドープ」。板付きで始まったのだが、明転時にすでに心を撃ち抜かれている。そのお衣装!絶対似合うやつですよね!現に似合ってる!似合いまくってる!最高だ!最高だ……!「こんな雰囲気だったら合うだろうな。でもってこんな衣装だったら似合うだろうな」って想像をはるかに上回る具現化を見せられ、アガりました。あと雨宮さんのプロフィールの「苦手なもの/甘いもの・甘い酒」ってなんかカッコよくないですか。ついていきたい姐さんって感じです。まさしくイルでドープな魅力。

4景は藤川菜緒さん。メンバー中唯一の初見の踊り子さんでした。が……ダンス上手い!ってか静止が上手い!静止が上手い=ダンスが上手いってことなんだなあと彼女の踊りを観ていて気づかされる。初乗りは8月だったそうだが、そのダンスの技量でストリップというものに既に慣れ始めているのが感じられた。これからもコンスタントにお盆に乗り続けて欲しいです。

トリは赤西涼さん。周年作が好きで好きで何度か追いかけて観に行ったのだが、今回は新作だったっぽい。和装の振り付けのきれいさと、脱いだあとでやっぱり出てくる「これぞ赤西さん」っていうポージング。どちらも味わえてよかった。赤西さんは音楽の使い方も絶妙で、前の曲のアウトロに次のギターリフがかぶさってきたり(記憶で語っているので間違っているかも)する曲編集が上手いなと感じたり、そのギターリフの中でベッドショーをするときが特に印象的だった。

そして全員笑顔にして帰らせる赤西さんのオープンショー。最高。

そんなわけで10頭の横浜ロック座は神香盤。できればもう一回行きたいけど……。


※話を面白くしようとするあまり盛ってしまった表現があります。ストリップは法律を遵守する風俗です

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